コメント
火力発電所の増強などというハコモノは
左派が全力で非難してたでしょうに。
実際、北海道の経済にはお荷物でしかないですよ。
自民党は既存の泊を再稼働派。
既存設備の利用なので追加負担は少ない。
各陣営がこれだから、火力発電所の増強を主張してた人なんて
ほぼゼロだったでしょ?
左派から有効な対案が出せるとしたら
遊戯店の営業自粛要請。
カジノ大嫌い、ススキノ大嫌いな先生のお気持ちにも沿うでしょう。
弁護士先生はエレベーターくらい乗ってください。
北海道の左派論客である先生が遊戯店自粛を呼びかけるほうが
はるかに社会的影響と節電効果が大きいです。
左派が全力で非難してたでしょうに。
実際、北海道の経済にはお荷物でしかないですよ。
自民党は既存の泊を再稼働派。
既存設備の利用なので追加負担は少ない。
各陣営がこれだから、火力発電所の増強を主張してた人なんて
ほぼゼロだったでしょ?
左派から有効な対案が出せるとしたら
遊戯店の営業自粛要請。
カジノ大嫌い、ススキノ大嫌いな先生のお気持ちにも沿うでしょう。
弁護士先生はエレベーターくらい乗ってください。
北海道の左派論客である先生が遊戯店自粛を呼びかけるほうが
はるかに社会的影響と節電効果が大きいです。
No title
ネットで見かけた意見だけどさ
「このお金で火力発電でも何でもバンバン作ってください!」
とか寄付金活動でもない限り、企業側だって動けないんだよね。
・北海道の人口は減るのが目に見えているので他の代替の発電所は必要ないですよ。ハコモノ反対。今のが老朽化で燃え尽きたらおしまいですが他に方法はありませんね。
・原発は北海道の未来には必要ないですよね。このまま稼働させずに廃炉にしましょう。
……ならどうしろっていうのさ……。
一番いいのは北海道から出ていくのが北海道民の未来ですねっていうようなもんじゃん。
「このお金で火力発電でも何でもバンバン作ってください!」
とか寄付金活動でもない限り、企業側だって動けないんだよね。
・北海道の人口は減るのが目に見えているので他の代替の発電所は必要ないですよ。ハコモノ反対。今のが老朽化で燃え尽きたらおしまいですが他に方法はありませんね。
・原発は北海道の未来には必要ないですよね。このまま稼働させずに廃炉にしましょう。
……ならどうしろっていうのさ……。
一番いいのは北海道から出ていくのが北海道民の未来ですねっていうようなもんじゃん。
No title
震度7は、北海道の一部での被災でしかありません。
他の地区は。震度2とか、震度3程度でしたね。
しかし、一極集中型の発電では聞きなれない「ブラックアウト」が必然的に発生します。
原発であろうが、火力発電であろうが同じ結果になります。分散型ならば、震度3程度の場所に透析患者を移動させれば済むことです。
一極集中型の原発と、一極集中型の火力との比較は意味がありません。
一極集中型の原発が震度7の被災する可能性は地震国日本ではどこでもあり得ることです。
断層型の地震のすべてが明らかではないことぐらいは理解すべきでしょう。
他の地区は。震度2とか、震度3程度でしたね。
しかし、一極集中型の発電では聞きなれない「ブラックアウト」が必然的に発生します。
原発であろうが、火力発電であろうが同じ結果になります。分散型ならば、震度3程度の場所に透析患者を移動させれば済むことです。
一極集中型の原発と、一極集中型の火力との比較は意味がありません。
一極集中型の原発が震度7の被災する可能性は地震国日本ではどこでもあり得ることです。
断層型の地震のすべてが明らかではないことぐらいは理解すべきでしょう。
No title
大規模停電を6年前に予言!?「北電の供給能力は足りてない」ツイートの真意を聞いた
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00010003-fnnprimev-soci
>北海道電力は泊原子力発電所が停止から、とても迅速に新規の火力発電所の建設に着手しましたが、土地の選定とアセスメント(ある事象を客観的に評価すること)だけで何年もかかりますので、すぐにはどうにもならないのです。
>北海道電力は泊原子力発電所の稼働停止から3年後の2015年、小樽市でガス火力発電所の新設工事に着手。北海道と本州の間で電力をやりとりできる「北本連系線」の容量を1.5倍にする工事を進めてきたが、いずれも完成は今年度中で、対策は間に合わず、今回の大規模停電につながった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00010003-fnnprimev-soci
>北海道電力は泊原子力発電所が停止から、とても迅速に新規の火力発電所の建設に着手しましたが、土地の選定とアセスメント(ある事象を客観的に評価すること)だけで何年もかかりますので、すぐにはどうにもならないのです。
>北海道電力は泊原子力発電所の稼働停止から3年後の2015年、小樽市でガス火力発電所の新設工事に着手。北海道と本州の間で電力をやりとりできる「北本連系線」の容量を1.5倍にする工事を進めてきたが、いずれも完成は今年度中で、対策は間に合わず、今回の大規模停電につながった。
No title
猪野先生のおっしゃる通りだと思います。
残念ですけど青湘遊郎さんやゆうじさんのコメントからは皮肉が精一杯なのかなという感じをうけます。
北海道でのブラックアウト、つまり大規模停電ですよね。
けれど私の住む関西でも二百十数万戸かという規模の停電が起きた訳です。
結局どの様な理由であれ、どの発電所であれ、停電、それも大規模停電は起こり得るという事が証明された訳です。
