兵庫県弁護士会意見書
- 2010/03/27
- 08:32
兵庫県弁護士会で、司法試験合格者を段階的に1000名にせよという意見書が採択されました。 意見書の内容を読みましたが、結論、理由ともに誠にもって、その通りというものです。 年間3000名もの法曹(圧倒的多数は弁護士となる。)が必要とされていないことは、現状が2000名でありながら、既に弊害が出ていることを見ても明らかです。 弁護士を増やせという人たちは、一体、何を根拠にさらに増やせと言っているのでしょうか。...
ようやく転居
- 2010/03/22
- 09:01
3月20日から事務所を転居しました。 理由は、既に過去のブログでも紹介したとおり、家賃が安くなるからです。25万円が8万円になります。 広さは、30坪から20坪になり、天井が低く、またトイレ、風呂の広さも入れての20坪なので、大分、狭くなりました。それでも部屋の外には共用トイレ(男女別)もついており、マンション形態であるにもかかわらず、事務所としても非常に使い勝手のよいところです。 札幌弁護士会...
弁護士激増でもプラス思考が重要?
- 2010/03/16
- 12:43
弁護士には競争が足りないという意見があります。 しかし、競争だけが品質やサービスの質を向上させるのでしょうか。 医師における競争とは何でしょうか。本来、医師として当たり前にその職責を果たしたのであれば、それに見合った報酬が得られるのは、むしろ当然だと思います(※1)。 しかし、医師の都市部での乱競争の結果、結局、どのようなことで「競争」になっているかといえば、夜間診療を行うとか、土日、祝日も営業...
山本剛嗣氏 新時代を担う会
- 2010/03/15
- 09:30
日弁連会長選挙に敗れた山本剛嗣氏 そのホームページ「新時代を担う会」ですが、敗戦の弁でも出ているかと検索しましたが、もう閉じてしまっているようです。 一般常識的には、例えば、 これまで私を支援して頂いた方々に~とか、 私の力量不足で~とか、 記載しないんでしょうか。総括もなし、でしょうか。ブログランキングに登録しています。 クリックをお願いいたします。にほんブログ村人気ブログランキングへ...
旭川弁護士会会長富川泰志氏
- 2010/03/12
- 09:00
2010年3月12日付北海道新聞朝刊に、日弁連会長選挙に関連し、旭川弁護士会会長富川泰志氏のコメントが掲載されています。 そこでは、「まず司法過疎の問題を解消したうえで、弁護士の需要がどれだけあるかを探り、適正な人口を議論するべきでないか。」だそうです。 旭川弁護士会は、もとより、弁護士過疎地域地域を抱えるところです。 しかし、弁護士人口とその需要問題と、過疎対策は全く次元の異なる問題です。過疎対策は...
日弁連会長選挙 宇都宮健児氏当選について
- 2010/03/11
- 09:03
日弁連会長選挙では、宇都宮健児氏が当選しました。 私としては、主流派の山本剛嗣氏が落選したことが何よりも嬉しく思います。 山本剛嗣氏は、これまでの日弁連の誤りを認めないどころか、最後の広報はがきでは、「「日弁連の改革」という名のもとの後退は許されない!」という小泉流のキャッチフレーズを持ち出し、ここまで日弁連を危機に追いやったことについて、完全に開き直っていました。 今回の会長選挙の結果の意義は...
資格試験だから取得者数制限は間違っているか
- 2010/03/07
- 18:09
司法試験は、民間である弁護士資格にも直結していますが、法曹人口を考えるとき、特に弁護士の資格試験でもあるのだから、合格者数を制限するのは間違っている、一定の水準に達しているのであれば当然に合格させるべきだとする意見があります。 もっともらしい意見ですが、誤りです。 まず、単なる知識、技能の有無だけを確認するものであれば、数の制限は間違いということになります。例えば、自動車運転免許です(※1)。 ...
山本剛嗣氏 日弁連会長選挙
- 2010/03/05
- 12:29
山本剛嗣氏から選挙公報ハガキが来ました。 相も変わらずの内容です。 法曹(弁護士)人口については、1年間をかけて結論をまとめるそうです。要は問題の先送りです。 誰が見ても2000名など論外の数字であるにもかかわらず、未だに過去に固執していることの現れでしょう。 無反省もいいところです。まさに「こんな日弁連に誰がした?」に記載されているとおりだと思います。 また、小規模単位会に対する支援強化、財政...
水口洋介氏の詭弁?
- 2010/03/03
- 17:15
「こんな日弁連に誰がした?」(小林正啓著)に対して、水口洋介氏がブログで、批評しています。 こちら そこでは、日弁連が弁護士激増を受け入れたのは、法曹一元と因果関係があるのは疑問であるとし、政府自民党のプレッシャーとか規制改革勢力に真っ向から反対しても無駄だったからでは、と述べています。 しかし、水口洋介氏のブログには直接は記載されていませんが、規制改革勢力の背後にはアメリカがあったことは周知の...