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在京6紙社説を読む ~ 閉会中審査1日目 ~ 2-1
安倍総理出席の閉会中審査1日目について、在京6紙は一斉に本日付けの社説で取り上げている。
明日もある話だが、まず1日目を各紙がどのように見ているのか。
いつものように見出しと概要を見ていこう。
まず進歩的、反安倍色の強い朝日・毎日・東京の3紙。
「加計」「日報」で閉会中審査 特区の認定白紙に戻せ(朝日)
国家戦略特区の認定手続きをいったん白紙に戻し、プロセスを踏み直すべきだ。
首相は、加計学園が特区に手を挙げていること自体、知ったのは、学園が事業主体に決まった今年1月だと答弁した。
にわかに信じがたい。
きのうも政府側からは「記憶にない」「記録がない」が連発された。
都合の悪い「記録」が出てくるたびに、「記憶がない」でそれを否定しようとする。
こんな態度をとり続ける限り、国民の信頼は取り戻せない。
「加計」問題で閉会中審査 首相は包み隠さずに語れ(毎日)
(昨夏以降も安倍総理と加計氏は再三会っているにも関わらず)同学園が長年希望してきた獣医学部新設について具体的に話題になったこともないという。
それはかえって不自然ではないか。
いまだに記者会見もしていない加計氏の国会招致が不可欠だ。
官邸側は、前川氏や一連の文書を残した文科省が「勝手な思い込みをしている」と言いたいようだが、前川証言を覆す記録文書などは出せないままだ。
解明に進展がなければ、虚偽の証言が罰せられる証人喚問を検討しなくてはならない。
揺らぐ「安倍一強」 国民の目は厳しく(東京)
いったん加計学園による新設認可を見送り、他大学による獣医学部新設計画を含めて、学部新設や定員増の必要性を検証し直してはどうか。
民主主義は、結果はもとよりその過程も重要だ。
安倍内閣は、野党による憲法五三条に基づく要求を無視せず、臨時国会の召集に応じて、進んで真相解明に努めるべきである。
「安倍政治」の転換は、首相自身が進退を決断しないと無理かもしれない。
↑
3紙とも厳しい。
朝日・東京はいったん特区・新設認定を白紙に戻せと言う。
毎日は加計氏の国会招致、また証人喚問も検討せよと言う。
東京は今回の閉会中審査だけでなく、もっと広く社説で触れているが(後述の産経も同様)、猪野先生と同じく安倍首相の進退まで話を広げている。
いまさら認定を白紙に戻されたら、関係者としてはシャレにならないだろう。
また、安倍総理がいつ特区に加計学園が応募しているのか知るようになったのかは今後のポイントのひとつになると思う。
(つづく)
明日もある話だが、まず1日目を各紙がどのように見ているのか。
いつものように見出しと概要を見ていこう。
まず進歩的、反安倍色の強い朝日・毎日・東京の3紙。
「加計」「日報」で閉会中審査 特区の認定白紙に戻せ(朝日)
国家戦略特区の認定手続きをいったん白紙に戻し、プロセスを踏み直すべきだ。
首相は、加計学園が特区に手を挙げていること自体、知ったのは、学園が事業主体に決まった今年1月だと答弁した。
にわかに信じがたい。
きのうも政府側からは「記憶にない」「記録がない」が連発された。
都合の悪い「記録」が出てくるたびに、「記憶がない」でそれを否定しようとする。
こんな態度をとり続ける限り、国民の信頼は取り戻せない。
「加計」問題で閉会中審査 首相は包み隠さずに語れ(毎日)
(昨夏以降も安倍総理と加計氏は再三会っているにも関わらず)同学園が長年希望してきた獣医学部新設について具体的に話題になったこともないという。
それはかえって不自然ではないか。
いまだに記者会見もしていない加計氏の国会招致が不可欠だ。
官邸側は、前川氏や一連の文書を残した文科省が「勝手な思い込みをしている」と言いたいようだが、前川証言を覆す記録文書などは出せないままだ。
