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妊婦=遊んだだろ 学校は排除 これでは妊娠してしまった少女に居場所がない
2017年09月07日01:44
 この間、私は、嬰児殺、中絶をテーマに意見を述べていますが、朝日新聞のこの間の連載がとてもよく核心をついた記事になっています。
妊娠、学校に言えぬまま 「遊んでたんやろ」受診断られ」(朝日新聞2017年9月6日)

ここの部分がとても重要なところです。
妊婦の生徒「排除」傾向 退学処分や自宅待機」(朝日新聞2017年9月6日)
「若年出産の問題に詳しい種部恭子医師(日本産婦人科医会常務理事)は「今の子どもたちは『命を大切に』という教育は受けているが、性の知識が不足している」と性教育の大切さを訴える。種部氏は開業する富山県内の中学校に出向いて講演し、一回の性交でも妊娠する可能性があることや、妊娠の診断ができる時期、低用量ピルや緊急避妊薬、コンドームなどリスクを避ける具体的な方法を伝えている。
 その上で、妊娠したケースについて「妊娠には相手がいるのに、女子生徒ひとりが責任を負わされている。子どもたちの状況や気持ちを理解し、教育や就労を含めて支えていくことが必要」と指摘。相談に乗る医師を地域ごとに認定し、子どもが独りで問題を抱え込まないよう、早く支援につなげる仕組みづくりを提案する」

 前者の記事は衝撃的です。やはり学校から排除されることをとても恐れているし、それが当然の気持ちです。
 しかも経緯が酷すぎます。別れ話をするために相手の男のところに一人で行くというのはあまりに危険な行為ですが、知識経験もない少女にとってはそれがせめてもの誠意だったのかもしれないし、呼びつけられて断れなかったのかもしれませんが、絶対にやってはならない危険な行動です。
 この少女の場合には母親に相談できたときには既に中絶可能な時期を過ぎてしまっていたというもので、あまりに痛ましいものです。
 相談しない方が悪いとか、自己責任などという非難は、あまりに傲慢です。人としての優しさの欠片もないのです。

 上記事例でも分かってくれたのは母親ですが、仮に父親にばれたらどうなるだろうという不安を持つ少女は決して少なくないでしょう。
 感情的に怒鳴り立てる姿が目に浮かんでしまうからです。怒鳴るだけでなく、手が出る父親も今の日本だったら、かなりの割合でいるのではないでしょうか。暴力そのものですね。
 何故、言わなかったではなく、言えない状況があることを知るべきだし、むしろ言ってくれなかったことを恥じ入るべきことです。

子どもが困ったときに相談される存在かどうかをよく考えたらよい
怖い父

 事なかれの学校が多いのも問題です。学校で学ぶことは少年、少女の権利です。憲法で保障された権利であるにも関わらず、これに対する無理解には愕然とします。

 学校のみならず、世間の声は、「退学して産め」とか、本当に非情なものです。そこまで追い詰めてどうするんですか。そういう社会が嬰児殺のようなものを生み出しているのに、その自覚がないどころか、虐待だ、厳罰にせよというのは、はき違えも甚だしいものです。

 少年少女の時代に、誰だって、大小を問わず失敗する時期なのだし、そういった過程を経て成長していくにも関わらず、今の日本は旧態依然のように許容性が全くないのですから、由々しき問題です。

育てられない、産めない事情はある 社会が手をさしのべるが当然だ 女性は子どもを産むロボットではない

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カテゴリ : 社会

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