なのに停電=原発必要論に持って行こうとするから論理がおかしくなり、議論にならないのだと思います。
透析患者の前でも言えるのか、なんて問題のすり替えですね。
私の父も透析をしていて、よく付き添いましたけど、そんなのを聞いたら苦笑したでしょうね。
透析に限らず停電して困る入院、通院患者がいる病院は自動的に自家発電に切り換えられ通常と変わらぬ医療行為が出来るようになっている事が必要なんです。
それを義務付け実行出来ない様な貧困な医療体制、生活環境がまかり通っている事が問題の核心であって、まして左派がどうこうとか言うのはナンセンスとしか言い様がないですよ。
泊原発を、とかいうより今回の北海道停電では大規模発電所は安定供給の上ではむしろマイナス面が大きいのがわかった点が重要だと思いますし、北海道電力の発電所を見ていると想像以上に水力発電所が多いほか、火力は石炭利用と少なさ、老朽化が目に付く。
これを見た限り、私には北海道や四国といった総発電能力や需要が少ない地区で巨大な原発など全く不要なのに、九電力全部に原発がある事をめざす自民党政権と電力、財界、原子力推進マスコミの合作で北海道にも不要な原発が造られ、結果として本当に必要な火力発電の更新と適正分散化が出来なかったと思わざるを得ません。
それを裏付ける様に電力復旧がどうなるか見ていたら砂川発電所が速かったですね。
12万5千kW程ですか。
北海道電力には40万kWという大きな揚水発電所も有るようですし、水力の割合もかなりあるようですね。
これも復旧が速かった一つの要因じゃないでしょうか。
太陽光、ソーラー発電は無理かと思ったら有りますね。
風力など太陽光よりずっと有望ではないのでしょうか。
結局泊原発があるだろうじゃなくて、泊原発を造ったから大規模停電してしまったというのが真相に近いんじゃないんでしょうか。
残念ですけど青湘遊郎さんやゆうじさんのコメントからは皮肉が精一杯なのかなという感じをうけます。
北海道でのブラックアウト、つまり大規模停電ですよね。
けれど私の住む関西でも二百十数万戸かという規模の停電が起きた訳です。
結局どの様な理由であれ、どの発電所であれ、停電、それも大規模停電は起こり得るという事が証明された訳です。
なのに停電=原発必要論に持って行こうとするから論理がおかしくなり、議論にならないのだと思います。
透析患者の前でも言えるのか、なんて問題のすり替えですね。
私の父も透析をしていて、よく付き添いましたけど、そんなのを聞いたら苦笑したでしょうね。
透析に限らず停電して困る入院、通院患者がいる病院は自動的に自家発電に切り換えられ通常と変わらぬ医療行為が出来るようになっている事が必要なんです。
それを義務付け実行出来ない様な貧困な医療体制、生活環境がまかり通っている事が問題の核心であって、まして左派がどうこうとか言うのはナンセンスとしか言い様がないですよ。
泊原発を、とかいうより今回の北海道停電では大規模発電所は安定供給の上ではむしろマイナス面が大きいのがわかった点が重要だと思いますし、北海道電力の発電所を見ていると想像以上に水力発電所が多いほか、火力は石炭利用と少なさ、老朽化が目に付く。
これを見た限り、私には北海道や四国といった総発電能力や需要が少ない地区で巨大な原発など全く不要なのに、九電力全部に原発がある事をめざす自民党政権と電力、財界、原子力推進マスコミの合作で北海道にも不要な原発が造られ、結果として本当に必要な火力発電の更新と適正分散化が出来なかったと思わざるを得ません。
それを裏付ける様に電力復旧がどうなるか見ていたら砂川発電所が速かったですね。
12万5千kW程ですか。
北海道電力には40万kWという大きな揚水発電所も有るようですし、水力の割合もかなりあるようですね。
これも復旧が速かった一つの要因じゃないでしょうか。
太陽光、ソーラー発電は無理かと思ったら有りますね。
風力など太陽光よりずっと有望ではないのでしょうか。
結局泊原発があるだろうじゃなくて、泊原発を造ったから大規模停電してしまったというのが真相に近いんじゃないんでしょうか。
No title
だからさ、表現の問題でしょ?
今、現実に辛い人の前で「いやーほんと、すり傷程度で俺ホント運がよかったってゆーか?マジ俺ラッキーってカンジ?」って表現を使うかどうか。
前の炎上した無駄死に発言もそうだったけれど、どうして普通に
「北海道の今回の停電で、私のように健康な人間ですらかなり参ったのですから、病院等にいた方や今もいる方にとってはもっと先が見えず不安なことだったでしょう。それでも、もし原発が動いていてこの地震でダメージを受けてしまったらと考えると心が凍りつきます。表現は悪いと思いますが、原発が動いていなくてよかったと思うのです」とかなんかもう少し文系最高峰の弁護士的文学的表現があるのではないかと思うのよ。
多分この表現だったら炎上しない。多分。
今、現実に辛い人の前で「いやーほんと、すり傷程度で俺ホント運がよかったってゆーか?マジ俺ラッキーってカンジ?」って表現を使うかどうか。
前の炎上した無駄死に発言もそうだったけれど、どうして普通に
「北海道の今回の停電で、私のように健康な人間ですらかなり参ったのですから、病院等にいた方や今もいる方にとってはもっと先が見えず不安なことだったでしょう。それでも、もし原発が動いていてこの地震でダメージを受けてしまったらと考えると心が凍りつきます。表現は悪いと思いますが、原発が動いていなくてよかったと思うのです」とかなんかもう少し文系最高峰の弁護士的文学的表現があるのではないかと思うのよ。
多分この表現だったら炎上しない。多分。
No title
東大さん
