仲井真知事の非常識さ 選挙に負けても関係ない！

　自民党政権による沖縄支配の一端を垣間見る出来事です。
　自民党推薦の沖縄傀儡政権である仲井真知事が知事の残りわずかの任期の中で、名護市辺野古沿岸部の埋め立て関連工事の変更申請３件のうち、２件を承認したというのです。
「辺野古埋め立て　知事退任直前に変更承認」（読売新聞2014年12月6日）

　選挙で争点にしたにもかかわらず、それが沖縄県民に拒否され、落選したのが仲井真知事です。その知事のすべきことではないのは常識でしょう。それをやってのけてしまう仲井真知事でした。
　さらに沖縄の選挙結果など、最初から相手にもしない自民党政権。
　両者には共通しているのは、民意は最初から聞く気はないということです。
「安倍氏による衆議院解散の大義　見透かされる党利党略　自民党の「争点」はこれ！」
　沖縄を本土防衛の盾にするということと、いずれは国防軍創設によって国民全体にその負担をしてもらうということになります。

　またどちらにも、地方を再生しようという意思もないということです。
　安倍自民党政権は、解散直前に地方創世に関する法律を無理やり、通しましたが、あからさまな選挙でのパフォーマンスのためのものです。
「解散総選挙へ？　安倍政権が延命策に「切り札」　国民欺しの公約が再び」
　手法は選挙目当てで、一時、カネをばらまくというものですが、そのカネに群がる連中は最初から決まっているという程度のものですから、「地方創生」などという言葉遊びなのです。
　仲井真知事も同様の発想で振興資金を得ただからいいだろうという発想ですが、それに群がるハイエナこそが仲井真氏の支持層ということになるわけですが、所詮、カネのバラマキは、この程度の「効果」しかなく、多くの国民や沖縄県民にとっての経済的メリットはほとんどなく、沖縄では、それは既に見透かされているということです。

　選挙民に対するマスコミのインタビューの中で、政治に期待することという質問があります。選挙民は、決まって「地方をよくしてもらいたい」と答えているのですが、やはり、ずれている感があります。
　政治権力は黙っているだけでは支配されるだけ。
　選挙民の思いや願いなど、最初から眼中になく、自分に投票されたものは、すべて「白紙委任」なのです。
「関心がないから棄権？　政治的無関心が呼ぶ政治の独裁」
　その典型は、仲井真知事です。選挙公約とは真逆のことをやっても公約違反でないと強弁し、最後には任期満了間際にさらなる裏切り行為をやっても、彼の発想では「公約違反」は存在しないのです。
　このような発想こそが自民党政権の特徴というべきものです。


参考
「最後まで沖縄県民を裏切って去っていく仲井真知事とは一体何者なのか」（天木直人さんのブログ）


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