景気は後退 それでも「景気回復、流れを止めるな！」ですか。吉野家３００円→３８０円 それより国防軍創設を言わないの？

　本日の北海道新聞朝刊に自民党の宣伝広告が入っていました。Ｂ３版２つ折りのカラー版で、結構、カネを掛けてる宣伝広告紙です。さすが金満自民党！
　その表題は、「景気回復、流れを止めるな！」です。
　景気回復は、既に、ＧＤＰがマイナスを示し、当初の楽観的予測を大幅に下回っており、「回復」とはほど遠い状態にあることは明らかなのですが、このようなキャッチフレーズだけで、有権者をたぶらかそうというのですから、政権党ならではのプロパガンダです。

　かつてヒトラーが大衆は無知だから、単純な言葉を繰り返し、述べるのが良いと言っていたことが想起されます。
　小泉政権のときもそうでしたが、「止めるな！」が大好きなキャッチフレーズのようです。

　しかし、一番の問題は国防に関することです。記載されているのは、ほんのわずか。
　「外交・安全保障を、この道で」と題して、４行程度のものです。
　そこには国防軍創設の文字はありません。全体を通しても憲法改正という文言は１つも入っていません。
　憲法を改正して国防軍創設というのが安倍自民党政権の目標だったではありませんか。
　しかも、これだけ重大なことであれば、表題にこそ大きく書かなければ、大ウソの選挙公約ということにならざるを得ません。
　それとも、安倍自民党政権は、次の衆議院議員の任期中は、一切、憲法改正に触れない、ということなのでしょうか。
　特定秘密保護法にしても、前回の選挙では全く争点としておらず、集団的自衛権行使容認の解釈改憲についても同様に選挙の争点とはしていませんでした。
　それにも関わらず、それをやってのけてしまったのが安倍自民党政権でした。

　ヒトラーが大衆を扇動するようなやり方で政権を維持し、日本国民を危ない方向へ導こうとする安倍氏。
　既にアベノミクスが失敗し、景気は後退、消費は落ち込んでいることが明らかでありながら、なお景気は回復していると強弁する安倍氏。
　円安が極端に進んでも、輸出も伸びず、かえって食料を海外に依存してきた日本は、輸入食品の値上がりによって庶民の懐を直撃することになりました。
　本日のニュースで、吉野家の牛丼並盛りが８０円の値上げ（３００円→３８０円）というのは、値上げ幅からもその額の大きさからも衝撃的です。

　アベノミクスは庶民からカネを奪うための政策です。

参照
「アベノミクスは失敗した１　ＧＤＰ改定値：マイナス幅拡大の衝撃　黒田バズーカ→円安でも輸出は伸びない！」（Everyone says I love you !）
祝　宮武先生のブログが再開されました！


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