>分散型ならば、震度3程度の場所に透析患者を移動させれば済むことです。
透析って常時予約制ですよ。
>分散型ならば、震度3程度の場所に透析患者を移動させれば済むことです。
透析って常時予約制ですよ。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No title
青湘遊郎様
透析患者は現在、電子カルテにより管理されているそうですね。
そうすると、透析患者だけを移動しても十分な透析はできないことがわかりました。
そうであるならば、各透析センターは再生可能エネルギー100%での自律的な透析クリニックに変換される方向に行くべきですね。
イオン等の企業は近い将来100%再生可能エネルギー使用企業に転換することを宣言しました。
北海道にもこのような病院ができればいいですね。
ちなみに、太陽光発電は多少の雨が降っても快晴時の25%の出力があります。
黒雲時にはさすがに10%程度に落ちてしまします。
透析患者は現在、電子カルテにより管理されているそうですね。
そうすると、透析患者だけを移動しても十分な透析はできないことがわかりました。
そうであるならば、各透析センターは再生可能エネルギー100%での自律的な透析クリニックに変換される方向に行くべきですね。
イオン等の企業は近い将来100%再生可能エネルギー使用企業に転換することを宣言しました。
北海道にもこのような病院ができればいいですね。
ちなみに、太陽光発電は多少の雨が降っても快晴時の25%の出力があります。
黒雲時にはさすがに10%程度に落ちてしまします。
出来ることから始める減災対策
ブラックアウトの中、医療機関では次のような対応が取られた。
引用開始----
道内で300超の病院が停電。34カ所の災害拠点病院が自家発電で対応に当たった。停電した病院では、重症者や人工透析の患者を、ほかに転院させる対応に追われた。道内には透析患者は約1万5千人(注1)。
引用終わり----
災害によるけが人も搬送されれば、その分の負担が増大する。災害拠点病院には自家発電が義務づけられているが、それ以外では自家発電のある病院は少ないだろう。
また、引用記事にあるように転院による移動、特に長時間になると、患者に負担を強いることになるが現状では他に方法がない。
当面、医療機関に自家発電導入を促進するような施策が必要になるだろう。
その際、抜本的に発電方法を多様化する、例えば天然ガスを燃料とする発電システムとしてのコージェネレーション(注2)導入(同時に排熱を給湯、暖房、冷房、蒸気などに利用)が検討されてもよい。発電所から電力を供給されるのではなく、各事業所や家庭で発電するものだ。
ちなみに今回の地震で都市ガスに影響はなかったようだ(注3)。北海道を主な拠点に営業を展開するセイコーマートというコンビニは、そのガスを使って平常時から炊飯し、おにぎりを店内で作り販売している。また車から電源を取りレジを動かすなど、停電の影響を減らしていく防災対策をしている。
このような防災意識の高さを医療機関にも求めたい。イニシャルコストに対して国が援助すべきことは言うまでもない。そうした防災対策の積み重ねが減災対策として機能するだろう。
【注】
1, https://dot.asahi.com/wa/2018090900012.html?page=2
2, https://www.ace.or.jp/web/introductory/index.php?Kiji_List
3, https://www.gas-enenews.co.jp/news/?action=view&id=2931
引用開始----
道内で300超の病院が停電。34カ所の災害拠点病院が自家発電で対応に当たった。停電した病院では、重症者や人工透析の患者を、ほかに転院させる対応に追われた。道内には透析患者は約1万5千人(注1)。
引用終わり----
災害によるけが人も搬送されれば、その分の負担が増大する。災害拠点病院には自家発電が義務づけられているが、それ以外では自家発電のある病院は少ないだろう。
また、引用記事にあるように転院による移動、特に長時間になると、患者に負担を強いることになるが現状では他に方法がない。
当面、医療機関に自家発電導入を促進するような施策が必要になるだろう。
その際、抜本的に発電方法を多様化する、例えば天然ガスを燃料とする発電システムとしてのコージェネレーション(注2)導入(同時に排熱を給湯、暖房、冷房、蒸気などに利用)が検討されてもよい。発電所から電力を供給されるのではなく、各事業所や家庭で発電するものだ。
ちなみに今回の地震で都市ガスに影響はなかったようだ(注3)。北海道を主な拠点に営業を展開するセイコーマートというコンビニは、そのガスを使って平常時から炊飯し、おにぎりを店内で作り販売している。また車から電源を取りレジを動かすなど、停電の影響を減らしていく防災対策をしている。
このような防災意識の高さを医療機関にも求めたい。イニシャルコストに対して国が援助すべきことは言うまでもない。そうした防災対策の積み重ねが減災対策として機能するだろう。
【注】
1, https://dot.asahi.com/wa/2018090900012.html?page=2
2, https://www.ace.or.jp/web/introductory/index.php?Kiji_List
3, https://www.gas-enenews.co.jp/news/?action=view&id=2931
No title
まさか、人工透析って1、2時間で終了すると思ってるのですか?
