コメント
小林千代美議員の選挙違反、裏金が抜けています。
これによって、労働組合関係者の選挙活動が鈍り、2012年総選挙での敗北を喫した一因となっています。
No title
「野党選挙協力を支える」というときの「支える」とは、「野党統一候補者以外の候補者を下ろし、その野党統一候補者への投票を有権者に働きかける」、ということだと思います。
しかし、「共産党、社民党、市民は鳩山政権を支えるべきであった」というときの「支える」とはどういう意味でしょうか。「批判を控えて肯定的な面についてもっと言及すべきであった」ということでしょうか。または「社民党は連立政権離脱をすべきではなかった」ということでしょうか。
また、鳩山政権の誕生を批判していた「左側の人たち」とは誰なのか、できれば名指しをしていただきたいです(伝聞ではなく活字上で発言しているのであれば名指しすることに問題はないはずです)。その誰かにもよりますが、「財界やマスコミと同じレベルに成り下がっていた」という評価にはちょっと首を傾げます。そんな近視眼的な「左側の人たち」がいましたかね。
ちなみに当時の渡辺治先生は、民主党には新自由主義派と小沢派、福祉政策を追及する中堅議員グループ、という矛盾する構成部分がある、という分析でした。
しかし、「共産党、社民党、市民は鳩山政権を支えるべきであった」というときの「支える」とはどういう意味でしょうか。「批判を控えて肯定的な面についてもっと言及すべきであった」ということでしょうか。または「社民党は連立政権離脱をすべきではなかった」ということでしょうか。
また、鳩山政権の誕生を批判していた「左側の人たち」とは誰なのか、できれば名指しをしていただきたいです(伝聞ではなく活字上で発言しているのであれば名指しすることに問題はないはずです)。その誰かにもよりますが、「財界やマスコミと同じレベルに成り下がっていた」という評価にはちょっと首を傾げます。そんな近視眼的な「左側の人たち」がいましたかね。
ちなみに当時の渡辺治先生は、民主党には新自由主義派と小沢派、福祉政策を追及する中堅議員グループ、という矛盾する構成部分がある、という分析でした。
No title
>2016年6月、民主党鳩山政権が倒されました。
これ、何かの間違いですよね。
これ、何かの間違いですよね。
補足と雑談
補足
・共産党も鳩山政権発足当初は「建設的野党」として協力的な姿勢を示していました。以下は2010年1月の決議です。
http://www.jcp.or.jp/jcp/25th_taikai/01_25th_ketugi.html#_03
雑談
・渡辺先生も清水先生も非常に信頼できる先生です。その著作のほとんどを読ませていただいています。
ただこの間、お二人とも「国民連合政府構想」への賛同を繰り返し述べられていて、その点ではかなり違和感を感じています。
今回の「鳩山政権を支えるべきであった」との主張(反省?)がそのこととリンクしているような感じがしなくもありません。
いずれにしても重要な論点なので、「では具体的にどうすべきであったのか」ということも含めて、どこかに書いていただきたいところです。
・共産党も鳩山政権発足当初は「建設的野党」として協力的な姿勢を示していました。以下は2010年1月の決議です。
http://www.jcp.or.jp/jcp/25th_taikai/01_25th_ketugi.html#_03
雑談
・渡辺先生も清水先生も非常に信頼できる先生です。その著作のほとんどを読ませていただいています。
ただこの間、お二人とも「国民連合政府構想」への賛同を繰り返し述べられていて、その点ではかなり違和感を感じています。
今回の「鳩山政権を支えるべきであった」との主張(反省?)がそのこととリンクしているような感じがしなくもありません。
いずれにしても重要な論点なので、「では具体的にどうすべきであったのか」ということも含めて、どこかに書いていただきたいところです。
で、野田が倒れたあとに出てきたのが
アベであり橋下であるわけですよね。
選挙結果で感じたことは
敗北の認め方が清いですね。
相手にエールを送り協力すると宣言。
腹の中は違うでしょうが、わが国では負けても
善戦とか、批判を続けるとと往生際が悪いですね。
相手にエールを送り協力すると宣言。
腹の中は違うでしょうが、わが国では負けても
善戦とか、批判を続けるとと往生際が悪いですね。
No title
>腹の中は違うでしょうが、わが国では負けても
善戦とか、批判を続けるとと往生際が悪いですね。
↑
毎度毎度の「○○氏の当選をもって有権者の信任を得たと判断するのはいささか尚早である」のことですか。
