北海道に対する訴訟 裁判報告 自己判断で授業を受けないなどと児童らを最大限に侮辱する道教委(倉本博史教育長)
- 2023/05/18
- 22:07

本日、北海道(北海道教育委員会、札幌聾学校)に対する訴訟の弁論準備期日がありました。 この期日に合わせて、それぞれが考えるところのろう学校における日本手話の技能程度(基準)について主張することになっていました。 ところが北海道側から主張された内容が酷すぎました。 日本手話での授業を提供する義務がない、要は北海道側の主張の骨子はここだけです。当然のことながら基準など全く示されていません。 それ以外...
札幌弁護士会に対し、ろう児が日本手話で授業を受ける権利を北海道教育委員会から侵害されていることについて人権救済の申立を行いました
- 2023/03/20
- 01:17

2名の児童が原告として北海道(北海道教育委員会、北海道札幌聾学校)を相手に訴訟を提起しています。 合わせて札幌弁護士会に人権救済の申立を行っていましたが、3月17日、さらに1名の児童が人権救済申立を行いました。 本申立は、個々の児童が日本手話による授業が受けられていないという問題以上に北海道教育委員会、北海道札幌聾学校が日本手話教育を意図的になくしてしまおうとしていることを問題にしています。 現...
北海道(北海道教育委員会、札幌聾学校)に対する訴訟 裁判報告
- 2023/03/19
- 17:05

2023年3月17日、札幌地方裁判所で弁論準備手続が行われました。 1月に提訴した事件も昨年7月の事件に併合されました。 北海道側の主張が出てきましたが、その内容はほとんど空疎なものです。 担任の教員が日本手話ができるかどうかは関係がないと主張していたにも関わらず、今回は問題がないと主張してきましたが、具体的な主張はありません。 要は、自分でできると述べているだけのものです。 裁判所からは、どの...
当別新聞「札幌の二つの「日本手話」訴訟を考える」より
- 2023/03/18
- 00:46

転載する承諾を頂きました。これまで手話を知らなかった方々からのこうした応援はとても心強く思います。 是非、ご一読ください。ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。 にほんブログ村人気ブログランキングへ...
本日、北海道(教育委員会(倉本博史教育長)、札幌聾学校)に対し、第二次提訴を行いました 子どもたちの声を聞くべきだ
- 2023/01/28
- 00:29

本日、北海道(教育委員会、札幌聾学校)に対し、小学6年生の児童を原告として第二次提訴を行いました。 非常に残念なことです。 北海道教育委員会、札幌聾学校に対しては、昨年7月にも小学3年生の児童を原告として提訴しました。 しかし、今に至るまで改善はありません。 小学6年生の児童までもが言葉(手話)が通じない授業を実施されていることは、道教委には改善する意思が全くないことを示しています。 本日の提訴...
ろう児による北海道(道教委、札幌聾学校)に対する訴訟 裁判報告 道側は方針転換 積極的に問題がないことを主張するという…
- 2023/01/21
- 17:58

2023年1月20日、札幌地方裁判所で弁論準備手続が行われました。 原告側からは以下の主張をしました。 ①北海道札幌聾学校に二言語クラス(日本手話を基軸にした授業)が設置された経緯及び北海道札幌聾学校は、原告の入学にあたって日本手話を提供するということで募集を行っていること その結果、北海道札幌聾学校では日本手話での授業を提供するのは義務であること ②二言語(日本手話)クラスの授業ではあくまで日本...
北海道札幌聾学校での日本手話のあり方 鈴木直道知事はもっと踏み込むべきだった
- 2022/12/17
- 11:17

2022年12月15日の鈴木直道知事の記者会見の様子がユーチューブにアップされています。 記者から、北海道札幌聾学校について質問がされています。 これは訴訟というより、現在、北海道札幌聾学校で何が起きているのか、ろう児に対する授業はどうあるべきなのかという観点からの質問です。開始後51分45秒 記者の質問になる前のところまでは手話通訳がついているんですね。 さて、北海道札幌聾学校に対する訴訟に対する知事の回...
北海道札幌聾学校で起きていること
- 2022/12/05
- 23:18

先日、北海道(道教委、札幌聾学校)に対する訴訟の第1回口頭弁論期日が行われました。 これに合わせる形で、この原告である小学3年生の児童、お母さんを取材したHTBの報道です。 母語である日本手話で授業を受けたいという願いが全く届いていないというのが現状です。 これはすべて北海道教育委員会の主導で行われています。ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。 にほんブログ村人気ブログ...
ろう児による北海道(道教委、札幌聾学校)に対する訴訟 裁判報告 北海道教育委員会は日本手話の言語の独自性を否定
- 2022/12/04
- 15:51