No title
青湘遊郎さん、
貴方が整理された論旨の3点は肯首できます。
ただ、「私は透析患者の前で「ブラックアウトしてよかった」とは言えないなあ」という書き込みは「皮肉」に聞こえてしまいます。猪野さんが言ってもいないこと(「ブラックアウトしてよかった」)を持ち出し揶揄している点で。
東大平行線さん、
停電による透析患者への深刻な影響の問題については他の方からも指摘があったので、被災の規模について。
>震度7は、北海道の一部での被災でしかありません。他の地区は。震度2とか、震度3程度でしたね。
強い揺れ(震度5強~7)にみまわれたのは面積的には一部といえますが、その中には大都市札幌も入ります。被災人口や重要産業拠点の存在地点などの観点からも被災の評価が必要かと。
rotさん、
>北海道電力には40万kWという大きな揚水発電所も有るようですし、水力の割合もかなりあるようですね。
これも復旧が速かった一つの要因じゃないでしょうか。
揚水発電所の存在が「復旧が速かった一つの要因」というのはミスリードなコメントかと思います。
「40万kW」は京極発電所のことを指していると思いますが、京極ダムは一般のダムと違う揚水ダムで、基本的には泊原発の稼働を前提に建設されたものです。(下記Web記事②を参照ください)
①【京極発電所】
http://www.hepco.co.jp/energy/water_power/kyogoku_ps.html
②【電力を捨てる「発電所」揚水式発電】
http://www.nuketext.org/mondaiten_yousui.html
下記引用の報道記事③の中で、北電からの報告として、「供給力を補うため、京極揚水発電所(京極町、2基合計で40万キロワット)を14日以降、順次稼働させるメドがたった」とありますが、ミスリードな問題ある内容だと思いました。
第一に、泊原発が稼働していないのに40万KWの発電が今後維持出来るわけがない。
仮に現時点で京極ダムの「上部調整池」に相当量の貯水があれば、短期的一時的には40万KWの電力を産み出せるかもしれない。でも放流が終わればそれでおしまい。これから電力需要の増加が見込まれる冬場に向けては殆んど貢献、機能しないでしょう。
現在は、道外からの電力融通と複数の水力発電所の再稼働そして苫東厚真火力発電所以外の火力発電所のフル稼働によって電力需要をギリギリまかなう「自転車操業」の状態。
長期間、稼働を停止していて十分な保守点検を行っていたとは決して言えない水力発電所設備を急遽再稼働させたことによるトラブル発生や、損傷して停止した苫東厚真火力発電所以外の火力発電所をフル稼働させていることによるトラブルが今後発生する可能性もあります。停電や計画停電の可能性も否定できません。
北海道ではこれから冬場を向かえますが、電気を必要としない暖房器具の備えも必要かと思います。
③【苫東厚真発電所の全面復旧、11月以降に 経産相見通し】
https://www.asahi.com/articles/ASL9C35G5L9CULFA004.html
貴方が整理された論旨の3点は肯首できます。
ただ、「私は透析患者の前で「ブラックアウトしてよかった」とは言えないなあ」という書き込みは「皮肉」に聞こえてしまいます。猪野さんが言ってもいないこと(「ブラックアウトしてよかった」)を持ち出し揶揄している点で。
東大平行線さん、
停電による透析患者への深刻な影響の問題については他の方からも指摘があったので、被災の規模について。
>震度7は、北海道の一部での被災でしかありません。他の地区は。震度2とか、震度3程度でしたね。
強い揺れ(震度5強~7)にみまわれたのは面積的には一部といえますが、その中には大都市札幌も入ります。被災人口や重要産業拠点の存在地点などの観点からも被災の評価が必要かと。
rotさん、
>北海道電力には40万kWという大きな揚水発電所も有るようですし、水力の割合もかなりあるようですね。
これも復旧が速かった一つの要因じゃないでしょうか。
揚水発電所の存在が「復旧が速かった一つの要因」というのはミスリードなコメントかと思います。
「40万kW」は京極発電所のことを指していると思いますが、京極ダムは一般のダムと違う揚水ダムで、基本的には泊原発の稼働を前提に建設されたものです。(下記Web記事②を参照ください)
①【京極発電所】
http://www.hepco.co.jp/energy/water_power/kyogoku_ps.html
②【電力を捨てる「発電所」揚水式発電】
http://www.nuketext.org/mondaiten_yousui.html
下記引用の報道記事③の中で、北電からの報告として、「供給力を補うため、京極揚水発電所(京極町、2基合計で40万キロワット)を14日以降、順次稼働させるメドがたった」とありますが、ミスリードな問題ある内容だと思いました。
第一に、泊原発が稼働していないのに40万KWの発電が今後維持出来るわけがない。
仮に現時点で京極ダムの「上部調整池」に相当量の貯水があれば、短期的一時的には40万KWの電力を産み出せるかもしれない。でも放流が終わればそれでおしまい。これから電力需要の増加が見込まれる冬場に向けては殆んど貢献、機能しないでしょう。
現在は、道外からの電力融通と複数の水力発電所の再稼働そして苫東厚真火力発電所以外の火力発電所のフル稼働によって電力需要をギリギリまかなう「自転車操業」の状態。
長期間、稼働を停止していて十分な保守点検を行っていたとは決して言えない水力発電所設備を急遽再稼働させたことによるトラブル発生や、損傷して停止した苫東厚真火力発電所以外の火力発電所をフル稼働させていることによるトラブルが今後発生する可能性もあります。停電や計画停電の可能性も否定できません。
北海道ではこれから冬場を向かえますが、電気を必要としない暖房器具の備えも必要かと思います。
③【苫東厚真発電所の全面復旧、11月以降に 経産相見通し】
https://www.asahi.com/articles/ASL9C35G5L9CULFA004.html
No title
NANAさん、ミスリードじゃないと思いますが。
11日の朝刊によると10日までに、火力180万kw、水力40万kw、企業が発電した電気を50万kw買い、本州からの融通も60万kw受けた、これに地熱とバイオマスの20万kWを加えて353万kWまで積み上げたと書かれていました。