善戦とか、批判を続けるとと往生際が悪いですね。
↑
毎度毎度の「○○氏の当選をもって有権者の信任を得たと判断するのはいささか尚早である」のことですか。
自由から逃走する大衆の反逆
今回のアメリカ大統領選の結果を見て、「民主主義は最悪の政治体制」という言葉を思い出しました。
一般の大衆からなる選挙民は
弁護士や市民団体、マスコミ・ジャーナリストなんかより、遥かに冷静で理性的だということですよ。
No title
>>で、野田が倒れたあとに出てきたのが
>アベであり橋下であるわけですよね
ではトランプ氏が倒れた後、誰が出てくるか。
より右翼が出てくる。
左派は平たくいえば、みんなで分かち合おうだ。しかし、全体のパイが大きくならないと、取り分は減ってしまう。
右派は自分たちの取り分を多くするため、他者を排除する論理を振りかざす。
全体のパイの拡大を見込めない今日、左より右にシフトしやすい状況にある。
我々は、民主主義を守るため、トランプ氏の政策がうまくいくことを願うしかない。
>アベであり橋下であるわけですよね
ではトランプ氏が倒れた後、誰が出てくるか。
より右翼が出てくる。
左派は平たくいえば、みんなで分かち合おうだ。しかし、全体のパイが大きくならないと、取り分は減ってしまう。
右派は自分たちの取り分を多くするため、他者を排除する論理を振りかざす。
全体のパイの拡大を見込めない今日、左より右にシフトしやすい状況にある。
我々は、民主主義を守るため、トランプ氏の政策がうまくいくことを願うしかない。
No title
猪野先生
鳩山政権についてですが、どう評価すべきで、どうすべきだったのか、私も改めて再検討したいと考えています。
ですから猪野先生のお考えをもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。
・鳩山政権発足時には、この政権が新自由主義と軍国主義の流れに対して一定歯止めをかけるのではないかという期待が、「左側の人」を含めて広範あったように思います。
・しかし時期を経るにつれ期待よりも批判の方が強まってきました。やはり決定的なのは辺野古基地建設問題でしょう。
・いうまでもなくこの問題は「最低でも県外移設」を公約した鳩山民主党が火をつけたものです。だから当時私は、この公約反故に対して強い批判がなされることも、社民党が連立離脱することも当然のことだと考えていました。いまでもそう考えています。
・しかし今改めて振り返って、「そうした基地問題についての批判は慎むべきであった、社民党も連立離脱すべきではなかった」と猪野先生はお考えなのでしょうか。それとも、「基地問題についての批判は今日からみても妥当であったが、それが適切な範囲・程度を超える批判に発展してしまった」というようにお考えなのでしょうか。
ご教示いただけると幸いです。
鳩山政権についてですが、どう評価すべきで、どうすべきだったのか、私も改めて再検討したいと考えています。
ですから猪野先生のお考えをもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。
・鳩山政権発足時には、この政権が新自由主義と軍国主義の流れに対して一定歯止めをかけるのではないかという期待が、「左側の人」を含めて広範あったように思います。
・しかし時期を経るにつれ期待よりも批判の方が強まってきました。やはり決定的なのは辺野古基地建設問題でしょう。
・いうまでもなくこの問題は「最低でも県外移設」を公約した鳩山民主党が火をつけたものです。だから当時私は、この公約反故に対して強い批判がなされることも、社民党が連立離脱することも当然のことだと考えていました。いまでもそう考えています。
・しかし今改めて振り返って、「そうした基地問題についての批判は慎むべきであった、社民党も連立離脱すべきではなかった」と猪野先生はお考えなのでしょうか。それとも、「基地問題についての批判は今日からみても妥当であったが、それが適切な範囲・程度を超える批判に発展してしまった」というようにお考えなのでしょうか。
ご教示いただけると幸いです。
No title
南さん
その点については私も考えるところもあり、非常に興味深いところなのですが、昨今、業務自体が多忙となり、ブログ本体の更新もままならない状況です。
なので、この件について私見を述べるにはもう少々、時間が掛かりそうです。
申し訳ございませんが、ご容赦ください。
その点については私も考えるところもあり、非常に興味深いところなのですが、昨今、業務自体が多忙となり、ブログ本体の更新もままならない状況です。
