安保担当相に石破茂氏？

　安倍総理は、安保担当相を設置し、そこに石破茂氏を起用したいようですが、いよいよもって、軍事大国化路線をひた走る安倍政権の姿が露わになってきました。
　石破氏は安保担当相については「慎重」姿勢だそうですが、結局のところ、この石破氏は、総理になりたいかどうかというだけの視点しかありませんから、安保担当相の固辞は、大きな問題ではありません。
　自ら総理になって実現するという選択肢を潰したくないというだけのことです。
　安保担当相にしろ、首相の座にしろ、石破氏が就任した場合には、安倍総理と同じかそれ以上に軍事大国化が進むことでしょう。

　石破氏は、本音のところではあけすけに語っています。
　敵前逃亡は、死刑にせよという主張しています。
「死刑という国民動員への脅迫　石破茂自民党幹事長」

　自らの意思で志願してくる自衛官に対してすら、死刑を科さなければ軍隊は維持できない、というよりは、その背後には徴兵制が念頭にあるのだと思います。
「自民党にとって徴兵制は憲法違反でも何でもない　国のために死ね」

　自民党政権の軍事国家体制の構築政策はあまりに露骨です。
　選挙対策でも沖縄県知事選挙で、現職の仲井真氏が立候補を表明するや、オスプレイ配備を佐賀県にもなどと思いつきのまま表明していますが、これは今年11月に行われる沖縄県知事選挙を乗り切ればいいという発想に過ぎず、政策の名にも値しません。
　このような三流政治のもとで、日本は危うい軍国化の道を進もうとしているのです。


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