2022年12月2日、札幌地方裁判所で第1回の期日が開かれました。 多くの方が傍聴に来てくれました。ありがとうございました。 さて、北海道側は答弁書を提出していましたが、この内容は要約すると次のとおりです。①児童に日本手話で授業を受けることは憲法上、保障された権利ではない。②日本手話と日本語対応手話は同じ手話であって区別しない。③二言語クラスは日本手話を基調としたものではなく、他のコミュニケーション手段も...
シンポジウム第二弾 「ろう児の学習権を考える」 和田義昭衆議院議員から考えるもの 道教委の姿勢が問われる
- 2022/10/27
- 00:09

前回、シンポジウム第二弾「ろう児の学習権を考える」の報告を掲載しましたが、今般、和田義明衆議院議員から動画メッセージの掲載の承諾によりアップされましたので、改めてご紹介します。「衆議院議員和田よしあき先生の応援メッセージ」 自民党所属の国会議員がここまでの内容のメッセージということに感服したと述べましたが、その内容はこれまでの和田議員の行動にあります。 北海道札幌聾学校で起きた問題には、日本手話...
シンポジウム第二弾 「ろう児の学習権を考える」開催されました
- 2022/10/26
- 00:04

10月15日「ろう児の学習権を考える」シンポジウム第二弾が開催されました。 報告内容はこちらをご覧ください。佐野愛子先生の報告です。「シンポジウム第二弾 「ろう児の学習権を考える」開催しました!」 児童の側に寄り添ったメッセージを頂きました。ありがとうございました。 和田よしあき衆議院議員(自民党)ビデオメッセージ、 笠井龍司道議会議(自民党)メッセージ 松山たけふみ道議会議員(民主)メ...
ろう児の学習権を考える(シンポジウム)
- 2022/09/14
- 00:41
北海道教育委員会(倉本博史教育長)が原告の授業のあり方の協議を拒否したことについて強く抗議する 児童の人生よりも自分たちの保身を優先
- 2022/08/10
- 10:05

先般、北海道教育委員会及び北海道札幌聾学校に対し、再度、協議の申入をしました。「協議を拒否した北海道教育委員会(倉本博史教育長)に抗議する。再度、協議を申し入れました。」 当方としては先の回答が賠償請求を求めているからということで賠償額の協議の件かと「誤解」したのかもしれないということから再度、申し入れたものです。 しかし、昨日、道教委から同じ内容での拒否回答がありました。 児童の授業のあり方に...
協議を拒否した北海道教育委員会(倉本博史教育長)に抗議する。再度、協議を申し入れました。
- 2022/08/06
- 15:34

先日、道教委、札聾に対し、協議を申し入れました。「北海道教育委員会、北海道札幌聾学校に対し協議を申し入れました」 本日、拒否回答が来ました(倉本博史教育長)。 訴訟中の案件だから訴訟外では協議はできないというものです。 児童が授業を受けられないという状態をどのように考えているのでしょうか。 先日、提訴した際には、道教委は「適切な対応」をすると答えています。 この間、何故、提訴に至ったのかは、こち...
北海道札幌聾学校の児童が提訴した件 Q&A
- 2022/08/04
- 23:45

この間、北海道札幌聾学校の児童が提訴した件について色々な疑問、質問、批判などを見聞きしました。 それについて全てではありませんが、お答えします。 疑問点などがあればお寄せください。Q 何故、いきなり提訴したのですか。提訴前にできることはなかったのですか。A いきなり提訴したわけではありません。 4月以降、日本手話での授業のあり方について協議してきました。一度は、担任ではなく日本手話ができる補助教員...
ろう児の心を敢えて傷つける大人たちにあるのは日本手話に対する敵視 手話言語条例を読もう
- 2022/08/03
- 11:39

先般、小学3年生の児童(原告)が母語である日本手話での授業が受けられないことについて訴訟提起をしました。 やむにやまれぬ対応です。 これに対し、ネット界では、心ないツイート(コメント)によってこの原告の心を傷つけているばかりか同じ境遇に置かれた子たち、あるいはその他大勢の子どもたちを傷つけるツイート(コメント)がされています。 その根底には日本手話に対する敵視があります。 その代表格は、日本語社...
北海道教育委員会、北海道札幌聾学校に対し協議を申し入れました
- 2022/08/02
- 09:26

