長崎県佐世保市で起きた少年事件 いのちの教育と政治における命の軽さ
- 2014/07/30
- 09:49
長崎県佐世保市で起きた高校生による殺人事件は日本社会に大きな衝撃を与えました。 長崎県では、これまでも児童・生徒による殺人事件があり、県全体で「いのちの教育」に取り組んできたということで、しかし、今回の事件が起きたことに、これまでの取り組みがどうだったのかということが報じれています。 長崎県の教育委員会としては、自分たちがやれることをやってきたという自負もあったであろうし、それ自体は大きな努力の...
東北大学 飲酒による全員退去要求は乱暴すぎないか
- 2014/07/28
- 15:02
先般、報道によると、東北大学では、明善(めいぜん)寮の寮生全員に対し、退去命令を出しました。「過度な飲酒 東北大の名門寮 全員に退去命令 学生「やり過ぎだ」 両者の溝は埋まらず」(産経2014年7月25日) 大学1年生2年生を対象とした寮であり、ほとんどが未成年者ということになりますが、未だに寮内での飲酒がなくなっていないというのがその理由のようです。 「事態を重く見た大学側は昨年12月、寮生に対し、酒...
社民党のポスターを批判する不見識 このポスターこそ集団的自衛権の行使の本質だ
- 2014/07/28
- 09:35

社民党は、安倍内閣による集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に対し、これを批判するポスターを作成しました。 これこそ、まさに集団的自衛権の行使の本質をつくポスターです。 今、現実に海外に派兵されるのは自衛官であり、それは戦死する可能性を持ったものですから、まさに、このポスターに映っている子のような状況になるであろう、ということなのです。 これに対し、北海道新聞2014年7月27日付の記事では、この社民...
裁判員の暴走への歯止めになる? 最高裁 量刑不当を是正
- 2014/07/25
- 09:38
最高裁は、大阪地裁の裁判員裁判によって求刑の1.5倍もの懲役刑を科した判決に対し、量刑不当を理由により破棄しました。 最高裁平成26年7月24日判決。 幼児を虐待し、その結果、幼児が死亡した事案(但し、暴行と死亡との間の因果関係は争われた)であり、その内容自体は非道そのものといえます。 仮に死亡との間の因果関係がなかったとしても1歳8か月の幼児に暴力を振るうという、とてもではありませんが人として...
期限切れ肉 コスト削減が招く大きなリスク 食料の自給率を上げることこそ重要なこと TPPと食の安全
- 2014/07/24
- 09:36
先般、マクドナルドが中国産の鶏肉を大量購入し、その中に賞味期限の切れたものが混ざっていたという事件がありました。 この事件をみて誰もが感じるのは中国産の食料品の安全の問題です。 外国から輸入するものには、国内とは違って監視体制は全く行き届いておらず、いわばブラックボックスです。 国内ですら同じように「格安」の肉(生ゆっけ)を仕入れて死傷者を出す食中毒事件(2011年4月、焼肉酒家えびすが提供した生ユ...
滋賀県知事選の敗北 自民党政権とマスコミによる争点隠しに欺されまい
- 2014/07/19
- 12:23
集団的自衛権の行使解禁を閣議決定により解釈改憲を行った安倍自民党政権。 その後、7月14日に行われた滋賀県知事選では、自公推薦候補が敗れました。 集団的自衛権の行使容認という自民党政権の政策が大きく影響したことは間違いありません。 当の自民党自身がそのような危機感を持っているのが滑稽です。 そこでいつも選挙のたびに問題になるのが争点隠しです。「安保法案提出先送りの卑劣さ 安倍政権の危険な本質」 マ...
安倍自民党政権がもくろむ軍事大国化の美化と思想教育の恐ろしさ
- 2014/07/17
- 09:33
安倍自民党政権による憲法の解釈改憲。集団的自衛権の行使の容認により、外国のための戦争に突き進むことを鮮明にしました。 安倍自民党政権による閣議決定により、来年度の教科書の改編さえも進んでいます。「徴兵制が導入されるまで、どのような経緯が想定されるか」 教育現場では、集団的自衛権の行使は憲法には違反しないという教育が徹底されていくことが目に見えています。 そして、下村博文文部科学相は、このような教...
RV車の無法を許してはいけない 小樽市で起きた4人が死傷する事故はRV車によるひき逃げ 飲酒と携帯への依存症
- 2014/07/16
- 10:12
7月13日に小樽市で発生したひき逃げ事件では3人の女性が死亡、1人の女性が首や腰の骨を折る重傷という被害が発生し、重大事件となりました。 この事件では容疑者は12時間飲酒してコンビニにタバコを買いに行くために飲酒運転、さらに携帯電話をいじりながらという最悪の行動です。 最新の報道では当人が100キロのスピードを出していたと友人に連絡していたようですが、100キロはともかく相当な速度で運転していたことでしょう...
徴兵制が導入されるまで、どのような経緯が想定されるか
- 2014/07/14
- 11:23
この間、私は集団的自衛権の行使の容認という解釈改憲によって将来的に徴兵制が導入される危惧があるということを繰り返し述べてきました。 日本では絶対に徴兵制はない! という意見も読みましたが、説得力は全くありませんでした。 経済合理性がないとか、憲法違反であることか、色々な根拠が述べられています。 日本国憲法など今の安倍自民党政権の前には無力です。解釈改憲という前例を作ったではありませんか。 集団的...
自民党にとって徴兵制は憲法違反でも何でもない 国のために死ね
- 2014/07/12
- 13:47

