石井逸郎氏の無責任な法科大学院制度擁護を批判する その2 法曹養成制度と医師養成制度は全く異なる 頭の思考回路が「法科大学院」
- 2023/04/29
- 23:26

石井逸郎氏(弁護士)がまた無責任な法科大学院論をツイートしています。昨夜、弁護士会の会派の勉強会で、若手たちと語り合ったが、日弁連ひまわりも、組織内弁護士も、後継者不足に陥っている。地方で入会者ゼロのとこもあるらしい。司法試験の合格者数を減らしすぎたのが原因だ、と。その意味でも、年間2000くらいに司法試験合格者数は戻すべきだろう。— It's law 1969🌻🇺🇦 (@xmg_on) April 28, 2023 多くの弁護士...
石井逸郎氏の無責任な法科大学院制度擁護を批判する 旧司法試験のやり方こそ法曹として重要だったと実感する
- 2023/04/17
- 19:56

法科大学院制度は明らかな失敗です。これは司法試験合格者数を大増員するため、受験資格を絞った上で司法試験の質を確保しようとしたものですが、いかんせん法曹志願者が激減してしまったので全く機能しなくなってしまいました。 いつもながらの石井逸郎氏(弁護士)の無責任な法科大学院制度擁護論です。民法の契約法の議論、例えば「契約締結上の過失」の論点なども、実際の「契約」のプロセスなどを実務で体感しないと理解で...
法科大学院を卒業してる方がしっかり勉強してる分、賢いに決まってる? 法科大学院制度についての勘違いが甚だしい
- 2023/02/16
- 00:25

このツイートは誰もが疑問に思ったでしょうね。ほんこれ。司法試験で、予備試験組の方が法科大学院組より賢いとか言ってる連中の思考も同じ。そういう試験至上主義が日本を停滞させた。法科大学院を卒業してる方がしっかり勉強してる分、賢いに決まってるじゃないか。試験なんて所詮、「たまたま」なんだから。 https://t.co/6IWcpRbLq6— It's law 1969🌻🇺🇦 (@xmg_on) February 14, 2023 参照「【悲報】予備試験合格者...
司法試験予備試験のあり方について 公明新聞の主張について
- 2022/12/11
- 00:23

現在、司法試験を受験するためには、法科大学院課程を修了しているか、司法試験予備試験に合格している必要があります。 従来からの傾向ですが、司法試験合格者の中での予備試験合格者の割合は高くなっています。 2022(令和4)年度の結果 合格者数 472人 そのうち法科大学院生 124人 大学生 196人 計320人 この状況について公明新聞が主張でこの予備試験制度について見直しを要求していま...
法科大学院制度の限界を知るべき 司法試験合格者数を増加させたつけ 法科大学院制度の失敗を認めよ
- 2022/09/07
- 11:35

今年の司法試験合格者数は1403人でした。 1400人を切らないようにしたのでしょう。一説には法科大学院修了者による合格者数を1000人を切らないようにするためというものもありました。 いずれにしても合格者数増は法科大学院制度のためにあるもので、そこには選抜試験としての機能の劣化は否定できません。 合格者数の確保を優先しているからです。「司法試験合格者 過去最少の1400人余 3年連続で政府目標下回る...
法科大学院を信奉してしまうとすべてが素晴らしいものになってしまうのか 米国弁護士像は全く参考になりません
- 2022/03/19
- 23:17

米国の一般的な発想でしょうか。キリスト教的発想でしょうか。 大金持ちが多額の寄付をしたり慈善事業をしたりなどです。 このツイートですが、私は何が言いたいんだかよくわかりません。 法科大学院信者の第一人者です。僕がロサンゼルスの法律事務所でお世話になったその事務所のロサンゼルス支店長、学部ハーバードで日本語もある程度使えて、ほんま何でもできるスーパーエリートだったし、すごい豪邸に住んでたのに、ある...
司法試験 能力担保に合格率は関係ないという主張 医学部を例に出すお粗末さ
- 2022/03/19
- 01:56

司法試験の合格者数は1500人を割り込んだ状態が続いていますが、それでもとにかく1500人は維持したという願望は司法試験委員会からは伝わってきます。 合格率は年々上がる一方。それは受験者数が減少しているにも関わらず一定数は合格させる以上、そうならざるを得ません。 そこで危惧されているのが合格水準を下げてでも合格者数を確保しているのではないかということ。一艇の競争倍率があってこそ選抜機能は発揮されるわけで...
司法試験の現状を憂う 法科大学院制度のための合格者数
- 2021/09/16
- 09:21

