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読売新聞の人民日報化
*人民日報(じんみんにっぽう、中国語: 人民日报)は、中国共産党中央委員会の機関紙である。人民日報社が発行している。
*人民日報(じんみんにっぽう、中国語: 人民日报)は、中国共産党中央委員会の機関紙である。人民日報社が発行している。
権力に媚びる戯画
安倍首相の言ってることとやってることは矛盾してますよね。
なぜ反対しなかったのか?と言うけれども、反対すれば自民党議員など公認取り消しの脅しと後干されることになりますし官僚も冷遇されることは目に見えています。
反対に追従どころか安倍首相の「眼となり耳となる」人物には昇進と出世の道が開けるということになります。
こういう自民党と官僚機構の体制の下では自浄作用も働きようも無く、それどころか間違った政策が強力に推進されてしまうことになります。
で、政権を監視するのが本来の報道機関の役割ですが中国のように政府の広報機関御用機関であることに疑いを抱かない人たちが報道機関の上層部にいれば、どうしょうもありません。
なぜ反対しなかったのか?と言うけれども、反対すれば自民党議員など公認取り消しの脅しと後干されることになりますし官僚も冷遇されることは目に見えています。
反対に追従どころか安倍首相の「眼となり耳となる」人物には昇進と出世の道が開けるということになります。
こういう自民党と官僚機構の体制の下では自浄作用も働きようも無く、それどころか間違った政策が強力に推進されてしまうことになります。
で、政権を監視するのが本来の報道機関の役割ですが中国のように政府の広報機関御用機関であることに疑いを抱かない人たちが報道機関の上層部にいれば、どうしょうもありません。
読売が強気な訳
読売新聞も中国の人民日報みたいにハッキリと政権の御用機関紙であると宣言すれば国民皆そういうものとして受け取るのですが、あたかも公正中立な報道機関のようなフリをしているところが悪質です。
前川氏に関する例の記事のデタラメさが徐々に明らかにされて来ていますが読売新聞はなんら反省の色も見せてないようですね。
権力に近い位置にいると自負するととんでもなく強気になれるものですね。
前川氏に関する例の記事のデタラメさが徐々に明らかにされて来ていますが読売新聞はなんら反省の色も見せてないようですね。
権力に近い位置にいると自負するととんでもなく強気になれるものですね。
在京6紙社説を読む ~加計学園問題2~ 3-1
前回は5月27日までの日経を除く5紙の加計学園関連の社説を取り上げた。
あれからまだ10日ほどだが、その後の各社の社説はどうだろう。
まずは注目の読売新聞。
加計学園問題 獣医学部の要不要論を冷静に(読売6/6)
獣医学部の新設手続きが適正かどうかは、きちんと事実を踏まえ、冷静に議論すべきだ。
政府も、獣医学部新設を認めた理由や経緯の詳細について、より分かりやすく、積極的に説明することが求められよう。
野党は、(特区の大学選定要件は)競合する京都産業大を排除し、加計学園を有利にする狙いだと主張する。
だが、この要件は、規制緩和に反対する日本獣医師会などに配慮したものだ。
国家戦略特区は、地域を限定して様々な岩盤規制に例外を設ける制度だ。
それだけに、行政手続きの透明性や公正性をしっかり確保しつつ、進めることが重要だ。
見事な安倍政権擁護だと思う。
問題点をすり替えて、もっともらしい高説を垂れている。
加計学園問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのかが焦点であり、「獣医学部の要不要」は別の話になる。
これぐらい見え透いていると「御用新聞の鏡」と呼びたくなるぐらい素晴らしい。
(つづく)
あれからまだ10日ほどだが、その後の各社の社説はどうだろう。
まずは注目の読売新聞。
加計学園問題 獣医学部の要不要論を冷静に(読売6/6)
獣医学部の新設手続きが適正かどうかは、きちんと事実を踏まえ、冷静に議論すべきだ。
政府も、獣医学部新設を認めた理由や経緯の詳細について、より分かりやすく、積極的に説明することが求められよう。
野党は、(特区の大学選定要件は)競合する京都産業大を排除し、加計学園を有利にする狙いだと主張する。
だが、この要件は、規制緩和に反対する日本獣医師会などに配慮したものだ。
国家戦略特区は、地域を限定して様々な岩盤規制に例外を設ける制度だ。
それだけに、行政手続きの透明性や公正性をしっかり確保しつつ、進めることが重要だ。
見事な安倍政権擁護だと思う。
問題点をすり替えて、もっともらしい高説を垂れている。
加計学園問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのかが焦点であり、「獣医学部の要不要」は別の話になる。
これぐらい見え透いていると「御用新聞の鏡」と呼びたくなるぐらい素晴らしい。
(つづく)