解明に進展がなければ、虚偽の証言が罰せられる証人喚問を検討しなくてはならない。
揺らぐ「安倍一強」 国民の目は厳しく(東京)
いったん加計学園による新設認可を見送り、他大学による獣医学部新設計画を含めて、学部新設や定員増の必要性を検証し直してはどうか。
民主主義は、結果はもとよりその過程も重要だ。
安倍内閣は、野党による憲法五三条に基づく要求を無視せず、臨時国会の召集に応じて、進んで真相解明に努めるべきである。
「安倍政治」の転換は、首相自身が進退を決断しないと無理かもしれない。
↑
3紙とも厳しい。
朝日・東京はいったん特区・新設認定を白紙に戻せと言う。
毎日は加計氏の国会招致、また証人喚問も検討せよと言う。
東京は今回の閉会中審査だけでなく、もっと広く社説で触れているが(後述の産経も同様)、猪野先生と同じく安倍首相の進退まで話を広げている。
いまさら認定を白紙に戻されたら、関係者としてはシャレにならないだろう。
また、安倍総理がいつ特区に加計学園が応募しているのか知るようになったのかは今後のポイントのひとつになると思う。
(つづく)
在京6紙社説を読む ~ 閉会中審査1日目 ~ 2-2
続いて、保守的、親安倍色の強い読売・日経・産経の3紙。
衆院閉会中審査 政権の信頼回復につながるか(読売)
問題の焦点は、国家戦略特区による獣医学部新設を巡って、加計学園への便宜供与があったかどうかだ。
複数の参考人が答弁したが、行政の違法性を示す明白な事実は指摘されなかった。
疑問なのは、政府側に依然として、「記録がない」「記憶がない」との答弁が多いことだ。
便宜供与がないことを証明するのは簡単ではない。
政権全体で、踏み込んだ説明を尽くすしかあるまい。
有権者の政権不信の声に謙虚に向き合え (日経)
政策判断の経緯や不当な政治介入の有無はなお分からない点が多い。
有権者の不信感をぬぐうには謙虚な姿勢で事実を解明していくしかない。
有権者は首相や閣僚の言動に長期政権のおごりや緩みを感じ取っている。
急落した支持率の回復は簡単でないとしても、説明責任を果たしながら地道に政策を実現していくしか道はない。
内閣支持率の急落 姿勢を改め信頼取り戻せ(産経)
「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる野党の追及は、どこに法的、政治的な問題があるかを示し切れず、説得力に乏しい。
それでも、首相や政府側の対応は疑念を払拭できていない。
木で鼻をくくったような答弁や、首相自身が大声でやじを飛ばしたことなども反発を招いたのだろう。
内閣改造は、人心を一新し、国民の期待を取り戻す陣容を整える機会とすべきだ。
数にあぐらをかいた与党の弛緩(しかん)を直視すべきだ。
↑
防戦に回った保守系3紙は総じて勢いがない。
読売はやっと問題の本質「便宜供与=国政の私物化」を、正面から認めるところまできた。
追及する側に攻め手に欠けると指摘するも、政府側にも疑問を投げかける。
「説明を尽くすしかあるまい」という結論も大変弱気。
日経は相変わらずどうでもよい社説。
わざと切り込まないのかと思う。
産経は、前述の東京と同じく広く問題をとらえている。
3紙の中では一番、追及側にからいが、それでも脱出口が「内閣改造」とはちょっと弱すぎる。
以上、在京6紙の社説を読んできた。
攻勢側の朝日・毎日・東京は、様々なボールを投げつけてゆさぶりを強めているのに対して、防戦側の読売・日経・産経は、結局「丁寧な説明」ぐらいで押しまくられている。
攻勢側が複数の出どころの、異なる文書で事態をあぶりだしているのに対して、防戦側が「記憶にない」では、勝負としては分が悪すぎる。
わたしが「切り札を切った!」とコメントした文書は、安倍政権の息の根を止めるほどの効果を上げるのだろうか?
