夫婦別姓は「反日」!? 夫婦別姓についての考え方 選択制だけでは不十分ということ
- 2020/12/06
- 02:03

夫婦別姓について国民の理解が深まったということで、選択制の是非が政治日程の上っています。 しかし、やっぱりというか、自民党のゴリゴリの右翼議員たちから反対の大合唱だったみたいです。「反対派「世論誘導だ」 夫婦別姓の表現案、自民内に異論」(2020年12月4日)「前少子化担当相の衛藤晟一・参院議員も会合後、記者団に「最初から(導入)ありきで議論を一気に進めてやろうという感じがする」と指摘した。 賛成の立...
性行為は違法 に対するコメントが女性を喜ばせたことがないの という珍論 離婚後の共同親権で女を縛り上げる
- 2020/11/24
- 13:09

性行為は違法? これは強制性行の罪の中での議論です。「セックスそれ自体が『違法』だとでも?」と揶揄する連中がいるが、女性にとって、自分の体内に他人の身体の一部を挿入されるという、最大強度の侵襲が、原則「違法」とされても、全くおかしくないと思う。男性が他人から肛門に何か突っ込まれるのが違法な暴力であることに異論はなかろう?— 弁護士 岸本 学 (@9jtCdbGf3lih8Fe) November 12, 2020 性行為が違法...
インターネットを通じて知り合うことの恐ろしさ ネットの向こうは虚像
- 2020/11/22
- 01:14

交際相手とどのように知り合った? 昔と違って今はインターネットを介して知り合うということが増えています。 しかし、そこにある落とし穴、職場や学校、サークルなどで知り合うのとは異なり、その氏素性は全くわからないというのがネットの向こう側にいる相手です。「京都24歳女性殺人、SNSで交流の東京の男逮捕 容疑を否認」(京都新聞2020年11月21日)「●●容疑者は「名前の知らない女性と京都であったことはあるが、殺...
妻の意に反して義母を無理矢理同居させる夫を考える
- 2020/11/17
- 23:27

弁護士ドットコムのこの事案ですが、果たして夫婦の話し合いが有効でしょうか。「義母の「押しかけ同居」で夫婦の危機 妻に隠れて「子ども部屋」を提供した夫が許せない!」(弁護士ドットコム) おそらく話し合いなんて無理でしょう。普通は事前に真摯な同意を得て行うのが当たり前なのに、それすらしない夫では協議によって解決する可能性はゼロです。 夫は何食わぬ顔をして義母を同居させています。一昔前なら長男が両親の...
面会交流の是非を一般論で語る家裁はレベルが低すぎる
- 2020/11/08
- 18:01

離婚した夫婦、あるいは離婚に向けて一方当事者が子を連れて出たあとの面会交流のあり方について紛争になることはよくあります。 家裁で面交流調停として争われます。監護親が非監護親に対する不信や恐怖などから面会交流実施に消極な場合も当然にあります。 面会交流は子の健全な成長のために必要なことだという命題は結構なんですが、家庭裁判所は、これだけで当事者に対して強権的に面会交流の実施を迫ってくるのだから、ひ...
配偶者からの暴力の防止、゙被害者の保護のために求められていること
- 2020/11/04
- 00:57

日弁連のDV防止に向けた法改正を求める意見書ですが、当然の内容です。今の現行法では要件が厳しすぎます。そのため逃げ隠れしなければならない母子の存在は本当に悲惨です。実際の暴力がなくても怯えて生活を余儀なくされている人たちもいます。 何故、このように怯えながらの生活を強いられなければならないのでしょうか。 DV防止のための抜本的な制度改革が求められています。「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保...
杉田水脈氏の問題発言「女性はいくらでもウソをつく」 唐突な従軍慰安婦問題の目的は別居時の子の「連れ去り」禁止の実現にある
- 2020/09/30
- 01:44