なので、この件について私見を述べるにはもう少々、時間が掛かりそうです。
申し訳ございませんが、ご容赦ください。
No title
お返事ありがとうございます。承知いたしました。
母子加算復活など鳩山政権がもっていた福祉国家的な要素・傾向がその後なぜなくなってしまったのか、という問題は、歴史の問題ではなくて、非常にアクチュアルな問題だと感じています。
母子加算復活など鳩山政権がもっていた福祉国家的な要素・傾向がその後なぜなくなってしまったのか、という問題は、歴史の問題ではなくて、非常にアクチュアルな問題だと感じています。
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遅くなりましたが、鳩山政権とどのように向き合うべきだったのかについて、簡単ですが、私なりの見解を示したいと思います。
まず社民党が政権を離脱したことは非常に残念なことでした。沖縄問題だけであれば、鳩山政権だけで単独で実現できるほど、簡単な問題ではないにも関わらず、さっさと見切りをつけたというのは鳩山政権潰しの片棒を担いだということになりはしないでしょうか。
建設野党を標榜した共産党についても同様のことが言えます。
どうみても他人事にしか見えず、是々非々というのは、最初から他人事です。
そうした対応が、左右からの攻撃により潰されたのが鳩山政権です。
まず社民党が政権を離脱したことは非常に残念なことでした。沖縄問題だけであれば、鳩山政権だけで単独で実現できるほど、簡単な問題ではないにも関わらず、さっさと見切りをつけたというのは鳩山政権潰しの片棒を担いだということになりはしないでしょうか。
建設野党を標榜した共産党についても同様のことが言えます。
どうみても他人事にしか見えず、是々非々というのは、最初から他人事です。
そうした対応が、左右からの攻撃により潰されたのが鳩山政権です。
No title
猪野先生
ありがとうございます。
そうですね。難しい問題です。
しかし「最低でも県外」と公約したのは鳩山民主党ですから、沖縄問題について鳩山政権を批判しないわけにはいかなかったでしょう。今からみてもそうだと思います。
とはいえ他方で、「構造改革をちゃんとやれ」という右からの鳩山政権批判に対する、過小評価はたしかにあったように思います。
これを教訓として現在の問題を考えると、民進党が右へ向かっていることに対してはやはり批判が必要であるけれども、同時に、民進党をそのように右に向かわせている勢力への批判がより必要であり、また右に向かわないように抵抗している民進党内の動きについてちゃんと評価することも必要である、ということになるでしょうか。
ありがとうございます。
そうですね。難しい問題です。
しかし「最低でも県外」と公約したのは鳩山民主党ですから、沖縄問題について鳩山政権を批判しないわけにはいかなかったでしょう。今からみてもそうだと思います。
とはいえ他方で、「構造改革をちゃんとやれ」という右からの鳩山政権批判に対する、過小評価はたしかにあったように思います。
これを教訓として現在の問題を考えると、民進党が右へ向かっていることに対してはやはり批判が必要であるけれども、同時に、民進党をそのように右に向かわせている勢力への批判がより必要であり、また右に向かわないように抵抗している民進党内の動きについてちゃんと評価することも必要である、ということになるでしょうか。
No title
県外へということに対する批判は良いとしても、政権離脱というように露骨に揺さぶるのは、政権潰しそのものでしかありません。
また、閣外にあった共産党でも鳩山政権を守ろうという姿勢は皆無でした。
民進党に対する姿勢は同感です。これは連合にも言えます。
また、閣外にあった共産党でも鳩山政権を守ろうという姿勢は皆無でした。
民進党に対する姿勢は同感です。これは連合にも言えます。
再読愚考:自由から逃走する大衆の反逆 再考
<なごやんのコメント>
今回のアメリカ大統領選の結果を見て、「民主主義は最悪の政治体制」という言葉を思い出しました。
↑
表題はエリッヒ・フロムとホセ・オルテガ・イ・ガセットの著書名より。
本文はチャーチルの名言から。
「それでも民主主義しかありえない」という裏の意味が隠されている。
今回のアメリカ大統領選の結果を見て、「民主主義は最悪の政治体制」という言葉を思い出しました。
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表題はエリッヒ・フロムとホセ・オルテガ・イ・ガセットの著書名より。
本文はチャーチルの名言から。
「それでも民主主義しかありえない」という裏の意味が隠されている。