わたしはそれを望むが、まだ楽観はしていない。
【在京6紙社説を読む ~ 閉会中審査1日目 ~ :完】
衆院閉会中審査 政権の信頼回復につながるか(読売)
問題の焦点は、国家戦略特区による獣医学部新設を巡って、加計学園への便宜供与があったかどうかだ。
複数の参考人が答弁したが、行政の違法性を示す明白な事実は指摘されなかった。
疑問なのは、政府側に依然として、「記録がない」「記憶がない」との答弁が多いことだ。
便宜供与がないことを証明するのは簡単ではない。
政権全体で、踏み込んだ説明を尽くすしかあるまい。
有権者の政権不信の声に謙虚に向き合え (日経)
政策判断の経緯や不当な政治介入の有無はなお分からない点が多い。
有権者の不信感をぬぐうには謙虚な姿勢で事実を解明していくしかない。
有権者は首相や閣僚の言動に長期政権のおごりや緩みを感じ取っている。
急落した支持率の回復は簡単でないとしても、説明責任を果たしながら地道に政策を実現していくしか道はない。
内閣支持率の急落 姿勢を改め信頼取り戻せ(産経)
「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる野党の追及は、どこに法的、政治的な問題があるかを示し切れず、説得力に乏しい。
それでも、首相や政府側の対応は疑念を払拭できていない。
木で鼻をくくったような答弁や、首相自身が大声でやじを飛ばしたことなども反発を招いたのだろう。
内閣改造は、人心を一新し、国民の期待を取り戻す陣容を整える機会とすべきだ。
数にあぐらをかいた与党の弛緩(しかん)を直視すべきだ。
↑
防戦に回った保守系3紙は総じて勢いがない。
読売はやっと問題の本質「便宜供与=国政の私物化」を、正面から認めるところまできた。
追及する側に攻め手に欠けると指摘するも、政府側にも疑問を投げかける。
「説明を尽くすしかあるまい」という結論も大変弱気。
日経は相変わらずどうでもよい社説。
わざと切り込まないのかと思う。
産経は、前述の東京と同じく広く問題をとらえている。
3紙の中では一番、追及側にからいが、それでも脱出口が「内閣改造」とはちょっと弱すぎる。
以上、在京6紙の社説を読んできた。
攻勢側の朝日・毎日・東京は、様々なボールを投げつけてゆさぶりを強めているのに対して、防戦側の読売・日経・産経は、結局「丁寧な説明」ぐらいで押しまくられている。
攻勢側が複数の出どころの、異なる文書で事態をあぶりだしているのに対して、防戦側が「記憶にない」では、勝負としては分が悪すぎる。
わたしが「切り札を切った!」とコメントした文書は、安倍政権の息の根を止めるほどの効果を上げるのだろうか?
わたしはそれを望むが、まだ楽観はしていない。
【在京6紙社説を読む ~ 閉会中審査1日目 ~ :完】
No title
建設費はおよそ96億円とすると、着工時にはその半分の48億円が既に支払われているということですね。
でも、文科省の大学設置委員会での決定は8月とか?
よほどの確度がないと銀行は融資に応じません。
融資しているということは大学設置委員会の認可の内定があるということでしょう。
でも、内定が出る保証はありません。
獣医師の需要は農林水産省の需要予測が前提でしょう。
しかも文科省の予備レポートでのライフサイエンス設備等もクリアーしないと。
そのようなリスクを越えて見切り発信。
30年度4月開校ができるというには総理の一言は不可欠ですよね。
でも、文科省の大学設置委員会での決定は8月とか?
よほどの確度がないと銀行は融資に応じません。
融資しているということは大学設置委員会の認可の内定があるということでしょう。
でも、内定が出る保証はありません。
獣医師の需要は農林水産省の需要予測が前提でしょう。
しかも文科省の予備レポートでのライフサイエンス設備等もクリアーしないと。
そのようなリスクを越えて見切り発信。
30年度4月開校ができるというには総理の一言は不可欠ですよね。
No title
今治市が加計学園に無償譲渡したはずの37億円相当の市有地は、いまだに加計学園の所有として登記されていないことが、田中龍作ジャーナルの取材で分かった。
丘陵地帯に広がる16・8haの市有地は、3月3日開かれた定例市議会で加計学園への無償譲渡が正式に決まった。今治市役所はこの後、すみやかに移転登記するとしていた。
加計学園の誘致を主管する今治市企画課によると「市議会の議決をもって所有権は加計学園に移転する」ということだった。不動産専門家によると慣行上、今治市の見解は正しいそうだ。
ところが件の土地の所有者は「今治市」のままだ(8月14日午後1時現在)。
田中はこの日、法務局に足を運び登記簿をあげてみたのである。加計学園への無償譲渡を決めた市議会の議決から5ヵ月余を経ているのにもかかわらず、だ。
法務局のベテラン職員によると、公的機関が物件を動かした場合は、(不動産登記法・第16条により)公的機関の嘱託がなければ、登記できない。
今治市は、安倍政権の行方を危ぶんで、洞が峠を決め込んでいるようですね?