杉田水脈氏が問題発言を否定しています。 しかし、その弁明はほとんど説得力はなく、杉田氏ならではの発言内容であるが故に弁明は何の意味もなく、かえって杉田氏への批判が広がっています。 議員辞職を求める声が起きるのも当然のことでしょう。 どうしても潜在しがちな被害女性を救済するのかということが課題になっている中で「女性はいくらでもウソをつく」というのはいくら何でも問題で、杉田氏が弁明しているような嘘を...
杉田水脈議員の女性侮蔑発言と離婚に伴う子の「連れ去り」禁止 離婚後の共同親権の危険性を知ろう
- 2020/09/27
- 01:07

杉田水脈議員がまた問題発言をしています。しかし、本人は否定しているとか。「杉田水脈氏「女性はいくらでもウソ」と発言 本人は否定」(朝日新聞2020年9月26日)「杉田氏は同日開かれた、来年度予算の概算要求の説明を受ける党の内閣部会などの合同会議に出席。会議は非公開だったが出席者によると、性暴力被害者を支援するための相談事業に関連し、杉田氏は元慰安婦支援団体に触れたうえで、事業を民間団体に任せることを批...
DV被害者を萎縮させる「連れ去り」禁止 DV被害から母子を守ならければならない
- 2020/09/17
- 00:45

離婚を決意したとき、普通に話し合える関係でなければ別居を選択します。離婚を切り出したらどのような態度をとられるか予想もつかないような場合も同じです。 円満に話し合えると思って離婚を切り出したのにとんでもないことになったという場合もありますから、実際には明確な予測などつけづらいという性質があります。 この事件は、衝撃的でした。「女性を車で40メートルひきずる 男逮捕 別れ話のもつれで妻と娘が被害者宅...
札幌家裁が面会交流にあたって読ませる本
- 2020/09/09
- 08:47

札幌家裁の面会交流調停の中で、読むように言われる本です。『会えないパパに聞きたいこと』(新川てるえ著) 『パパはジョニーっていうんだ』(ボー・R. ホルムベルイ著) すべてが「理想」によって描かれているためにいずれも離婚という紛争が存在していないかのようなお話です。 単身赴任で長期に離れて暮らしていた「パパ」が久しぶりに帰ってきたかのような印象さえ受けました。 子のすべてが両親い会いたがって...
欧州議会の対日決議 子の連れ去り禁止の要請から考える 出産することのリスク
- 2020/07/12
- 01:44

欧州議会が日本に対し、子の連れ去りを禁止するよう決議がなされました。「親の子供連れ去り禁止要請 欧州議会が対日決議」(共同通信2020年7月8日)「欧州連合(EU)欧州議会本会議は8日、EU加盟国の国籍者と日本人の結婚が破綻した場合などに、日本人の親が日本国内で子どもを一方的に連れ去り、別れた相手と面会させないことなどを禁止する措置を迅速に講じるよう日本政府に要請する決議案を採択した。」 これが欧州から日...
秋田女児殺人事件を題材に考える 離婚後の共同親権があれば子の虐待は防げるのか
- 2020/06/29
- 09:22

離婚後の共同親権があれば子への虐待は防げた これは離婚後の共同親権を推進する側の何の中身もない、世間を欺すためだけの悪質なキャッチフレーズです。 共同親権があったことによって防げる虐待事案は存在しません。「Q 昨今、離婚後の虐待事件が後を絶ちません。離婚後の共同親権が実現できればこのような虐待は防止できるのではありませんか。」 面会もできなくなり、児相も対応しなかったために子への虐待死が発生した...
「不貞相手の逆襲」 その通りだと思う
- 2020/06/21
- 12:32

配偶者が不貞行為を行ったとき、その配偶者ではなく、その不貞の相手に慰謝料を請求する、というのは裁判所が一定、この賠償請求を認容していることから、「不倫慰謝料」ということで、弁護士業界の中でビジネス化しています。 私は、この不貞の相手とされる人に請求するこの構図には以前より、疑問を感じていました。 誰が悪いって、その配偶者が一番、悪いんでしょうに。諸悪の根源はどう考えても、あなたの配偶者。 特に夫...
子の「連れ去りビジネス」、裁判官と人権派弁護士が癒着?? 天下り先が人権派弁護士事務所というびっくりな記事
- 2020/05/11
- 00:14

