弁護士人口激増を推進してきた人たち 藤田美津夫氏
- 2010/01/29
- 10:44
札幌弁護士会会報2010年1月号に藤田美津夫氏の法曹人口に関する見解が掲載されています。 藤田美津夫氏は、元札幌弁護士会会長ですが、当時から日弁連執行部派(司法審路線推進派)です。 山本剛嗣氏の賛同人にも名を連ねています。 さて、その内容たるや5万人はいまなお賛辞を述べています。 その根拠は、企業内弁護士、公務員、法科大学院の教員など、弁護士の活動領域が広がっているからだそうです。 しかし、それなら...
弁護士人口激増を推進してきた人たち 櫻井光政氏
- 2010/01/26
- 09:15
日弁連は、弁護士人口激増を受け入れ、今やその誤りを認めようともせず、弁護士業界は崩壊寸前です。 当時の推進者たちの中の1人、櫻井光政氏は、未だにそのようなお考えのようです。 司法試験合格者数と業界エゴ(櫻井光政氏のブログ) しかし、ここで述べられることは、すべてデタラメ、論理にもなっていません。現状批判では、あたっている部分も当然にありますが、それが弁護士人口激増とは全くリンクしていないというこ...
やはり大差なし、山本、宇都宮両候補
- 2010/01/25
- 13:39
法律新聞(2010.1.22)では、日弁連会長選挙について、「「増員」争点化は微妙」と報じています。 その通りだと思います。 宇都宮健児氏があたかも、増員ではなく弁護士人口減少させる政策であるかのように振りまいている方々(おそらく宇都宮一派でしょう。)がいますが、全くのデタラメであり、むしろ票欲しさのための謀略と言った方がよいでしょう。 選挙公報も送られてきたので、見ましたが、宇都宮健児氏は、「大きな司...
日弁連会長選挙 では誰に?
- 2010/01/22
- 16:23
日弁連会長選挙には、山本剛嗣氏と宇都宮健児氏が立候補していますが、私は、どちらに対しても批判的、どころか最悪の二人だと思っています。 そうなると、投票はしない? しかし、山本剛嗣氏は、執行部派であることを自認しているわけですから、その批判ということであれば、宇都宮健児氏に投票して批判の意思を示すことも1つの選択肢ということにはなります。 とはいえ、難しい選択ですね。 でも、第三の選択肢がありまし...
日弁連会長選挙 札幌公聴会
- 2010/01/19
- 20:08
先日、行われた札幌での公聴会ですが、私は残念ながら別件があり、参加はできませんでした。 先日のブログに「まめ」さんが公聴会の様子を掲載してくれたので、読みましたが、法曹人口に関して「まめ」さんのいう両候補の違いというものが全くわかりませんでした。 もちろん、多少の違いはあります。 山本剛嗣氏 現執行部の激増路線の継承 宇都宮健児氏 現在より減らす 宇都宮健児氏は「1000~1500にせよ。」など...
宇都宮健児氏「政策実現」
- 2010/01/18
- 13:36
宇都宮健児氏の選対から「政策実現~」なる広報ハガキが来ました。 読めば読むほど、日弁連会長選挙ではなくて、国政選挙にでも出たら、と言いたくなります。 日弁連に降りかかった難題(法曹人口、裁判員制度)については、やはり興味がないようにしか見えません。 民主党なり、共産党になり、次期参議院選挙の比例区なら公認を得られるのではないですか。 一部報道では、山本剛嗣氏との争いについて、法曹人口問題が争点で...
埼玉弁護士会が就職説明会を中止
- 2010/01/15
- 08:33
2010.1.14付報道によると、埼玉弁護士会は、例年、行っていた就職説明会を中止したそうです。 求人事務所が4つしかなかったそうですが、求人事務所が少ないというのは当然でしょう。 毎年、無理をして就職浪人を出さないようにしてきたようですが、いずれ限界が来ますし、もう来ています。 結局、遠方より修習生が就職説明会に参加しても、出している事務所が少ない、あるいはつきあいで求人を出した、という程度の就職説明...
宇都宮健児氏の広報ハガキ
- 2010/01/14
- 09:40
宇都宮健児氏の広報ハガキが送られてきました。 「法曹人口問題や裁判員制度をめぐる日弁連内部の対立に終始を打ち」だそうです。 だから、宇都宮健児氏の公約は、「グレー」なんですね。 すべてに曖昧。 サラ金に対しては、グレーゾーン金利を廃止せよなどと主張しておきながら、自分自身は「グレー」の極地なんですね。 宇都宮健児氏のやっていることは対立軸を意図的に曖昧にし、この問題をぼやかせるための役割だけです...
弁護士費用で足が出る?