今年の司法試験合格者が発表になり、昨年度より29人減少した1421人となりました。 報道では2年連続1500人割れというように報じられていますが、それは政府目標が1500人とされているからです。 これは、政府の法曹養成制度改革推進会議が2015年6月30日に司法試験の合格者数について1500人を目標としたからなのですが、この目標はあくまで目指すという意味合いです。 しかし、現状は合格者数は当時でも2014年度で1810人であり、...
もはや再生の道なし 法科大学院未修者コース
- 2020/11/01
- 01:00

法科大学院制度そのものが入学志願者数の激減によって立ち行かなくなっていますが、特に未修コースは既に終焉を迎えていると言わざるを得ません。 その場しのぎの制度変更によって付け焼き刃的な対策を行うのですが、悪循環に拍車を掛けています。 第99回法科大学院等特別委員会のやり取りです。「法科大学院等特別委員会(第99回)配布資料」 現時点では、議事録は公表されていませんでした。私は当日のユーチューブ配信は聞...
法科大学院未修コースはどこへ? 予備校化しか生き残れない様相
- 2020/07/25
- 14:26

法科大学院の未修コースは、本来の法科大学院の中核であったはずなのに、その低迷振りは、もはや誰もが制度設計の失敗を認めざるを得ない状態ではないでしょうか。法科大学院制度を推進している方々の勇ましい口ぶりはともかく、内心では失敗は認めているのではないでしょうか。 2020年7月7日に開催された文科省法科大学院等特別委員会を傍聴しました(ネット配信)。「法科大学院等特別委員会(第97回)配布資料」 志願者数に...
法科大学院制度をどのように位置付けるのか。単純な廃止論はすでに意義を失った
- 2020/01/23
- 08:53

昨日(2020年1月22日)ですが、愛知県弁護士会所属の弁護士より「法科大学院と弁護士過剰の連動性の議論の欠如と欺瞞」というFAXが流れてきました。 これまでもこのテーマでは法律新聞への投稿では常連のようでしたし、弁護士間のメーリングリストでもこのような原稿を投稿の常連でした。 常に非常に自己満足レベルの行動しかされない方なのですが、今回、FAXが流れてきたのは(もしかして日弁連全会員?)、びっくりというか...
司法試験合格者数の決め方がブラックボックスと化していく
- 2019/09/15
- 23:50

今年の司法試験合格者数は1502人と発表されました。 司法試験受験者数が減少の一途なので、1500人を合格させたために合格率は上がる一方です。 今年は30.5%でいよいよ30%越えです。 2018年 29.1% 2017年 25.8% 2016年 22.9% これは2015年に設定した政府目標とする1500人を確保させた数字です。政府目標とされた数字が1500人なのですが、それまでは2001年に提言された3000人としていたものを下方修正したも...
国民民主党が司法試験受験資格から法科大学院課程修了要件を外す対案を示す
- 2019/04/25
- 09:05
現在、法曹コースと司法試験試験受験を法科大学院在学中にも認めるという改正案が文科省を中心にまとめられ、国会で審議中です。 これに対し、国民民主党が司法試験受験資格から法科大学院課程修了要件を外す対案を法案として提出しました。「「司法試験法等改正案」を衆院に提出 階・源馬両議員」(国民民主党)【抜粋】「提出後の記者会見で階議員は、「司法試験合格者は受験者の3分の1程度であり、以前と比べて受かりやすく...
困難な法科大学院制度再生への道 マスコミは相変わらずの無責任な主張を繰り返す
- 2019/03/30
- 18:09

法曹養成制度が曲がり角にきてから既に10年は立ちます。 志願者減少、法科大学院の募集停止や司法試験合格者数の低迷など、問題が顕在化してもなお、従来の路線を小手先の修正を加えつつやってきたのですが、ここに来て制度を大きく修正を加えることになりました。 法曹コースの創設とギャップタームの解消(司法試験受験資格の緩和、卒業見込みでの受験を容認)です。 これによって1年の学部期間が削減され、卒業後の司法試...
法曹コースに受験資格要件の緩和 理念に逆行するという声は法科大学院制度の惨状を自覚していない
- 2019/02/23
- 01:41

先般、中教審法科大学院等特別委員会は法曹コースの導入を決め、本国会にも改正法案が提出されたようです。 もう1つの目玉が司法試験受験資格要件の緩和で、修了見込みで受験できるとするものです(ギャップタームの解消)。 この法曹コースの導入にあたっては、よくわからないのですが、昨年5月より「法曹コース」の導入を決めながら、半年以上も制度が具体化せず、ようやく具体化するための法案が出たということのようです。...
司法試験受験者数が5000人を切る 末期的症状
- 2019/02/06
- 17:09

