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改憲自民こそ何でも反対の典型
野党は反対ばかりしている。だからダメなんだ。
こういう事はもうずっと昔から言われていたけれど、安倍政権下において更に酷くなって政府与党による野党封じ込めと自分達に対する支持つなぎ止めのプロバガンダとしてネット、メディアを通じて拡散されています。
実際にはこのリンクにある様に時々、本当にそうなのかと調べてみたという報道や記事があまり目立たない様に掲載されると、大抵それが事実に反している事が明らかにされます。
もうそんな事が何十年繰り返されて来たのでしょう。
この様な野党に対する与党の印象操作が定着する始まりは、やはり五十五年体制発足以降であり、自民長期政権の継続という政治状況と切り離して考える事はできません。
野党が反対ばかりしている。仮にそれが事実であっても実際は政治的に何も問題があるわけではない。
そもそも野党は反対ばかりと与党自民党は非難しますが、結党以来自民党が一度でも憲法賛成に党是を変えたことがあるのか。日本の政治の根本である憲法に対して反対するという事はその平和主義、その主権在民、その基本的人権に反対する事です。
各法案にしても憲法の理念の実現に資するかどうかという事が問われ、憲法に賛成、反対を抜きにして考える事は戦後日本において憲法を概ね一貫して支持してきた多数国民に対する根本的で重大な背信ではないのかという事です。
憲法に反対ばかりしている安倍政権に野党は何でも反対などと批判する資格があるのか、無いに決まっている、という事です。
この様な問題点をほとんどのマスメディア等は問題にしませんが、これについては少し後で述べます。
ヨーロッパの政権交代を繰り返している国などにおいても野党は日本などよりずっと反対ばかりと言える例は在る筈です。
問題なのはその後に続く、だから野党はダメなんだ。とする与党の言い分が国民の政治意識の内部に定着してしまった事でしょう。
つまり本当はこれは反対賛成論やその当否ではなく、目的は世論に対する野党ダメ論の拡散、浸透であり、その最も有力な手法、手段なのです。
なぜ野党は反対ばかりでダメだ論は世論、政治意識の中に定着したのか。
やはり野党がダメだったからだろうと言うのはあまりにも与党的立場からの見方になりますが、自民党の対抗政党であった社会党や、新進党、民主党が存続できず、有力政党である公明は与党に転ずる。残るのは共産党だけですが、それこそ我々が云う反対ばかりの政党であるとして与党の自民公明は批判攻撃する。現在の政党地図はその与党自民党にとってその成果の現われと主張の正しさを証明するものと成り果てています。
その様な与党のご都合的な見方が現在の安倍政権下においても広く深く国民の政治意識に浸透する基盤を整備する上で一番重要な役割を果たしたのは新聞、テレビ、週刊誌のメディア御三家でしょう。
例えば現在の安倍政権下の一般的な認識においては政権寄りの(政権寄りというよりと思いますが)読売、産経、日経とそれに比べれば政権に対して距離感を感じさせる紙面と思われている朝日、毎日、東京などですが、読売、産経などは安倍首相からも親密ぶりを誇示する程ですが、ネット、報道でも明らかな様に安倍首相との定期的な会食には朝日の曽我豪元政治部長、毎日の山田孝男特別編集委員など安倍首相と距離を置いていると見られている新聞からの出席者もいます。
なかでも朝日新聞の購読者である私は曽我豪氏の動静を注目しているのですが、安倍首相にとって野党の強い反対を受けた苦労した重要法案が通過成立した直後などのキーポイント的な会食に曽我氏が参会している事などが首相動静から分かりますし、紙面において日曜日の朝刊三面に於いて掲載されているコラム『日曜に想う』に於ける三人の執筆者の一人でもあるので、その元政治部長としての政治に関する論の多い文章を読んでいると、野党は対案を出すべき、反対ばかりする野党ではと言う様な持論を基底に論述が展開されている事が多いと感じます。また旧社会党の様な対立的時代からの転換を果たし自民党と野党第一党との協調的議論に基づく改憲の実現を示唆するかの様な提言的論述、安保条約第一主義にもとづく日米軍事同盟の継続の堅持なども強調されていると感じました。
この様な事から現在の日本のマスメディアに於いても広く,深く、全方位に、与党自民党、安倍政権の、野党は反対ばかりするな、対案を出せという主張が憲法改悪を睨んでさらに強く展開されるに至っていると理解しているのですが、それに対してどう対抗するかは護憲勢力と野党は国民世論に直接訴えるという地道な活動を拡大して一大世論を形成する以外ないのではという悲観的な見方というより、本道が見えて来たと思います。
こういう事はもうずっと昔から言われていたけれど、安倍政権下において更に酷くなって政府与党による野党封じ込めと自分達に対する支持つなぎ止めのプロバガンダとしてネット、メディアを通じて拡散されています。
実際にはこのリンクにある様に時々、本当にそうなのかと調べてみたという報道や記事があまり目立たない様に掲載されると、大抵それが事実に反している事が明らかにされます。
もうそんな事が何十年繰り返されて来たのでしょう。
この様な野党に対する与党の印象操作が定着する始まりは、やはり五十五年体制発足以降であり、自民長期政権の継続という政治状況と切り離して考える事はできません。
野党が反対ばかりしている。仮にそれが事実であっても実際は政治的に何も問題があるわけではない。
そもそも野党は反対ばかりと与党自民党は非難しますが、結党以来自民党が一度でも憲法賛成に党是を変えたことがあるのか。日本の政治の根本である憲法に対して反対するという事はその平和主義、その主権在民、その基本的人権に反対する事です。