先日、北海道(実質は北海道教育委員会及び北海道札幌聾学校)に対し、小学3年生の児童が母語である日本手話で授業が受けられないことについて、学習権を侵害したとして損害賠償請求訴訟を提起しました。 それに対する道教委側の対応はマスコミ報道では「訴状は見ていないが適切に対応する」ということでした。 そのため先日、訴状を参考に付け、協議の申し入れを行いました(8月1日午前に送達済み)。 この問題では道教委が...
北海道(北海道教育委員会及び北海道札幌聾学校)提訴に対する侮辱コメントについて
- 2022/07/28
- 11:45

「本日、北海道(北海道教育委員会、北海道札幌聾学校)に対し、訴訟提起しました。」 本訴訟に対する誤解もあるようです。 以下のコメントですが事実に基づかない、ある意味では悪意をもったコメントが「元ろう学校教員」を名乗って出されましたが、これはあからさまな当事者に対する侮辱です。そのため当方において説明をしておきます。https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16589273433356.ddff.09664元ろう学校の教員...
北海道札幌聾学校に対する提訴 今後について
- 2022/07/28
- 08:35

先日、北海道札幌聾学校において日本手話が堪能でない教員が担任とされたために聴覚障がいを持つ小学3年生の児童が授業を受けられないことについて、北海道を相手に提訴しました。「本日、北海道(北海道教育委員会、北海道札幌聾学校)に対し、訴訟提起しました。」 マスコミでもいくつか報じられています。「“教育受ける権利侵害” ろう学校の児童が道を提訴」(NHK2022年7月27日)「「日本手話」で授業受けられず 道立札幌聾...
本日、北海道(北海道教育委員会、北海道札幌聾学校)に対し、訴訟提起しました。
- 2022/07/27
- 19:34

北海道札幌聾学校では聴覚障害のある子に対し、日本手話で授業を行う公立の学校です。 しかし、この間、ベテランの教員が相次いで定年退職し、日本手話が堪能な教員は少なくなりました。 そのしわ寄せが生徒たちに行っています。 この間、北海道札幌聾学校側と何度か協議も行いました。 しかし、日本手話ができる教員が担当しなかったクラスでは児童がまともな授業が受けられない状況が続いています。 これは憲法上、3つの...
緊急シンポジウム「日本手話の魅力と重要性」
- 2022/05/12
- 00:27

是非、ご参加ください。緊急シンポジウム「日本手話の魅力と重要性」Zoomでの開催です(参加無料・定員200名)お申し込みはhttps://forms.gle/edp1VPp3Xn1mxhbk7ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。にほんブログ村...
北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を! 署名用紙も出来ました ご協力をお願いいたします
- 2022/04/03
- 19:55

北海道札幌聾学校での日本手話による授業が危機的な状況となっています。「北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!」 このほど署名用紙も出来上がりました。 署名用紙(PDF)【請願項目】1 日本手話で授業ができる教員を札幌聾学校に配置してください。2 北海道の聾学校におけるバイリンガルろう教育の灯を消さないために、こうした教育の実践に携わってきた定年後のバイリンガルろう教育の経験豊かな教員を積極的...
北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!(ホームページ)
- 2022/03/27
- 00:58

「北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!」のホームページが開設されました。 是非、ご覧下さい。 2022年3月25日、北海道教育委員会に対し、保護者から連名で北海道札幌聾学校の二言語クラスでの日本手話による教育を保障するための協議の申し入れがなされました。北海道新聞2022年3月26日付朝刊「「日本手話」指導教員の育成訴え 札幌ろう学校保護者ら」 同社のホームページには掲載されていませんでした。 道教委の担...
北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を! 北海道が既存の方針を無視して日本手話で学ぶ児童・生徒の学習権が危ない
- 2022/03/26
- 00:43

北海道札幌聾学校は、聴覚障害を持った児童・生徒が通う学校です。 北海道札幌聾学校は、公立でははじめての取組として日本手話クラス(二言語クラスといいます)を設けています。 乳幼児から日本手話を言語として取得した子にとっては、日本語は外国語です。文法そのものから翻訳をしなければ意味を理解することができない、そういう性質のものであって、日本手話で授業を受けられることはとても大事なことなのです。 北海道...
日本手話の重要性 日本手話を母語とする聴覚障害をもった子が授業を受けるのは日本手話であるべきだ
- 2022/03/19
- 01:22

日本手話と日本語対応手話 この違いがわかりますか。 私は、まだ若い頃、手話というものは聴覚障害を持った人たちが使う発信手段の1つという理解しかありませんでした。 私が司法試験受験時代から司法修習生だった頃に掛けての時期でしたが、聴覚障害者を主人公にしたドラマなどが結構、あったように思います。聴覚障害に限らず、その他の障害、難病を患った人たちをテーマにしたもの、などもありました。 一種のブームのよ...