この時点では京極揚水発電所はまだ稼働しておらず、その後1号機20万kWが13日、2号機が14日予定となっていると読みましたから、それ以外の水力で40万kWですが、北海道電力の水力発電所は京極揚水発電所40万kWを除いてもざっと計算して100万kW以上あるのでかなり発電しているのだろうなと推測したのです。
揚水発電が原発と関係する事は東日本大震災の時によく書かれていたので知っていますが、その時の電力不足でもその発電能力が注目され、かなり伝えられていた事はご存知でしょう。
③の記事がミスリードな問題ある内容と思われたという事ですが、この揚水発電所は2014年10月1日に営業運転を開始したそうですが、夜間の余剰電力で上部調整池に汲み上げるのだから必ず原発の稼働が必要というわけではないと思うのですが、冬も稼働できる様に他の記事で見ましたが。
11日の朝刊によると10日までに、火力180万kw、水力40万kw、企業が発電した電気を50万kw買い、本州からの融通も60万kw受けた、これに地熱とバイオマスの20万kWを加えて353万kWまで積み上げたと書かれていました。
この時点では京極揚水発電所はまだ稼働しておらず、その後1号機20万kWが13日、2号機が14日予定となっていると読みましたから、それ以外の水力で40万kWですが、北海道電力の水力発電所は京極揚水発電所40万kWを除いてもざっと計算して100万kW以上あるのでかなり発電しているのだろうなと推測したのです。
揚水発電が原発と関係する事は東日本大震災の時によく書かれていたので知っていますが、その時の電力不足でもその発電能力が注目され、かなり伝えられていた事はご存知でしょう。
③の記事がミスリードな問題ある内容と思われたという事ですが、この揚水発電所は2014年10月1日に営業運転を開始したそうですが、夜間の余剰電力で上部調整池に汲み上げるのだから必ず原発の稼働が必要というわけではないと思うのですが、冬も稼働できる様に他の記事で見ましたが。
No title
rotさん、
>この時点では京極揚水発電所はまだ稼働しておらず、その後1号機20万kWが13日、2号機が14日予定となっていると読みました
たしかに「上部調整池」の下にある京極ダム自体もペーペナイ川の水を貯水し放流発電する機能を備えています。(当然ながら、渇水期や冬の凍結期には最大時に比して発電能力は低下します)
ただ、北電が多大な費用を投入して建設した京極発電所・京極ダムはその水力発電を主目的に建設されたものではなく、泊原発3号機の稼働を前提にしたものであり、原発がなければ作られていなかったということはほぼ断言できるでしょう。
文末にリンクした北電作成のYoutube動画にもあるように、2014年に「営業運転」を開始したとされる京極発電所1号機は純揚水式発電所です。最頂上部にある「上部調整池」に十分な貯水がなければ1号機最大出力とされる20万KWの発電も不可能です。
「夜間の余剰電力で水を汲み上げるのだから必ず原発の稼働が必要というわけではない」というrotさんのコメントは、電力会社が揚水ダム(揚水発電所)の効用について宣伝する時の論理を無批判に鵜呑みにしたもののように思います。「夜間の余剰電力」を使った揚水による京極揚水発電所での発電が仮に10万KWだとしたら、その分の夜間水力発電を抑えればいいだけの話ではありませんか。技術的には難しいことではありませんし、効率の悪い揚水による電力のロスもありません。
基本的に言って、揚水ダム(揚水式発電所)という多大な費用を要するハコモノを建設してまで夜間の余剰電力の「調整」が必要になるのは、昼夜間の出力調整が安全上また技術的に困難な原発の電力がベースロードの主要部分を占めた場合です。揚水式発電所(揚水ダム)は原発とセットであり、原発と関係なく作られたものはないと言えるでしょう。
逆に言えば、現状のように原発が停止して火力と水力をメインにベースロード電源が構築されている場合には、京極ダム(揚水式発電所)のような巨大ハコモノに頼るほどの夜間余剰電力の「調整」は必要にならないということです。
rotさんは水力発電にはかなりの供給余力があるかのように書かれています。
たしかに北海道にはダムが数多くあり(砂防ダムのような小さいものまで入れれば、たしか200近く)、運用の有無は別として発電設備を持つ大きなダムも少なくありません。それらの発電能力という机上の合算から言えば100万KWという数字も間違いとは言えないでしょう。
そういう中で先の投稿で私が指摘したかったことは、今回のブラックアウト発生で危機管理能力、責任を問う声が向けられている北電が、これまで十分な保守点検を維持せず長年半ば放置状態にしていた水力発電設備が数多くある中でその緊急な再稼働を迫られているという点です。
そういった状況下でのトラブル発生の可能性、つまりこれから先、水力発電による電力供給が安定的に維持できるのかということへの懸念です。
北電もそういった問題については十分考えた上で様々な検討のもとに優先順位をつけ万全な状態で水力発電所を順次再稼働させていると思いたいのですが···残念ながら懸念は拭えません。
ただ、たとえば忠別ダム(大型複合ダム)のように比較的最近竣工して運用されているダムでの水力発電では私の懸念する問題はあたらないように思います。
ともあれ、北電には再稼働させる水力発電所(ダム)についての情報公開を逐一しっかり行ってほしいものです。
(北電に限らず電力会社の情報公開の不十分さ不透明さは、多くの人が指摘するところです)
https://www.youtube.com/watch?v=2jwXLtLU9ZQ&feature=youtu.be
>この時点では京極揚水発電所はまだ稼働しておらず、その後1号機20万kWが13日、2号機が14日予定となっていると読みました
たしかに「上部調整池」の下にある京極ダム自体もペーペナイ川の水を貯水し放流発電する機能を備えています。(当然ながら、渇水期や冬の凍結期には最大時に比して発電能力は低下します)
ただ、北電が多大な費用を投入して建設した京極発電所・京極ダムはその水力発電を主目的に建設されたものではなく、泊原発3号機の稼働を前提にしたものであり、原発がなければ作られていなかったということはほぼ断言できるでしょう。
文末にリンクした北電作成のYoutube動画にもあるように、2014年に「営業運転」を開始したとされる京極発電所1号機は純揚水式発電所です。最頂上部にある「上部調整池」に十分な貯水がなければ1号機最大出力とされる20万KWの発電も不可能です。