- 2010/01/12
- 09:08
請求額が数万円程度の事件の場合、弁護士に依頼しようとした場合、費用に関しては、弁護士からは、「足が出る」と言われる場合があります。 旧報酬基準であれば最低着手金は訴訟の場合で10万円とされていました。 これは、弁護士費用は、基本的には請求額などの経済的利益を元に算定されますが、それでも最低限の時間、労力を割くわけですから、一定の最低限の費用がかかることは、ある意味当然と言えます(もっとも10万円...
ロースクール 問題作成
- 2010/01/10
- 16:07
来年度にむけて、法科大学院(ロースクール)の問題を作成しています。 とはいえ、民法の1問だけです。 しかし、毎年、作成するとなると、なかなか題材がなく難儀しています。実際に扱った事件が参考になりますが、もちろん、そのまま使えるわけでありません。 一応、法科大学院は、実務と理論の架橋だそうですが、実務的視点の入った問題ということになりますが、とても難しい。また今年も悩む季節となりました。 なお、私...
裁判官ネットワーク 裁判員制度
- 2010/01/08
- 18:45
裁判官ネットワークのブログに以下のような記載があります。(本文)《裁判員を務めた828人のうち,約77%の636人が判決後の記者会見に出席し,感想などを語るなど(読売),事前の予想を超える裁判員の積極的な動きを頼もしく思いました。》 だそうですが、このような程度で頼もしく思えるのは困ったものです。 そもそも、裁判所は、裁判員を「お客様」扱いし、接待し、一緒にお食事だそうですが、そのような接待ぶり...
船井総研の法律事務所経営レポート
- 2010/01/08
- 14:23
船井総研より法律事務所経営レポートなるものが送られてきました。 題して「マチ弁大激変!」だそうです。 中身をみるや、 「弁護士1人だった事務所が、総勢10名になった事例!」 「商圏人口20万人の地方都市でも月20件以上の受任」 「交通事故に関する事件を年47件の受任」などなど。 悪徳商法の宣伝かと思いました。 要は、弁護士に相談しなければ事件がたくさんあるにもかかわらず、弁護士のところまでたどり着...
日弁連会長選挙
- 2010/01/07
- 14:16
昨日、日弁連会長選挙が公示されました。 立候補は、山本剛嗣氏と宇都宮健児氏のようです。高山俊吉氏は、やはり立候補できなかったようです。 この高山俊吉氏に対する戒告処分は、やはり腑に落ちません。 いつも、時間が止まったような仕事しかしない弁護士会(自戒も込めないといけませんね。)が、短期間で、しかも、報道されているような事案で何故?という疑問が拭えないからです。 弁護士自治は、国家や多数派の圧力を...
札幌のとある弁護士のブログ
- 2010/01/06
- 10:46
札幌の弁護士のブログを見ていたら、以下のような記述がありました。『働いている方がほとんどだし、今まで、きちんと返していたという誇りもあって、破産には抵抗があるようで、皆さん、「任意整理でお願いします」と言います。 でも、ここ4,5年の借り入れでは、過払いはおろか減額もままなりません。説得を試みますが、皆さん「破産は嫌だ」といいます。 そんなに破産は世間体が悪いですか? それより自分の人生のやり直...
新時代を担う若手の会ニュース第4号
- 2010/01/06
- 09:07
新時代を担う若手の会ニュース第4号が送られてきました。 山本剛嗣氏へのインタビューだそうですが、「若手」への対策が述べられています。 しかし、そこで記載されている主なものは、①若手への会費減免、②法律相談枠を若手に配分する、③法テラスの報酬引き上げ、④女性権利の拡大、だそうです。 この中で、③は法務省が明確に否定(拒否)しています。利用者の負担増に直結するからです。これまでの日弁連執行部のような及び...
永尾廣久氏を批判する
- 2010/01/02
- 17:07
20100108付法律新聞(第1835号)に弁護士人口激増路線について、永尾廣久氏の見解が掲載されています。 永尾廣久氏は、①弁護士人口が「やみくも」に増えたことで地方にも弁護士が行くようになった、②若手弁護士を欲しがっている事務所が多数ある、③自分の事務所にも新人弁護士(司法修習生)が来るようになった、などと弁護士人口激増の効用を力説しています。 しかしながら、地方に弁護士が足りないのは弁護士人口の問題では...
各事務所のニュースを読む
- 2010/01/02
- 16:26
新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、新年となり、札幌市内の事務所からいくつか事務所ニュースが送られてきました。 昨年あったこと、今年の抱負が中心に述べられていますが、社会問題についても言及しています。 思うのは、昨年までは、裁判員制度が始まる、裁判員になるみなさんへという趣旨のニュース記事が多少なりともありましたが、今年は、ほとんど裁判員制度の中...