在京6紙社説を読む ~加計学園問題2~ 3-2
続いて保守色の強い、日本経済新聞と産経新聞はどうか。
戦略特区テコに岩盤規制砕け(日経6/5)
ここまで的を外した法案は珍しい。
民進党の桜井充参院議員が近く同院に出すと表明した国家戦略特区廃止法案である
安倍政権が特区に指定した愛媛県今治市での学校法人加計(かけ)学園・岡山理科大の獣医学部新設問題が発端という。
しかし、この問題と戦略特区を使った成長戦略とは別の話だ。
政権は特区を駆使して岩盤規制をうがつ改革をさらに強化させるべきである。
加計学園の理事長と首相は友人関係にある。
この間の経緯を白日の下にさらすのは当然だが、戦略特区を悪者扱いするのは、それこそ筋が悪すぎる。
産経新聞:5月27日以降の該当社説なし
日経は経済紙らしい視点だと思う。
前述の加計学園問題の本質にはサラリと触れるか触れないかだけで、中心は「なにがゼニになるか」。
「わが道を行く」は、それはそれでよい。
ただ、こういった切り口でしかこの問題を語ろうとしないのは、やはり避けているとしか思えない。
産経はもっとハッキリしている。
わたしが「バカ」扱いした27日付以降には一切社説(主張)で取り上げていない。
すり替えるか、無視するか。
あまり面白くないネタはこうするしかないのだろう。
(つづく)
戦略特区テコに岩盤規制砕け(日経6/5)
ここまで的を外した法案は珍しい。
民進党の桜井充参院議員が近く同院に出すと表明した国家戦略特区廃止法案である
安倍政権が特区に指定した愛媛県今治市での学校法人加計(かけ)学園・岡山理科大の獣医学部新設問題が発端という。
しかし、この問題と戦略特区を使った成長戦略とは別の話だ。
政権は特区を駆使して岩盤規制をうがつ改革をさらに強化させるべきである。
加計学園の理事長と首相は友人関係にある。
この間の経緯を白日の下にさらすのは当然だが、戦略特区を悪者扱いするのは、それこそ筋が悪すぎる。
産経新聞:5月27日以降の該当社説なし
日経は経済紙らしい視点だと思う。
前述の加計学園問題の本質にはサラリと触れるか触れないかだけで、中心は「なにがゼニになるか」。
「わが道を行く」は、それはそれでよい。
ただ、こういった切り口でしかこの問題を語ろうとしないのは、やはり避けているとしか思えない。
産経はもっとハッキリしている。
わたしが「バカ」扱いした27日付以降には一切社説(主張)で取り上げていない。
すり替えるか、無視するか。
あまり面白くないネタはこうするしかないのだろう。
(つづく)
在京6紙社説を読む ~加計学園問題2~ 3-3
では、進歩系の朝日・毎日・東京はどうか。
加計学園問題 説明責任は首相にある(朝日6/7)
こうした(加計学園をめぐる)合意形成が政府内でどう行われたのか。
その舞台裏をうかがわせるのが、文部科学省が内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」と言われたと記録された文書だ。
文科省の前次官に続き現役職員も「文書は省内で共有されていた」と朝日新聞に証言した。
首相主導の特区の事業者に、首相の「腹心の友」が理事長である加計学園が決まった。
それだけに、公平性や透明性について、首相は一段と重い説明責任を負っている。
事実解明進まぬ「加計」問題 首相の答弁姿勢を疑う(毎日6/6)
この問題の焦点は、学園の理事長が首相の友人だということが行政判断に影響したかどうかだ。
文書の存在を確認し、官僚機構のゆがみの有無を点検すべきではないか。
首相は「問題の本質は岩盤規制にどう穴をあけるかだ」と主張するばかりで、質問されたことに直接答えず、議論をすり替える。
その答弁姿勢には疑問を持たざるを得ない。
このままでは国会の役割を果たしたとは到底、言えないだろう。
加計学園問題 再調査を拒む不誠実(東京6/7)
学園理事長は安倍首相の「腹心の友」であり、そのことが計画をめぐる行政判断をゆがめることはなかったのかが、問題の核心である。
行政府が全国民の代表である国会を愚弄(ぐろう)しているとしか思えない。
国民の疑問に真摯(しんし)に答えようという公務員として当然の姿勢すら感じられない。
首相と学園との親密な関係が学部新設に影響しなかったのか、国会が追及するのは当然だ。
野党側は首相に「印象操作」などと言われてもひるむことなく、国政の調査という国会の責務を国民の代表として誠実に果たしてほしい。
3紙とも大変お怒りだ。
また、この問題の本質、「安倍首相による国政の私物化」があったのか、なかったのかを真正面から問い、怯むところがない。
ただ、詳細に見ていくと多少の違いが出てくる。
朝日は攻勢が単調になるのを嫌い、攻め口を工夫しているように見える。
毎日は公平中立であろうとする面が強く、やや厳しさに欠ける。
東京は一番感情的にあおっているように見える。
わたしは前回、読売の社説を「カシコイ」と表現した。
今回感じたのは朝日の社説の「ウマサ」だ。
朝日は加計学園問題の切っ掛けをつくり、このテーマについては一貫してマスコミ界をリードしている。