裁判官が、人権派弁護士に便宜を図った見返りに退官後に法律事務所で雇用される こんなことって本当にあるの?? と読んだ瞬間、びっくり仰天です。 原文はこちらです。「「実子誘拐ビジネス」の闇 人権派弁護士らのあくどい手口|牧野のぞみ」(月刊Hanadaプラス2020年5月6日) 裁判官は、後述するように「継続性の原則」に基づき、「実子誘拐」をした親に親権を与える判決を下すのが常である。そこで弁護士は、親権...
家庭での子のスマホ利用制限の違憲論は短絡的 子の観点が全く欠落してしまっている 子のゲーム漬けはネグレクトそのもの
- 2020/05/04
- 21:07

香川県で制定された条例では、子のスマホゲームは1日60分にしようというものです。 今なお、この香川県条例が話題になっています。 北海道新聞でも2020年4月29日付で、識者お二人の論考が掲載されていました。 川島隆太さん(東北大加齢医学研究所所長) 橋元良明さん(東京女子大現代教養学部教授) いずれの方もスマホゲームに依存している状況を是としていない点です。 その対局にあるのが、こちらです。要は家...
世界の趨勢と言われる離婚後の共同親権 しかし、みなDV被害の保護はまだまだ発展途上 離婚後の共同親権なんて絶対に無理
- 2020/03/30
- 01:15

世界の中で離婚後の共同親権がないのは、日本と北朝鮮だけ?? だから日本は遅れているとか、ハーグ条約違反だとか言っている人たちがいます。 離婚後も共同親権が継続するとなると、その元配偶者とも子が成人するまでは大きな干渉を受けることになりますが、少なくとも建前では、離婚後の共同親権導入論者たちもDV案件は別だと主張します。 しかし、こうした主張も詳細にみると、ほとんどDVそのものが存在していないかのような...
それでもDVじゃないというのか 夜中の2時、3時まで続く夫の説教
- 2020/02/25
- 01:24

朝日新聞の記事からです。「「勉強やれ」父が虐待したのは 40代両親と13歳息子、シンポで語る」(朝日新聞2020年2月24日) シンポジウムの中で、実際に子を教育と称して虐待した父親とその犠牲者である子が報告者になっているというものです。 その父親(夫)は、子を守ろうとする母親(妻)に対して夜中の2時、3時まで「説教」をするという事案でその父親が虐待加害者更生プログラムに通い、改善途上にあるということで...
神戸児相が深夜に訪れた小学生を追い返したのは問題だが、だから警察に委ねろというのは児相の役割の否定だ
- 2020/02/23
- 22:02

2020年2月10日未明、小学6年生の女の子が児相に保護を求めて来所しながら、宿直担当職員がさっさと警察に行けと言って、追い返してしまった事件は衝撃的でした。 これは指導の問題レベル以前のものかもしれません。これだけ児相の役割が報道され、問われている中で、確かに児相に背負わされた責務の重さも大変なものがあるかと思いますが(お金は出さないのに責任だけを押し付ける構図)、とはいえ、やっぱりこの事案で追い返し...
「連れ去り」を禁止しない日本は違憲・違法という主張の問題点 モラハラ被害を潜在化させてしまう
- 2020/02/16
- 09:39

このブログでは何度もテーマとして取り上げていますが、離婚を前提とした別居において、それまで監護していた親が子を連れて出ることの是非が、違憲・違法ということで国賠訴訟がまた起こされています。「子の連れ去り規制、「国は未整備」 当事者ら集団提訴へ」(朝日新聞2020年2月8日) ハーグ条約を批准した日本で、国内の「連れ去り」が禁止されていないのは二重基準だと主張、子育ては幸福追求権として憲法13条で保障され...
「DV冤罪」は印象操作 面会交流は当然に制限しなければならない
- 2019/12/09
- 00:43