「夜間の余剰電力で水を汲み上げるのだから必ず原発の稼働が必要というわけではない」というrotさんのコメントは、電力会社が揚水ダム(揚水発電所)の効用について宣伝する時の論理を無批判に鵜呑みにしたもののように思います。「夜間の余剰電力」を使った揚水による京極揚水発電所での発電が仮に10万KWだとしたら、その分の夜間水力発電を抑えればいいだけの話ではありませんか。技術的には難しいことではありませんし、効率の悪い揚水による電力のロスもありません。
基本的に言って、揚水ダム(揚水式発電所)という多大な費用を要するハコモノを建設してまで夜間の余剰電力の「調整」が必要になるのは、昼夜間の出力調整が安全上また技術的に困難な原発の電力がベースロードの主要部分を占めた場合です。揚水式発電所(揚水ダム)は原発とセットであり、原発と関係なく作られたものはないと言えるでしょう。
逆に言えば、現状のように原発が停止して火力と水力をメインにベースロード電源が構築されている場合には、京極ダム(揚水式発電所)のような巨大ハコモノに頼るほどの夜間余剰電力の「調整」は必要にならないということです。
rotさんは水力発電にはかなりの供給余力があるかのように書かれています。
たしかに北海道にはダムが数多くあり(砂防ダムのような小さいものまで入れれば、たしか200近く)、運用の有無は別として発電設備を持つ大きなダムも少なくありません。それらの発電能力という机上の合算から言えば100万KWという数字も間違いとは言えないでしょう。
そういう中で先の投稿で私が指摘したかったことは、今回のブラックアウト発生で危機管理能力、責任を問う声が向けられている北電が、これまで十分な保守点検を維持せず長年半ば放置状態にしていた水力発電設備が数多くある中でその緊急な再稼働を迫られているという点です。
そういった状況下でのトラブル発生の可能性、つまりこれから先、水力発電による電力供給が安定的に維持できるのかということへの懸念です。
北電もそういった問題については十分考えた上で様々な検討のもとに優先順位をつけ万全な状態で水力発電所を順次再稼働させていると思いたいのですが···残念ながら懸念は拭えません。
ただ、たとえば忠別ダム(大型複合ダム)のように比較的最近竣工して運用されているダムでの水力発電では私の懸念する問題はあたらないように思います。
ともあれ、北電には再稼働させる水力発電所(ダム)についての情報公開を逐一しっかり行ってほしいものです。
(北電に限らず電力会社の情報公開の不十分さ不透明さは、多くの人が指摘するところです)
https://www.youtube.com/watch?v=2jwXLtLU9ZQ&feature=youtu.be
停電は常に想定しておくべき
供給に穴が空けば強制停電によって需給バランスを図る電力システム。その強制停電は3回発動したが、3回目は失敗したようだ(注)。
そして、地震発生から17分後にブラックアウトになったのだが、その間、何があったのか、なぜ需給バランスに失敗したのか。その失敗は大規模発電所で、電力の多くを発電することが影響したのか。夜間運転で出力調整可能な発電所があったのか。
、今後の検証結果に注目したい。
ところで、透析患者の話を、〈需給バランスによって成立している電力システム〉というテーブルにのせれば、発電所の緊急停止等により、ブラックアウトでなくとも強制停電が発生する可能性があることは当然のことで、ナンセンスだということがわかる。
そもそも停電は、倒木・台風等が原因で発生することもある。医療機関は停電を想定して対応をすべきであろう。(問題は電力復旧までの時間。)停電の原因は電力会社の不作為のみで発生するわけではないのだ。
【注】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180912-OYT1T50120.html
そして、地震発生から17分後にブラックアウトになったのだが、その間、何があったのか、なぜ需給バランスに失敗したのか。その失敗は大規模発電所で、電力の多くを発電することが影響したのか。夜間運転で出力調整可能な発電所があったのか。
、今後の検証結果に注目したい。
ところで、透析患者の話を、〈需給バランスによって成立している電力システム〉というテーブルにのせれば、発電所の緊急停止等により、ブラックアウトでなくとも強制停電が発生する可能性があることは当然のことで、ナンセンスだということがわかる。
そもそも停電は、倒木・台風等が原因で発生することもある。医療機関は停電を想定して対応をすべきであろう。(問題は電力復旧までの時間。)停電の原因は電力会社の不作為のみで発生するわけではないのだ。
【注】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180912-OYT1T50120.html
再読愚考:透析患者の前でも言えるのか? 2-1
>今回のブラックアウトは北電が一部の火力発電所に道内需要の多くを一極集中させていたということが原因です。つまり泊原発が稼働していなかったことが原因ではないわけです。
↑
これは猪野先生のおっしゃる通り。
透析患者の例を出すのは詭弁でしかない。
<青湘遊郎さんのコメント>
この件は、批判をする側も猪野さんが言う内容も、「どっちも正解」です。
↑
そうは思わない。「どっちもどっち」論でごまかしているように見える。
<ゆうじさんのコメント>
火力発電所の増強などというハコモノは左派が全力で非難してたでしょうに。実際、北海道の経済にはお荷物でしかないですよ。自民党は既存の泊を再稼働派。既存設備の利用なので追加負担は少ない。各陣営がこれだから、火力発電所の増強を主張してた人なんてほぼゼロだったでしょ?
↑
たしかに。
前記事のツイートリンク先と合わせて読んでみると、ゆうじさんの主張は納得性が高い。
あくまでリスクは一旦棚上げしての話しだが。
<参考コメント>
再読愚考:「まあ、そうだよね」<2019/06/26(06:40)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3626.html
<rotさんのコメント>
停電=原発必要論に持って行こうとするから論理がおかしくなり、議論にならないのだと思います。透析患者の前でも言えるのか、なんて問題のすり替えですね。
↑
rotさんの言いたいこともわかる。
北電には本当に原発が必要だったのか?
