鈴木秀幸氏の珍論 自民党議員は司法試験合格者数1,000人以下で同意している、妨害しているのは日弁連執行部!?
- 2016/02/01
- 13:39
鈴木秀幸氏らが中心となって日弁連に対し、臨時総会招集請求を行っています。
司法試験合格者数1,000人以下を決議せよ、というものですが、これまで当ブログで述べてきたとおり、極めて無責任な請求行為であり、その決議案の内容も弁護士会が出すには極めて恥ずかしい限りのものです。
「司法試験合格者数の減員運動を分裂、妨害することだけを目的とした鈴木秀幸氏を批判する」
その鈴木氏の口から、この決議案が仮に可決された場合の実現可能性について言及がありました。
この決議がなされれば自然に1,000人以下が実現するそうです。
その論理は、次のようなものです。
自民党議員の大半は1,000人以下にすべきと考えている。中には保岡興治氏のような増員を推進した人もいるが、何が障害かといえば日弁連が1,500人だと言っていることだ。
これが1,000人以下といえば1,000人以下になるんだ。
何ですか、この論理は。
自民党議員に対する陳情に行ったって、どの議員も当然に1,000人以下だなんて考えていませんよ。
一体、鈴木氏はどの自民党議員を指して言っているのでしょうか。
このような無責任な論理で弁護士会を振り回す、まさに愉快犯そのものです。
ところでこの論理、かつての「反帝反スタ」の論理を思い出しました。
かつて黒田寛一氏らによって主張された過激派のバイブルともいえる指針です。
おおよその骨子はこんな感じです。
マルクスの教えでは、既に資本主義社会は矛盾が激化し、労働者が立ち上がれば一押しで資本家階級を倒すことができる。
しかし、それを議会で多数を取ることによって労働者政権を打ち立てることができるとする日本共産党が大衆を惑わしている。
そのスターリン主義の日本共産党を打倒すれば、自然と労働者階級が立ちが上がり、資本家階級が打倒されるのだ。
だからこそ日本共産党打倒が最優先課題だ。
日弁連執行部さえ変われば、それにせき止められていた自民党議員が一斉に立ち上がり、司法試験合格者数を1,000人以下にしてくれる。
自民党議員が日弁連の顔色を見ているから1,000人以下にできない!?
笑止千万、どれだけ頭の中がお目でたいのでしょうか。
このような年輩の弁護士こそが日弁連をダメにしてきた見本みたいな人です。
今時の司法「改革」では日弁連執行部の日和見もありましたが、それと同じくらい「反対」のポーズを取ってきた独りよがりの年輩弁護士たちが日弁連をダメにしたのであり、みな共犯です。
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司法試験合格者数1,000人以下を決議せよ、というものですが、これまで当ブログで述べてきたとおり、極めて無責任な請求行為であり、その決議案の内容も弁護士会が出すには極めて恥ずかしい限りのものです。
「司法試験合格者数の減員運動を分裂、妨害することだけを目的とした鈴木秀幸氏を批判する」
その鈴木氏の口から、この決議案が仮に可決された場合の実現可能性について言及がありました。
この決議がなされれば自然に1,000人以下が実現するそうです。
その論理は、次のようなものです。
自民党議員の大半は1,000人以下にすべきと考えている。中には保岡興治氏のような増員を推進した人もいるが、何が障害かといえば日弁連が1,500人だと言っていることだ。
これが1,000人以下といえば1,000人以下になるんだ。
何ですか、この論理は。
自民党議員に対する陳情に行ったって、どの議員も当然に1,000人以下だなんて考えていませんよ。
一体、鈴木氏はどの自民党議員を指して言っているのでしょうか。
このような無責任な論理で弁護士会を振り回す、まさに愉快犯そのものです。
ところでこの論理、かつての「反帝反スタ」の論理を思い出しました。
かつて黒田寛一氏らによって主張された過激派のバイブルともいえる指針です。
おおよその骨子はこんな感じです。
マルクスの教えでは、既に資本主義社会は矛盾が激化し、労働者が立ち上がれば一押しで資本家階級を倒すことができる。
しかし、それを議会で多数を取ることによって労働者政権を打ち立てることができるとする日本共産党が大衆を惑わしている。
そのスターリン主義の日本共産党を打倒すれば、自然と労働者階級が立ちが上がり、資本家階級が打倒されるのだ。
だからこそ日本共産党打倒が最優先課題だ。
日弁連執行部さえ変われば、それにせき止められていた自民党議員が一斉に立ち上がり、司法試験合格者数を1,000人以下にしてくれる。
自民党議員が日弁連の顔色を見ているから1,000人以下にできない!?
笑止千万、どれだけ頭の中がお目でたいのでしょうか。
このような年輩の弁護士こそが日弁連をダメにしてきた見本みたいな人です。
今時の司法「改革」では日弁連執行部の日和見もありましたが、それと同じくらい「反対」のポーズを取ってきた独りよがりの年輩弁護士たちが日弁連をダメにしたのであり、みな共犯です。
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