丘陵地帯に広がる16・8haの市有地は、3月3日開かれた定例市議会で加計学園への無償譲渡が正式に決まった。今治市役所はこの後、すみやかに移転登記するとしていた。
加計学園の誘致を主管する今治市企画課によると「市議会の議決をもって所有権は加計学園に移転する」ということだった。不動産専門家によると慣行上、今治市の見解は正しいそうだ。
ところが件の土地の所有者は「今治市」のままだ(8月14日午後1時現在)。
田中はこの日、法務局に足を運び登記簿をあげてみたのである。加計学園への無償譲渡を決めた市議会の議決から5ヵ月余を経ているのにもかかわらず、だ。
法務局のベテラン職員によると、公的機関が物件を動かした場合は、(不動産登記法・第16条により)公的機関の嘱託がなければ、登記できない。
今治市は、安倍政権の行方を危ぶんで、洞が峠を決め込んでいるようですね?
再読愚考:閉会中審査にて
>昨日、行われた閉会中審査では、安倍氏は、加計学園の獣医学部申請について知ったのは、1月20日の国家戦略特区諮問会議だったと答弁しています。
↑
この「1月20日」は後々、大きなキーワードになる。
>お隣の韓国では大統領が在職期間中に決まって「お友達」や親族に便宜を与えて任期が終わると逮捕されてしまうということを繰り替えてしますが(現在進行形のものは任期前)、安倍氏がやっていることも同じなのです。
↑
同様の指摘は以前、すぐやるぞうさんがコメントしている。
わたしは「ウーン」と唸ってしまった。
韓国のローソク革命なるものが、文在寅政権を生み出す結果を招いた。
それを積極的に評価してよいものなのか判断つきかねるのが現状。
<参考コメント>
再読愚考:ウーン。この手のひら返しは何なのだろう?<2018/11/30(11:22)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2799.html
>安倍氏らの答弁は、これまで真っ黒と思われてきた疑惑にさらに黒塗りをしたというだけのものでしかありません。
>もう手遅れです。安倍内閣は総辞職あるのみです。
↑
これは結果的には無理だった。
「でも・だって・だけど」と安倍政権を支持する層を削り取るまでには至らなかった。
真っ黒でも「それがどうしたんだ?」と大目に見る層を突き崩すことはできなかった。
<参考コメント>
「でも・だって・だけど」論<2018/04/07(10:15)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3359.html
再読愚考:前川氏は自作自演なのか?<2018/12/09(22:21)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2856.html
<なごやんのコメント>
安倍総理がいつ特区に加計学園が応募しているのか知るようになったのかは今後のポイントのひとつになると思う。
↑
後にこれに関連した文書も出てきたが、ウヤムヤにされてしまった。
<なごやんのコメント>
わたしが「切り札を切った!」とコメントした文書は、安倍政権の息の根を止めるほどの効果を上げるのだろうか?わたしはそれを望むが、まだ楽観はしていない。
↑
これはわたしの慎重論が当たった。あまりうれしくないが。
↑
この「1月20日」は後々、大きなキーワードになる。
>お隣の韓国では大統領が在職期間中に決まって「お友達」や親族に便宜を与えて任期が終わると逮捕されてしまうということを繰り替えてしますが(現在進行形のものは任期前)、安倍氏がやっていることも同じなのです。
↑
同様の指摘は以前、すぐやるぞうさんがコメントしている。
わたしは「ウーン」と唸ってしまった。
韓国のローソク革命なるものが、文在寅政権を生み出す結果を招いた。
それを積極的に評価してよいものなのか判断つきかねるのが現状。
<参考コメント>
再読愚考:ウーン。この手のひら返しは何なのだろう?<2018/11/30(11:22)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2799.html
>安倍氏らの答弁は、これまで真っ黒と思われてきた疑惑にさらに黒塗りをしたというだけのものでしかありません。
>もう手遅れです。安倍内閣は総辞職あるのみです。
↑
これは結果的には無理だった。
「でも・だって・だけど」と安倍政権を支持する層を削り取るまでには至らなかった。
真っ黒でも「それがどうしたんだ?」と大目に見る層を突き崩すことはできなかった。
<参考コメント>
「でも・だって・だけど」論<2018/04/07(10:15)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3359.html
再読愚考:前川氏は自作自演なのか?<2018/12/09(22:21)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2856.html
<なごやんのコメント>
安倍総理がいつ特区に加計学園が応募しているのか知るようになったのかは今後のポイントのひとつになると思う。
↑
後にこれに関連した文書も出てきたが、ウヤムヤにされてしまった。
<なごやんのコメント>
わたしが「切り札を切った!」とコメントした文書は、安倍政権の息の根を止めるほどの効果を上げるのだろうか?わたしはそれを望むが、まだ楽観はしていない。
↑
これはわたしの慎重論が当たった。あまりうれしくないが。



