中国による南シナ海での人工島の造成問題では、米国が艦隊を送るなど、米中間の駆け引きが始まっています。
それに対して小躍りしたのが安部晋三氏です。
唐突に日本も南シナ海に自衛隊を派兵するなどと言い出し始めたのです。
戦争法制を作り上げた後のことですから、やっぱり海外に自衛隊を出したくてうずうずしている安部氏の様子が目に浮かびます。
安部氏がはしゃいで発言したものだから、何の計画性もないのですから、困るのは現場の自衛隊です。政府も米軍との共同行動はないと否定し、また自衛隊派兵も「慎重」に判断するそうです。
最高司令官、指導者が単なる軍国少年だから、皆が振り回されます。
それで結局、派兵はしないそうです。
「
首相、12月上旬にテロ情報組織 自衛隊の南シナ海派遣は否定」(北海道新聞2015年11月22日)
自衛隊なんて派兵して日中間に緊張関係を敢えて作り出してどうするのですか。
自衛隊に南シナ海に艦隊を送り出すだけの実力はありません。日本の軍事力、国力などその程度のものです。
だからこそ、野田聖子氏が南シナ海にかまっているときではないという発言は正しいのです。
「
南シナ海問題 野田聖子氏に期待したい でも自民党ではダメかもしれないけれど」
ところがまたまた産経新聞が噛みつきました。
「
呆れた不見識…自民・野田聖子氏の「南シナ海は関係ない」発言に批判の嵐 首相目指す資格問う声も…」(産経新聞2015年11月22日)
本当にひどい噛みつきようです。自民党の内部で、この程度の良識的な発言も許さないという論調は、冷え冷えとしますし、それに乗せられる自民党議員も最悪です。
「
9月の自民党総裁選で野田氏の推薦人になることを了承したある議員は、今回の発言に「民主党の鳩山由紀夫元首相や、韓国の朴槿恵大統領と雰囲気が重なり、頭がクラクラした」と肩を落とした。」
安部氏が南シナ海派兵だなんて言っているから、党内で何も言えなくなるだけでなく、実際に野田氏はバッシングを受けているのですから、自民党は最悪の全体主義政党ということになります。
「
安倍氏って陰湿なんですね、総裁選の裏側 刃向かう者は「粛正」だ!」
改めて述べます。
南シナ海に自衛隊を派兵してどうなるのですか。米軍が再度、派兵するそうですが、それがはったりレベルのものであり、一戦を交えるなどということはありません。最初から見えている結論でした。
その意味では日本が自衛隊をどうしようと相手にされることもありません。
それにも関わらず、かけ声ばかりが勇ましいだけで、派兵だなどと叫んでみても滑稽なだけだったのです。安部氏は世界に恥をさらしたのです。
日本経済は、中国経済に依存するだけの脆弱な経済力にまで落ちてしまったのに、もうちょっと冷静に対応できないものなのかと思います。
中国の軍事費が~なんていうのも滑稽で、中国とてこのような膨大な軍事費に自国の経済が耐えられるわけがないでしょう。ましてや、だから日本も軍事費を増やせなどというのは、それ以上に馬鹿げたものでしかないのです。
軍国「少年」がこの国の最高指導者であることは、本当に恐ろしいことです。
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