集団的自衛権の行使の解禁を閣議決定されてから、徴兵制復活まで危惧される状況になっています。 かつて自民党政府は現行憲法のもとでは徴兵制は憲法違反という閣議決定をしていました。 当然の結論なのですが、しかし、安倍自民党政権にかかえると当然ではなくなります。従来、憲法違反としてきた集団的自衛権の行使すら、解釈の「変更」というやり方で、いとも簡単に憲法を破壊し、「改憲」できてしまう安倍自民党政権です。...
国力は低下の一途 日本の現状を知った方がいい 軍隊に人を出すなんて愚の骨頂
- 2014/07/11
- 10:39

基本的に軍隊は経済的にはお荷物で、軍事国家はともかく普通の国にとっては軍隊は小さければ小さいほど経済的負担は小さいことになります。 よく言われるような「経済効果」という意味でカネがどれくらい動いたのかなどという指標は全く意味を持たず、軍隊の本質は浪費です。 何の生産性もありません。 今後、集団的自衛権の行使の解禁によって自衛隊はより一層多くの若者を必要としてきます。今の自衛隊よりも規模を大きくす...
徴兵制は絶対ない論の怪 石破氏の「日本の若者が血を流さなくていいのか」
- 2014/07/10
- 09:39
石破茂自民党幹事長が、NHKの5月18日に報道された中で、集団的自衛権の行使について「アメリカの若者が血を流しているのに、日本の若者が血を流さなくていいのか?」という趣旨で述べていたようです。参照「安倍さん、石破さん、集団的自衛権とは「日本が戦争に巻き込まれないように日本の若者に血を流してもらおう」ということですか?」(村野瀬玲奈の秘書課広報室) 集団的自衛権の行使の危険性を見事なまでに認めてい...
安保法案提出先送りの卑劣さ 安倍政権の危険な本質
- 2014/07/08
- 10:22
安倍内閣によって集団的自衛権の行使容認のための解釈改憲という閣議決定がなされましたが、それだけでも立憲主義を破壊する暴挙ですが、民意を反映していないという点でも暴挙です。 軍事大国化を目指す改憲派にとっては日本国憲法は邪魔な存在そのもの。 民意を無視して立憲主義の在り方を真っ向から否定するやり方は、まさにナチスがワイマール憲法を停止したことと全く変わりません。 今回の安倍政権による解釈改憲は、政...
徴兵制は他人事、自分は関係ない ある日突然ということにならないために
- 2014/07/06
- 08:16
集団的自衛権の行使の解禁という専守防衛という従来の枠組みを壊し、外国のための戦争への加担に道を開く日本、安倍自民党政権。 その日本では、今後、徴兵制が日本でありうるのかどうかも1つの問題です。 私自身は、既に中高年の領域に入っていますから、徴兵の対象にはなり得ないでしょう。対象となるのは、今の子どもたちの世代です。 徴兵制が実施されていようがいまいが前線に送られるのは次世代です。 何故、私たちが...
中国脅威論のプロパガンダに踊らされる人たち、欺す人たち 集団的自衛権の行使と尖閣、竹島
- 2014/07/04
- 10:20
安倍好戦内閣は尖閣問題でも中国を煽るだけ煽り、あたかも軍事的緊張があるかのように演出し、集団的自衛権の行使への解禁へと突き進みました。 しかし、集団的自衛権の行使容認のための解釈改憲に対する国民世論ははっきりとノーを突きつけています。 このような軍事大国化路線を一内閣が解釈の変更という絶対にやってはならない手法で行ったことへの不信の現れです。 共同通信の世論調査では 集団的自衛権の行使容認 賛成...
安倍政権、集団的自衛権の行使で戦争のできる国、そして徴兵制と大和民族の復活
- 2014/07/03
- 11:06
憲法9条の平和主義を死文化させ、集団的自衛権の行使容認のための解釈改憲を閣議決定した安倍自民党内閣。 安倍氏が思い描いているのは戦前の強い大日本帝国の再建です。 財界などが求める海外派兵、集団的自衛権の行使とは、財界の利益のための海外派兵、海外における権益を守るためのものです。別に中国や韓国と一線を交えるためのものではありません。 しかし、安倍総理の内心はどうも違うようです。 財界の利益のためだ...
日本の平和主義が終わる 憲法9条の死文化と軍事国家 徴兵制へ
- 2014/07/02
- 09:34
自民党、公明党の両与党が集団的自衛権の行使を容認で合意し、閣議決定を行うという暴挙を行いました。 このような閣議決定が憲法違反であることは論を待ちません。 有権解釈権があるのは最高裁であって内閣ではありません。内閣の行為を憲法違反と判断する権限が最高裁(及び下級裁判所)には付与されています。 自分が解釈できるんだとする安倍総理は根本的に間違っていますし、従来の憲法の枠組みを壊すこと自体、立憲主義...