朝日だけの社説の流れをタテに見ると、怒りを爆発させるのではなく、押さえて押さえて、それでも出てくる疑問点を、さまざまな形で投げかけ、安倍首相を追い詰めている。
さすがペンで飯を食っているだけのことはあると思う。
これは素人にはできない。
さて、進歩系のマスコミはできることはそれぞれしていると思う。
国会はどうか。
それが問われている。
【在京6紙社説を読む ~加計学園問題2~:完】
加計学園問題 説明責任は首相にある(朝日6/7)
こうした(加計学園をめぐる)合意形成が政府内でどう行われたのか。
その舞台裏をうかがわせるのが、文部科学省が内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」と言われたと記録された文書だ。
文科省の前次官に続き現役職員も「文書は省内で共有されていた」と朝日新聞に証言した。
首相主導の特区の事業者に、首相の「腹心の友」が理事長である加計学園が決まった。
それだけに、公平性や透明性について、首相は一段と重い説明責任を負っている。
事実解明進まぬ「加計」問題 首相の答弁姿勢を疑う(毎日6/6)
この問題の焦点は、学園の理事長が首相の友人だということが行政判断に影響したかどうかだ。
文書の存在を確認し、官僚機構のゆがみの有無を点検すべきではないか。
首相は「問題の本質は岩盤規制にどう穴をあけるかだ」と主張するばかりで、質問されたことに直接答えず、議論をすり替える。
その答弁姿勢には疑問を持たざるを得ない。
このままでは国会の役割を果たしたとは到底、言えないだろう。
加計学園問題 再調査を拒む不誠実(東京6/7)
学園理事長は安倍首相の「腹心の友」であり、そのことが計画をめぐる行政判断をゆがめることはなかったのかが、問題の核心である。
行政府が全国民の代表である国会を愚弄(ぐろう)しているとしか思えない。
国民の疑問に真摯(しんし)に答えようという公務員として当然の姿勢すら感じられない。
首相と学園との親密な関係が学部新設に影響しなかったのか、国会が追及するのは当然だ。
野党側は首相に「印象操作」などと言われてもひるむことなく、国政の調査という国会の責務を国民の代表として誠実に果たしてほしい。
3紙とも大変お怒りだ。
また、この問題の本質、「安倍首相による国政の私物化」があったのか、なかったのかを真正面から問い、怯むところがない。
ただ、詳細に見ていくと多少の違いが出てくる。
朝日は攻勢が単調になるのを嫌い、攻め口を工夫しているように見える。
毎日は公平中立であろうとする面が強く、やや厳しさに欠ける。
東京は一番感情的にあおっているように見える。
わたしは前回、読売の社説を「カシコイ」と表現した。
今回感じたのは朝日の社説の「ウマサ」だ。
朝日は加計学園問題の切っ掛けをつくり、このテーマについては一貫してマスコミ界をリードしている。
朝日だけの社説の流れをタテに見ると、怒りを爆発させるのではなく、押さえて押さえて、それでも出てくる疑問点を、さまざまな形で投げかけ、安倍首相を追い詰めている。
さすがペンで飯を食っているだけのことはあると思う。
これは素人にはできない。
さて、進歩系のマスコミはできることはそれぞれしていると思う。
国会はどうか。
それが問われている。
【在京6紙社説を読む ~加計学園問題2~:完】
再読愚考:加計学園問題の本質
<なごやんのコメント>
加計学園問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのかが焦点であり、「獣医学部の要不要」は別の話になる。
(朝日・毎日・東京は)この問題の本質、「安倍首相による国政の私物化」があったのか、なかったのかを真正面から問い、怯むところがない。
↑
モリカケ問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのか。
このポイントに安倍政権は正面から答えていない。
安倍総理は、経済・外交など他の面で得点を稼ぎ、野党の非力にも助けられて、逃げ切ることができた。
あとは何事もなかったように振舞えるのかだが・・・どうだろうか?
加計学園問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのかが焦点であり、「獣医学部の要不要」は別の話になる。
(朝日・毎日・東京は)この問題の本質、「安倍首相による国政の私物化」があったのか、なかったのかを真正面から問い、怯むところがない。
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モリカケ問題の本質は、「安倍首相による国政の私物化」があったのかなかったのか。
このポイントに安倍政権は正面から答えていない。
安倍総理は、経済・外交など他の面で得点を稼ぎ、野党の非力にも助けられて、逃げ切ることができた。
あとは何事もなかったように振舞えるのかだが・・・どうだろうか?