DVと聞くと、真っ先に思い浮かべるのは暴力です。 暴力を振るっていないのに、妻からDV(暴力)だと言われ、その妻の偽証証言により傷害罪や暴行罪で逮捕されたり、有罪判決ということになればもちろん冤罪事件です。 ただ、こういった事件は聞いたことがありません。むしろDV事件なのに暴行、傷害などで立件されること自体、少ないのではないでしょうか。 DVによる立件は、裁判所からDV防止法による保護命令が出た後、その命...
離婚後に子の監護をしたいと言ったらモラハラ? モラハラ被害の女性を保護せよと言ったら女性をバカにしている?
- 2019/12/08
- 23:51

離婚により子の親権者はどちらかの親に指定され、その(単独)親権者が子の監護を行います。親権者ではない親が子との関わりは定期的な面会交流によって行います。 面会交流方法は両当事者が自由に決めることはできますが、合意ができなければ裁判所が決めます。いずれにせよルールに基づいて行われます。 監護親や子の生活もありますから、始終、面会できるわけでもないし、週1回あるいは1ヶ月に1回など限定されることは仕...
離婚後の共同親権の導入検討は危険な動き 子の福祉も害されかねない 離婚後の理想のために共同親権を押し付けるのは本末転倒
- 2019/10/02
- 12:09

法務省が離婚後の共同親権の導入の検討を始めると発表しました。「離婚後の「共同親権」導入の是非を検討へ 法務省」(NHK2019年9月27日)「河井法務大臣は記者会見で、「共同親権については、家族法の専門家や関係者、当事者からさまざまな意見があることは承知している。社会全体のいろいろな立場からぜひ丁寧に議論してほしい」と述べました。」 非常に危険な動きです。海外では離婚後の共同親権が当たり前だからという主張...
『子どもの脳を傷つける親たち』(友田明美著)
- 2019/09/18
- 08:56

親の暴力や暴言が子どもにどのような影響を与えているのか、その答えがこれです。『子どもの脳を傷つける親たち』(友田明美著) 子どもたちに対する直接的な暴力がなくても、一方の親が他方の親に対して暴力を振るう、というだけでなく暴言を吐くということも子どもたちに対する虐待であり、脳の成長を大きく阻害しているという事実。 特に衝撃的だったのは、暴力よりも暴言の方が阻害が大きくなっていたという実験結果で...
離婚後の親権は「連れ去り勝ち」というデマ 裁判所はそんなに甘くはない
- 2019/09/02
- 10:10

産経新聞のこの記事を読んで、またかと思いました。「【子と親の離別~揺らぐ親権制度】(上)まかり通る「連れ去り勝ち」 離婚後の単独親権、相次ぐトラブル」(産経新聞2019年8月31日)「近年、夫婦の一方が相手に黙って子供と家を出る「連れ去り」が頻発している。離婚や親権の問題に詳しい上野晃弁護士によれば、離婚時の親権争いで、家庭裁判所は育成環境が一変するのは子供に不利益になるとの考えから、同居している親を...
児童相談所を警察の下請けにでもしようというのか、NPO法人「シンクキッズ」(代表後藤啓二弁護士)に問う
- 2019/07/01
- 11:39

札幌市で起きた2歳児に対する虐待死は悲惨でした。児童相談所が何度も救出の機会がありながら、これを怠慢によって救出することなく、結果として見殺しにしてしまいました。最悪の結末です。 この問題では北海道警察にも通報があり、現場に臨場しています。その際、道警からは児相にも通報され、同行を求めたが、児相側が拒否したという構図です。 この事件ではどう考えても、児相側に100%の問題があります。 ここでまた出て...
夫婦別姓に反対する勢力 父権復活を企む離婚後の共同親権に警戒せよ 勘違いする男が量産されてしまう
- 2019/03/29
- 09:05