今年の司法試験受験者数の速報値が公表されています。http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00175.html 今年の受験者数は、4830人ですが、昨年で5811人ですから、981人もの減少です。 法曹需要があるという触れ込みで法科大学院制度まで創設してまで大増員したのですが、結果は想定していたものとはほど遠い法曹需要しかなかったため、あっという間に弁護士過剰になり、学生からは見向きもされなくなっ...
今般、法曹コース、受験資格緩和は従来の法科大学院制度の大転換 上位校以外は不要 志願者減は「法曹としての魅力」の問題ではない
- 2018/11/17
- 20:52

文科省は法曹志望者、とりわけ法科大学院の志願者の激減に危機感を募らせ、一部の優秀な学生を優遇する制度、法曹コースを創設するということでこの危機を乗り切ろうとしています。 司法試験受験資格要件も法科大学院課程修了を要件にしていたものを一部、緩和し、法科大学院在学中にも受験を認めるという方向で検討されていることも報じられています。 もっとも、その具体的な内容は全く明らかにされていません。 このような...
法科大学院改革 法曹コースで起死回生をはかる文科省 司法試験合格者数増員も視野を置く
- 2018/10/14
- 14:44

今年10月5日に開催された中教審法科大学院等特別委員会で法曹コースの創設が承認されました。 これまで学部4年、法科大学院2年とされていたものを学部を早期卒業もしくは飛び級により3年に短縮し、法科大学院既修コースに入学し、1年を短縮しようというものです。 今回の文科省の資料によりようやく骨格がはっきりしました。「法科大学院等特別委員会(第88回) 配付資料」 法曹コースそのものを創設する法科大学院、カリキ...
今年の司法試験結果 数ありきが鮮明になった これでは制度破綻を認めたようなもの
- 2018/09/13
- 01:08

今年の司法試験合格者数は、1525人となり、昨年に比べて18人の減少となりました。とはいえわずか18人ですから、ほとんど減員はありませんでした。 司法試験委員会においては、1500人以上の合格者を出すということが最初から決められてしまっているということが鮮明となりました。 受験者は減少しているにもかかわらず、合格者数だけは確保されているからです。 合格率 合格者数 平成30年度 ...
法学部を持たない横浜国立大学法科大学院の悲哀 未修者コースはここに終わる
- 2018/06/06
- 23:18

横浜国立大学法科大学院が募集停止を決めました。首都圏の国立大学では初の募集停止となり、神奈川県に法科大学院はなくなることになります。 これまで神奈川県には、関東学院大学、神奈川大学、桐蔭横浜大学にも法科大学院がありましたが、既に募集停止となっていました。 横浜国立大学法科大学院の入学者数は、次のような状態です。 平成30年度 定員 25名 志願者数 33名 受験者数 28名 合格...
法科大学院制度改革 法科大学院等特別委員会の議論に危機感なし 法曹コースは失敗する
- 2018/06/02
- 02:05

法科大学院の志願者、入学者が激減していることは周知の事実です。平成30年度は志願者が8,058人、実入学者数は1,621人にまで減少しました。 入学者数が減少の一途をたどっているにもかかわらず、政府には危機感がありません。 法曹養成制度改革推進会議は、2015年6月30日は、「法曹養成制度改革の更なる推進について」を決定しました。https://www.kantei.go.jp/jp/singi/hoso_kaikaku/ ここでは平成30年度までの期間を集...
北海道大学法科大学院 30人割れ
- 2018/04/20
- 10:54

今年度の北海道大学法科大学院の入学者数が30人割れとなっていました。「北大法科大学院 入学者、初の30人割れ 併願者、道外に流出か」(北海道新聞2018年4月20日) 入学者数は27人です。定員数を50人から40人に減らしていましたが、さらなる大幅な定員割れです。昨年の入学者数は41人です。 定員 入学者数 2017年 50人 41人 2018年 40人 27人 みな道外に流出している...
法科大学院制度が研究者養成を破綻させた 法曹の意味のない大量生産に駆り出された研究者たち
- 2018/01/11
- 00:40

