札幌は11月としては62年ぶりの大雪でした。先日、出勤のために車を出したところ、5分も行かないところで大渋滞にはまりました。
ほとんど動く気配がありません。そのため私はUターンして自宅に戻り、車を置いて地下鉄で行くことにしました。
驚いたことに地下鉄はとても空いていました。車で行かなかったことによって、早く着くことができました。
それ以上に驚いたのが、札幌市に対するクレームが多かったということです。札幌市は大雪とはいえ11月なのですから、根雪になることはなく溶けるだろうと予想して除雪車を出しませんでした。
それに対して、渋滞が引き起こされたという苦情が「殺到」したというのです。
「
初冬の大雪、除雪の課題露呈 札幌市、見通しに甘さも」(北海道新聞2015年11月27日)
その日、私は移動にバスも使いましたが、確かに時間がかかりました。正直なところJRを利用すればもっと早く移動できたと思いますが、それは私の選択ミスです。普段であれば自分の車で移動するところでしたが、雪のため公共交通機関を利用しました。
翌日も公共交通機関を利用しましたが、特に地下鉄は雪のときにはその威力を発揮します。普段から自動車依存ばかりではダメなんだなと思いましたが、少なくともこの「大雪」のときくらい公共交通機関を利用するべきだろうし、私は札幌市の判断が誤りとまでは言えないと思いました。
結局、今は雪はかなり溶けた状態です。シャーベット状であったり水たまりができた状態で良い状態とはいえませんが(全く除雪車が出なかったわけではなく、その後、幹線では除雪がされていました。)、苦情を言うほどだったのかと思いました。私はむしろ札幌市が予算の節約ができたと思ったのですが。
私は車依存により、大雪であるにも関わらず、なお車で移動しようとする車依存の方こそ問題だと思いました。
「
高齢者の車の運転による重大事故 車依存社会のつけは続く」
苦情の中に高齢者からのもので、歩きにくい、交通弱者に対する配慮がないという声もありました。
確かに高齢者には歩きにくかったと思います。
しかし、実際に歩道まで除雪が入るのは先の先です。今回の札幌市が除雪をしなかったということとはちょっと次元が違う問題のように思います。除雪をするにせよ、市内全域がたちどころに除雪がなされるわけではなく、除雪が入るまではそれなりに日数を要します。
また大雪というのは一時的なことが多く、そのすべてに対応せよというのも現実的ではありません。雪国に住んでいるのですから、ある程度は我慢することも必要だし、車だけに依存することも改めるべきと思います。
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