先般、東京地裁では、夫婦別姓を求める訴えを棄却しました。「サイボウズ青野社長「棄却は最高裁まで来いというメッセージ」 夫婦別姓訴訟、控訴へ」(弁護士ドットコム) この問題は最高裁で違憲とする判決が出るまでは決着しませんが、地裁であろうと「上」ばかりをみないで自ら積極的に違憲判断をすべきでした。 それはともかく、未だに日本は選択制も認めない後進国です。「...
親権は親の権利だ! という人たち 離婚後の共同親権の危うさを示す反面教師
- 2019/03/17
- 00:29

『子どもの連れ去り問題 日本の司法が親子を引き裂く』(コリンP・A・ジョーンズ著)を読みました。 米国の法律家ですが、これを読んで、改めて離婚後の共同親権なんてとんでもない、反面教師として実感させてくれる著作です。こんなことを叫ぶ人だったら、子に会わせてもらえなかったことの意味も含まれているんだろうね、というのが正直な感想です。 親子の権利と言いながら、実はあからさまに自分の「権利」の主張でし...
離婚がセーフティーネットにならなくなる時代を危惧する 面会強要と離婚後の共同親権
- 2019/03/07
- 00:37

子をある日突然、妻に連れ去れた このような主張が別居、離婚を辿った元夫(の方が多い)から主張されることがあります。 離婚するときは多くは別居から始まります。双方に離婚の意思が固まっていれば別居もなく、ある意味では「円満」に離婚することも可能でしょう。 しかし、特に調停や裁判などの手続きを行わなければならないような案件では、別居から始まることが一般的です。 ある日、突然、帰宅したら妻も子もいなかっ...
最高裁 離婚後の共同親権が憲法違反であるという上告に門前払い
- 2019/03/01
- 23:16

離婚後の子の親権について単独親権を規定する現行民法は法の下の平等に違反し、違憲なのか、このような理由での上告に対し、最高裁は、上告理由にはあたらいと判断しました。「「単独親権」憲法判断示さず 最高裁、夫側の上告棄却決定」(毎日新聞2019年2月28日)「妻と子の親権を争う夫が「一方の親から子の親権を奪うのは法の下の平等を定めた憲法14条に違反する」と訴えた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判...
離婚後の単独親権制維持 親の子に対する懲戒制度の見直しは当然だ
- 2019/02/15
- 09:47

小4女児が虐待によって死亡した事件もそうですが、みな一様に「しつけ」だったと弁明します。 だからこそ、子に対する体罰も禁止することこそ求められているのです。 「昔は~」ということではダメで、発想そのものを展開しなければなりません。体罰によっては教育はできない、これだけです。 安倍氏がこうした制度の見直しを述べています。どこまで踏み込むかはわかりませんが、非常に画期的です。「首相、親の「懲戒権」見...
家庭内であろうと子に対する体罰を明文をもって禁止すべきとき 体罰必要論を克服していこう
- 2019/02/09
- 00:56

小4女児の虐待死は、大きな衝撃を私たちに与えました。児相や教育委員会、学校のやる気のなさから子どものSOSを受け止めることなく、死亡という最悪の結末を迎えました。 この間、明らかになったことは、あまりに異様な虐待方法です。「小4女児死亡、父が「眠らせず」母供述、事件2日前から」(共同通信2019年2月7日)「千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件で、母▲▲容...
DV元夫の更生と子との面会 被害者がDV元夫と関わりたくないのはあまりに当然のこと
- 2019/01/29
- 00:41

DV自体は暴力行為であり犯罪でもあります。 人は過ちを犯す… さて、DV元夫が更生できたら、どのように評価しますか。 先般、「やはり共同親権は非現実的 子の福祉の観点からも完全に切り離すことが求められている」をエントリーしました。 そうすると、暴力を振るったって人間は更生することができるだろ、何故、面会ができなくなるんだという意見には結構、驚きました。 人が犯罪を犯したり過ちを犯すことは間々あること...
やはり共同親権は非現実的 子の福祉の観点からも完全に切り離すことが求められている
- 2019/01/27
- 01:14