やっぱりという事態です。法学部研究者養成が危機に陥っているという話です。「法学研究者がいなくなる?」(名大ウォッチ)「法学系では、法科大学院がそれにダメを押した形だ。理論と実務に通じた法律家の養成が理想だったが、実務志向が強くなり、法科大学院から研究者をめざす例は、皆無ではないが、ほとんどないのが実情だ。多くの大学で実務に長けた教員が求められるようになり、研究志向の強い教員は他大学への就職が難し...
「年収100万でファミレスバイト掛け持ち」はネガティブキャンペーン? 法科大学院制度を維持したければ問題点を直視せよ
- 2017/12/22
- 08:39

DIAMONDに新人弁護士の実態記事が掲載されています。「新人弁護士「年収100万でファミレスバイト掛け持ち」貧困の実態」(DIAMOND2017年12月21日) 弁護士としての所得は100万円、もちろんそれでは食べていけないからファミレスでアルバイトで150万円を稼ぐ、そんな新人弁護士が紹介されています。 司法修習を終了しても就職がない、即独などが当たり前のようになり、そうした実態が報じられるたびに法曹志望者は減少の一途を...
法科大学院未修者コースの終焉 3割枠の撤廃 想定していたのは法科大学院に優秀な志望者が殺到すること
- 2017/11/26
- 01:34

中教審法科大学院等特別委員会での議論ですが、朝日新聞が報じるところによると、法科大学院における未修者コースを最低でも定員の3割は確保すべきとした基準が撤廃されることになりました。「法科大学院、未修者枠撤廃へ 「法学部以外から3割」難しく」(朝日新聞2017年11月24日) 法科大学院制度においては、未修3年コースが原則であり、法学既修の場合には1年短縮して2年で法科大学院課程の修了が認められていました。 社...
臨床法学教育学会 佐藤幸治氏の特別講演 認可される法科大学院数は20から30のはずだった
- 2017/06/03
- 18:06

今年4月23日、臨床法学教育学会創立10周年記念大会で、佐藤幸治氏が特別講演をされました。「法曹養成制度の理念と現実そして展望-なにが現状を招いたのか」(まだホームページは未完だそうです) 残念ながら私は参加できませんでした。司法改革の中でとりわけ法曹養成制度の惨状を招いた張本人がこの佐藤幸治氏だからです。 報告として伝え聞いた内容ですが、一番驚いたのは、佐藤幸治氏は、法科大学院として認可されるのは2...
青山学院大学法科大学院の募集停止 後藤昭先生に敬意を表する
- 2017/05/31
- 18:39

青山学院大学大学法科大学院が学生募集停止を発表しました。http://www.lawschool-aoyama.jp/blog/news/2017/05/post-96.html 青山学院大学大学法科大学院には私は全く思い入れはないのですが、この公表が後藤昭先生のお名前であることにとても感慨深いものがあったため、一筆残しておきます。 もともと後藤先生は一橋大学法科大学院で教鞭を執られ、非常に熱心に学生指導をしていた方とお聞きしています。 札幌弁護士会でも2...
産経新聞の「主張」を元に法科大学院制度の問題点を考える 司法試験との関係を切らない限り、法科大学院制度は維持できない
- 2016/10/05
- 09:21

産経新聞に法曹養成制度に関する「主張」が掲載されました。「法曹養成 活躍の場増やす努力せよ」(産経新聞2016年10月5日) この主張をみると、結局、産経新聞としてどのようにしたいのかということが全く伝わってきませんし、そもそも何が問題なのか理解しているのだろうかというレベルです。「司法試験合格率が低迷し、志願者が減っている。合格しても「弁護士余り」だといわれる。 これでは法曹を志す優秀な人材が離れる...
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会 今週の一言
- 2016/09/21
- 15:00
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会では、法曹養成制度について、会員がそれぞれの思いを綴り、今週の一言として掲載されます。これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会ホームページ◇2016年9月12日「弁護士自治ってなんだ?」及川智志弁護士(PDF)ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。にほんブログ村人気ブログランキングへ...
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会 今週の一言
- 2016/09/21
- 14:59
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会では、法曹養成制度について、会員がそれぞれの思いを綴り、今週の一言として掲載されます。これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会ホームページ◇2016年9月20日『「司法制度改革」の欺瞞-法曹の変質を狙う魂胆』北澤貞男弁護士(PDF)ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。にほんブログ村人気ブログランキングへ...
今年の司法試験合格者数は1,583人 法科大学院擁護の数字 それでも法科大学院制度の低迷を抜け出すこと不可能だ
- 2016/09/07
- 00:33