一極集中はどのような発電形態であれ、リスクがあるのでは?
そうだろうなあ。
(つづく)
↑
これは猪野先生のおっしゃる通り。
透析患者の例を出すのは詭弁でしかない。
<青湘遊郎さんのコメント>
この件は、批判をする側も猪野さんが言う内容も、「どっちも正解」です。
↑
そうは思わない。「どっちもどっち」論でごまかしているように見える。
<ゆうじさんのコメント>
火力発電所の増強などというハコモノは左派が全力で非難してたでしょうに。実際、北海道の経済にはお荷物でしかないですよ。自民党は既存の泊を再稼働派。既存設備の利用なので追加負担は少ない。各陣営がこれだから、火力発電所の増強を主張してた人なんてほぼゼロだったでしょ?
↑
たしかに。
前記事のツイートリンク先と合わせて読んでみると、ゆうじさんの主張は納得性が高い。
あくまでリスクは一旦棚上げしての話しだが。
<参考コメント>
再読愚考:「まあ、そうだよね」<2019/06/26(06:40)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3626.html
<rotさんのコメント>
停電=原発必要論に持って行こうとするから論理がおかしくなり、議論にならないのだと思います。透析患者の前でも言えるのか、なんて問題のすり替えですね。
↑
rotさんの言いたいこともわかる。
北電には本当に原発が必要だったのか?
一極集中はどのような発電形態であれ、リスクがあるのでは?
そうだろうなあ。
(つづく)
再読愚考:透析患者の前でも言えるのか? 2-2
<青湘遊郎さんのコメント>
私のこのエントリーのコメントにおける論旨は、
・猪野さんの言ってるようにブラックアウト防止は原発稼働だけが選択肢ではないこと
・透析患者にとっては「ブラックアウトそのものが問題」であること
・電気が止まることによって医療が受けられなくなる不安への理解を示せ、ということ
というものです。
↑
この言い方ならわかる。
わたしが「ごまかしている」、rotさんが「皮肉」と受け取っているところを見ると、青湘遊郎さんはよくよく人から誤解を受ける書き方をしているようだ。
<NANAさんのコメント>
(青湘遊郎さんに対して)「私は透析患者の前で「ブラックアウトしてよかった」とは言えないなあ」という書き込みは「皮肉」に聞こえてしまいます。猪野さんが言ってもいないこと(「ブラックアウトしてよかった」)を持ち出し揶揄している点で。
(rotさんに対して)揚水発電所の存在が「復旧が速かった一つの要因」というのはミスリードなコメントかと思います。
↑
するどい。
再読愚考シリーズは過去記事・コメントを順次読んでいく企画だが、NANAさんのコメントはこれが最初のように思える。
たいへんクレーバーな人だ。
<NANAさんのコメント>
揚水式発電所(揚水ダム)は原発とセットであり、原発と関係なく作られたものはないと言えるでしょう。
先の投稿で私が指摘したかったことは、今回のブラックアウト発生で危機管理能力、責任を問う声が向けられている北電が、これまで十分な保守点検を維持せず長年半ば放置状態にしていた水力発電設備が数多くある中でその緊急な再稼働を迫られているという点です。そういった状況下でのトラブル発生の可能性、つまりこれから先、水力発電による電力供給が安定的に維持できるのかということへの懸念です。
↑
確かにこれはある。
<秋風亭さんのコメント>
透析患者の話を、〈需給バランスによって成立している電力システム〉というテーブルにのせれば、発電所の緊急停止等により、ブラックアウトでなくとも強制停電が発生する可能性があることは当然のことで、ナンセンスだということがわかる。
↑
その通り。
rotさん、NANAさん、秋風亭さんのコメントを並べてみると、青湘遊郎さんのコメントを「ごまかし」と感じたなごやんの感覚も間違ってはいないようだ。
【再読愚考:透析患者の前でも言えるのか?:完】
私のこのエントリーのコメントにおける論旨は、
・猪野さんの言ってるようにブラックアウト防止は原発稼働だけが選択肢ではないこと
・透析患者にとっては「ブラックアウトそのものが問題」であること
・電気が止まることによって医療が受けられなくなる不安への理解を示せ、ということ
というものです。
↑
この言い方ならわかる。
わたしが「ごまかしている」、rotさんが「皮肉」と受け取っているところを見ると、青湘遊郎さんはよくよく人から誤解を受ける書き方をしているようだ。
<NANAさんのコメント>
(青湘遊郎さんに対して)「私は透析患者の前で「ブラックアウトしてよかった」とは言えないなあ」という書き込みは「皮肉」に聞こえてしまいます。猪野さんが言ってもいないこと(「ブラックアウトしてよかった」)を持ち出し揶揄している点で。
(rotさんに対して)揚水発電所の存在が「復旧が速かった一つの要因」というのはミスリードなコメントかと思います。
↑
するどい。
再読愚考シリーズは過去記事・コメントを順次読んでいく企画だが、NANAさんのコメントはこれが最初のように思える。
たいへんクレーバーな人だ。
<NANAさんのコメント>
揚水式発電所(揚水ダム)は原発とセットであり、原発と関係なく作られたものはないと言えるでしょう。
先の投稿で私が指摘したかったことは、今回のブラックアウト発生で危機管理能力、責任を問う声が向けられている北電が、これまで十分な保守点検を維持せず長年半ば放置状態にしていた水力発電設備が数多くある中でその緊急な再稼働を迫られているという点です。そういった状況下でのトラブル発生の可能性、つまりこれから先、水力発電による電力供給が安定的に維持できるのかということへの懸念です。
↑
確かにこれはある。
<秋風亭さんのコメント>
透析患者の話を、〈需給バランスによって成立している電力システム〉というテーブルにのせれば、発電所の緊急停止等により、ブラックアウトでなくとも強制停電が発生する可能性があることは当然のことで、ナンセンスだということがわかる。
↑
その通り。
rotさん、NANAさん、秋風亭さんのコメントを並べてみると、青湘遊郎さんのコメントを「ごまかし」と感じたなごやんの感覚も間違ってはいないようだ。
【再読愚考:透析患者の前でも言えるのか?:完】
猪野先生に申し訳ない
青湘遊郎さんへ
あなたのコメントには全くツッコめない。
というのは、具体性に欠けた単なる「悪口」なので、これに応答すると「誹謗中傷」レベルになり、「批判」足りえない。
これでは、この場を提供いただいている猪野先生に申し訳ない。
あなたのコメントがすべて単なる「悪口」とは言わないので、今後、精進されることを期待する。
あなたのコメントには全くツッコめない。
というのは、具体性に欠けた単なる「悪口」なので、これに応答すると「誹謗中傷」レベルになり、「批判」足りえない。
これでは、この場を提供いただいている猪野先生に申し訳ない。
あなたのコメントがすべて単なる「悪口」とは言わないので、今後、精進されることを期待する。
No title
なごやんさん
青湘遊郎氏は、そういう人です。
青湘遊郎氏は、そういう人です。
No title
>「そういう人」ってどういう人なんですかね?