各法案にしても憲法の理念の実現に資するかどうかという事が問われ、憲法に賛成、反対を抜きにして考える事は戦後日本において憲法を概ね一貫して支持してきた多数国民に対する根本的で重大な背信ではないのかという事です。
憲法に反対ばかりしている安倍政権に野党は何でも反対などと批判する資格があるのか、無いに決まっている、という事です。
この様な問題点をほとんどのマスメディア等は問題にしませんが、これについては少し後で述べます。
ヨーロッパの政権交代を繰り返している国などにおいても野党は日本などよりずっと反対ばかりと言える例は在る筈です。
問題なのはその後に続く、だから野党はダメなんだ。とする与党の言い分が国民の政治意識の内部に定着してしまった事でしょう。
つまり本当はこれは反対賛成論やその当否ではなく、目的は世論に対する野党ダメ論の拡散、浸透であり、その最も有力な手法、手段なのです。
なぜ野党は反対ばかりでダメだ論は世論、政治意識の中に定着したのか。
やはり野党がダメだったからだろうと言うのはあまりにも与党的立場からの見方になりますが、自民党の対抗政党であった社会党や、新進党、民主党が存続できず、有力政党である公明は与党に転ずる。残るのは共産党だけですが、それこそ我々が云う反対ばかりの政党であるとして与党の自民公明は批判攻撃する。現在の政党地図はその与党自民党にとってその成果の現われと主張の正しさを証明するものと成り果てています。
その様な与党のご都合的な見方が現在の安倍政権下においても広く深く国民の政治意識に浸透する基盤を整備する上で一番重要な役割を果たしたのは新聞、テレビ、週刊誌のメディア御三家でしょう。
例えば現在の安倍政権下の一般的な認識においては政権寄りの(政権寄りというよりと思いますが)読売、産経、日経とそれに比べれば政権に対して距離感を感じさせる紙面と思われている朝日、毎日、東京などですが、読売、産経などは安倍首相からも親密ぶりを誇示する程ですが、ネット、報道でも明らかな様に安倍首相との定期的な会食には朝日の曽我豪元政治部長、毎日の山田孝男特別編集委員など安倍首相と距離を置いていると見られている新聞からの出席者もいます。
なかでも朝日新聞の購読者である私は曽我豪氏の動静を注目しているのですが、安倍首相にとって野党の強い反対を受けた苦労した重要法案が通過成立した直後などのキーポイント的な会食に曽我氏が参会している事などが首相動静から分かりますし、紙面において日曜日の朝刊三面に於いて掲載されているコラム『日曜に想う』に於ける三人の執筆者の一人でもあるので、その元政治部長としての政治に関する論の多い文章を読んでいると、野党は対案を出すべき、反対ばかりする野党ではと言う様な持論を基底に論述が展開されている事が多いと感じます。また旧社会党の様な対立的時代からの転換を果たし自民党と野党第一党との協調的議論に基づく改憲の実現を示唆するかの様な提言的論述、安保条約第一主義にもとづく日米軍事同盟の継続の堅持なども強調されていると感じました。
この様な事から現在の日本のマスメディアに於いても広く,深く、全方位に、与党自民党、安倍政権の、野党は反対ばかりするな、対案を出せという主張が憲法改悪を睨んでさらに強く展開されるに至っていると理解しているのですが、それに対してどう対抗するかは護憲勢力と野党は国民世論に直接訴えるという地道な活動を拡大して一大世論を形成する以外ないのではという悲観的な見方というより、本道が見えて来たと思います。
No title
野党は「何でも反対」
この言葉、リアルでも聞きます。
テレビでやる該当インタビューでも。
無党派でこの言葉を言う人は
(世論誘導?)で流布されている言葉を真に受け、
まんま受け売り、知ったかぶっている人だなっていう
ある意味、リトマス試験紙にはなっていますね。
この言葉、リアルでも聞きます。
テレビでやる該当インタビューでも。
無党派でこの言葉を言う人は
(世論誘導?)で流布されている言葉を真に受け、
まんま受け売り、知ったかぶっている人だなっていう
ある意味、リトマス試験紙にはなっていますね。
No title
>野党がどれだけ内閣提出の法案に賛成したかどうかという観点から論じられています。
立憲民主党の賛成率は「約8割」となってますがハッキリ言って詭弁です。
やくざが、わし一日中悪いことしてるわけやないで、ほとんどが堅気の衆と同じことしてるで、と言っているようなものです。
国家、国民の為のことを考えて反対するなら支持しますが残念ながら与党を困らすために反対していることが見えてしまうのです。
例えば自衛隊は違憲じゃない、いや違憲だと意見が二分しますが国防は国民を守るためのものですから曖昧な憲法を正すために自衛隊を憲法に明記することになぜ反対するのかよくわかりません。
スパイ防止法も必要とされていますが野党の反対で法案の提出さえできない状況です。
要するに国家感が国民と乖離しているのです、それにつきます。
立憲民主党の賛成率は「約8割」となってますがハッキリ言って詭弁です。
やくざが、わし一日中悪いことしてるわけやないで、ほとんどが堅気の衆と同じことしてるで、と言っているようなものです。
国家、国民の為のことを考えて反対するなら支持しますが残念ながら与党を困らすために反対していることが見えてしまうのです。
例えば自衛隊は違憲じゃない、いや違憲だと意見が二分しますが国防は国民を守るためのものですから曖昧な憲法を正すために自衛隊を憲法に明記することになぜ反対するのかよくわかりません。
スパイ防止法も必要とされていますが野党の反対で法案の提出さえできない状況です。
要するに国家感が国民と乖離しているのです、それにつきます。