出だしから厳しい北海道（函館）新幹線 乗車率が3割とは…

　北海道（函館）新幹線の乗車率について、ＪＲ北海道の試算が出ました。
　何と3割だそうです。
「北海道新幹線、利用促進が課題　「乗車率３割」の試算 」（日経新聞2015年11月27日）

　出だしから極めて厳しい試算ですが、最初から予測できたことでもあります。東京・函館間は最初から飛行機の区間であり、海底トンネルをゆっくり走らざるを得ない新幹線には最初から勝ち目はありませんでした。
「北海道新幹線、東京から函館まで22,690円　地元は落胆…、借金は重い」

　ＪＲ北海道の目標は、1日5,000人だそうです。従来の在来線に比べて35％増だそうです。
「ＪＲ北海道社長「維持費膨大」　全公述人「新幹線料金高過ぎる」」（北海道新聞2015年11月27日）

　3,700人を5,000人にするという目標ということなのですが、新幹線が開業してもほとんど増えないということです。
　ビジネスよりも最初から観光目的の新幹線ですから、あまりに厳しい数字です。
　極論すれば運行しないで廃止してしまった方がましというレベルかもしれません。
　この北海道新幹線に夢を掛けていた人たちは、どのように考えているのでしょうか。
　前掲日経新聞の記事では、このように紹介されています。
「道内経済界からは「ＪＲ北海道は固く試算している。函館の宿泊施設などは満杯になるはず」（北海道商工会議所連合会の高向巌会頭）との声が出た。」
　開業時の最初だけでしょう。悲壮感が漂っています。

ブログランキングに登録しています。
クリックをお願いいたします。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