離婚後の親権は、一方の配偶者のみの単独親権になります。 多くは母親が引き続き、子を養育し、親権者となります。どちらを親権者とするかで争われ、協議離婚が成立しなかった場合、離婚訴訟手続きの中で親権者を裁判所が指定することになりますが、この場合も多くは母親が親権者として指定されることが多いのが実情です。 これはそれまでの監護者が主に担ってきた方が親権者として指定されるのですが、多くは母親が実際の養育...
離婚後の共同親権は弊害しかない 単独親権にこそ合理性がある 単独親権違憲訴訟にみる
- 2018/12/12
- 08:52

現在、離婚するには子がある場合には父か母か親権者を決めなければなりません。これが決まらないと離婚も成立しません。 ところで離婚後も共同親権を維持すべきだという主張が特に親権を失った父親側から主張されることがあります。 現在、離婚訴訟においても圧倒的に母親が親権者になることが多く、しかも離婚後の面会もなかなか実現しないこともあるからです。 単独親権とする現行法は違憲であると上告した事件が弁護士ドッ...
保護者による体罰の禁止 東京都が英断か
- 2018/11/26
- 01:06

東京都が保護者による体罰禁止を条例化する方針を固めたと報じられています。「保護者体罰禁止 明記へ 都の虐待防止条例案」(東京新聞2018年11月21日)「東京都目黒区の五歳女児虐待死事件を受け、都は保護者による体罰の禁止を明記した子供虐待防止条例を制定する方針を固めた。都によると、児童虐待の防止を盛り込んだ条例は千葉、埼玉など九府県で施行されているが、体罰禁止を明記しておらず、成立すれば都道府県で初めて...
待機児童はいないという杉田水脈氏の珍論 萩生田氏のママがいい ならば育休に対応する期間の所得保障を実現してください
- 2018/06/11
- 09:36

杉田水脈氏のツイートを見て、すごいことを言うなと思いました。待機児童、待機児童っていうけど世の中に「待機児童」なんて一人もいない。子どもはみんなお母さんといたいもの。保育所なんか待ってない。待機してるのは預けたい親でしょ。 すごい屁理屈です。子がお母さんと一緒にいたいということはその通りだとしても、だから待機児童がいないという屁理屈を言ってしまうのは、母親(妻)は家にいろという発想があるからなの...
5歳の女児の虐待死 社会が放置してきたことのつけを幼児、児童が負わされる 親権制限よりも前に児相の立場を明確にすること
- 2018/06/08
- 08:44

5歳の女の子が実の母親とのその交際相手に虐待され、その結果、死亡するという痛ましい事件がありました。 何故、この痛ましい事件が防げなかったのか、誰もが真剣に考えなければならない問題です。 この虐待した当事者が刑罰を受けるのは当然ですが(虐待したということを前提にしたものであり、無罪推定の場面とは異なることを予めお断りしておきます)、日本の裁判所も法体系も何故か、幼児・児童虐待には非常に甘いのです...
犯罪被害者であるのに加害者に面会を強要される場面とは? 子の面会交流の場面です 裁判所は考え方を改めるべき
- 2018/05/08
- 13:29

DVの被害を受けた妻が夫と離婚する、子は妻が当然に連れて出ることになりますが、元夫には居場所も教えたくないというのが当然の心理です。「DV元夫に何故、子に面会させなければならないのか、問題が起きたら誰が責任を負う?」 私のこのブログに対して、寄せられたコメントでとても示唆に富むご意見を頂きました。ありがとうございました。 今般、犯罪被害者の保護が言われている中で、何故、DVの被害の元妻が元夫に会...
妻にGPSをつけるように言う夫はそれだけで信頼関係破壊でありアウトだ
- 2018/05/04
- 10:37

弁護士ドットコムに興味を引く記事が掲載されていました。「「夫に24時間監視されています」GPSをつけられた妻、目的次第ではOKの場合も」 表題が「目的次第ではOK」というのですが、妻を24時間監視するためにGPSをつけることを強制することを正当化できることがあるんだろうかという疑問が湧きました。 記事を読んでみると、そういう場面設定ではなく、不貞の証拠をつかむためにおっそりとGPSをつけた場合を想定しているよう...