今年の司法試験合格者数が発表になりました。 昨年より267人少ない1583人です。 合格率にして22.9%という数字で、もっとも低い合格率となりました。 平成27年度 23.1% 平成26年度 22.6% 平成25年度 26.8% 平成24年度 23.5% 平成23年度 23.5% 平成22年度 25.4% 政府の法曹養成制度改革推進会議は昨年6月30日に法曹人口の在り方についての検討結果をまとめていますが、そこでは次のように述べられていました。「...
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会 今週の一言
- 2016/09/05
- 13:08
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会の今週の一言ですが、担当は私です。これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会ホームページ2016年9月4日 「人材養成をはき違えた文科省、日本の教育行政は悪循環の極致」(PDF) 文科省が関わってきた専門職大学院などが最悪の状況を迎えています。以下、本文(PDFと同文です)人材養成をはき違えた文科省、日本の教育行政は悪循環の極致 ...
西村和雄神戸大学特命教授の法曹論 質の低下は日本の防衛力を低下させる!
- 2016/09/02
- 16:35

産経新聞のコラムに西村和雄神戸大学特命教授のコラムが掲載されています。「法曹は「社会の医師」だ 外国に馬鹿にされないために「質」高める法曹教育を 神戸大学特命教授・西村和雄」神戸大学 とても良い感じですね 法科大学院こそが法曹養成の中核であるとする、従来の法科大学院制度擁護論ですが、産経新聞に掲載されるとあってひと味違うのが最後の下りです。「教育施策の決定は「未来」の選択である。技術力が落ちたう...
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会 今週の一言
- 2016/08/27
- 00:50
これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会では、法曹養成制度について、会員がそれぞれの思いを綴り、今週の一言として掲載されます。これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会ホームページ◇2016年8月24日 「日本の一番長い日」伊澤正之弁護士(PDF)ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。にほんブログ村人気ブログランキングへ...
法科大学院教育におけるICT(情報通信技術)の活用って本当にできるのだろうか? 続き
- 2016/07/17
- 21:00

前回の「法科大学院教育におけるICT(情報通信技術)の活用って本当にできるのだろうか?」に引き続いてICT利用について考えてみたいと思います。 既に多くの都道府県で法科大学院が廃止されており、全国に点在しているだけという状況です。 北海道は全て黄色く塗られていますが、法科大学院があるのは札幌だけであり、全道からの通学は明らかに無理です。 九州でいえば福岡県、それも福岡市にあるだけというのと全く同じです...
法科大学院教育におけるICT(情報通信技術)の活用って本当にできるのだろうか?
- 2016/07/17
- 02:29

法科大学院制度の破綻は止まるところを知らず、全国に展開していた法科大学院も地方を中心に学生の募集停止が相次ぎ、適正配置は不可能になりました。 そのような中で、ICT(情報通信技術)の活用によって法科大学院制度を何とか維持しようという企てがあります。 以前から言われていましたが、先月、文科省ではITCに関するワーキンググループを開催しています。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/075/gijiro...
新藤宗幸先生の法科大学院制度に対する見解 これでは法科大学院制度は失敗する
- 2016/06/08
- 09:32
朝日新聞のWEBRONZAの「岐路に立つ法科大学院」というテーマで、私の論考も掲載していただきました。http://webronza.asahi.com/national/themes/2016053000006.html私の論考「法科大学院制度は、廃止を決断すべきとき」 この「岐路に立つ法科大学院」では新藤宗幸先生の論考も掲載されています。 私はWEBRONZAの会員ではないため全文は読めないのですが、読める範囲で読んだところでは、新道先生の見解は、大学人としての利害...
司法試験合格率と法科大学院離れについての一考
- 2016/06/06
- 09:45
法科大学院離れは加速しています。今年の実入学者数は1,857人ともはや制度を維持できないところにまで減少しています。「法科大学院離れが一層、加速する 明らかな制度崩壊を認めない人たち」 この法科大学院離れについて、法科大学院を守れとする勢力からは、司法試験合格率が低いことも一因だと言われることがあります。 これに対し、法科大学院制度に批判する側からは、「そんなことはない、かつての旧試験のときは合格率...
北海学園大学法科大学院 募集停止へ
- 2016/05/26
- 08:52

今年の入学者が1名という北海学園大学法科大学院ですが、いよいよ2018年度からの募集停止となりました。「北海学園大、法科院募集停止 18年度から 道内は北大のみに」(北海道新聞2016年5月26日)「北海学園大(札幌市豊平区、木村和範学長)が、同大 法科大学院 の入学生募集を2018年度から停止することが25日、分かった。入学者数の減少で定員割れが続いており、募集の継続は難しいと判断した。17年度は予定通り募...