思い当たることが多すぎてわかりません。
それはそうだよね。青湘遊郎氏のような悪意しかない方は、ほかにはいませんから。
思い当たることが多すぎてわかりません。
それはそうだよね。青湘遊郎氏のような悪意しかない方は、ほかにはいませんから。
No title
批判と悪意は違いますよ。青湘遊郎氏は悪意なんですから。
検証委員会最終報告をざっくりと読むと・・・
>この言い方ならわかる。
果たしてこの3つの論旨でわかっていいのだろうか。これを「どっちも正解」論で読み込んでみたい。3つの論旨の中で「原発稼働だけが選択肢ではない」と1つ目で言いながら、2018/09/10(11:19)のコメントでは「泊原発の再稼働は最も有力な選択肢」とも言っており、これが「どっちも正解」論を構成している(ように見える)。
しかし「最も有力な選択肢」と言うのをみると、これを「正解」にしたい考えがありそうだ。「どっちも正解」にしたいなら、泊原発の再稼働を「最も有力な」とするのは過言。
ともあれ検証委員会最終報告(本文)(注1)57ページでは
引用開始----
大規模揚水発電機(京極発電所1、2号機)が2台運転可能な状態であれば、地震発生に伴う事象と同様の事象(苫東厚真発電所1サイト脱落、狩勝幹線他2線路の送電線事故(N-4)に伴う水力の停止等)が発生しても、ブラックアウトに至らなかったと考えられる。また、大規模揚水発電機(京極発電所1、2号機)が2台停止していても、狩勝幹線他2線路の送電線事故(N-4)に伴う水力の停止が発生しなかった場合は、ブラックアウトに至らなかったと考えられる
引用終わり----
とされた。負荷遮断量の制御など、需給バランス制御で対応する記述である。またその制御について石狩湾新港発電所や新北本連系設備の運転開始後については105ページにある。(なお、前者において現在では「北本連系設備・新北本連系設備で、十分なAFC余力を確保できていること」から京極発電所1、2号機が運転できる状態を前提に苫東厚真発電所運転という必要は無くなった(101ページ))
以降の文章にも泊原発再稼働の必要性について記述はない。(泊原発が再稼働後のシミュレーションはある。)またこの報告書は技術的検証であり、「経済性等を含む総合的な見地からの検討・検証」を別途必要との記述がされている(56ページ)。
今後は石狩湾新港発電所や新北本連系設備の運転開始、発電事業者が新規参入するなど、需給のバランスの変化に応じて負荷遮断量が再検証されることになるのだろう(99ページ~)。
なお、苫東厚真発電所に供給力が集中していたことについては「論点の一つ」とされ、需給変化を踏まえ「今後検討する必要がある」とされた(101ページ)。
さて、そもそも透析治療のことを考えるなら、ブラックアウトしていなくても停電したらダメなのだ。ブラックアウトと透析患者をリンクさせることに意味は無い。当然、停電を100%防ぐことは不可能。必要なのは停電時の自家発電システムである。
そして報告書同ページにても、「停電は許容するが運用によりブラックアウトは極力回避すべき」という指摘がされている。電力システムはそういうものだ(注2)。
さて、青湘遊郎さんはこれを読んで「ヒステリックに言い返して」いると思うかもしれない。それは過剰反応(過剰防衛)をする青湘遊郎さんの問題であり、それが頻繁になると日常生活においてプラスにはならないと思うが(心理学で言われるところの防衛機制が適度に作用すれば健全。)、私の関知することではない。
【注】
1. https://www.occto.or.jp/iinkai/hokkaido_kensho/hokkaidokensho_saishuhoukoku.html
2. http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3642.html#comment36833
2018/09/20(19:41) 「停電を忘れてしまった日本人」のコメント
果たしてこの3つの論旨でわかっていいのだろうか。これを「どっちも正解」論で読み込んでみたい。3つの論旨の中で「原発稼働だけが選択肢ではない」と1つ目で言いながら、2018/09/10(11:19)のコメントでは「泊原発の再稼働は最も有力な選択肢」とも言っており、これが「どっちも正解」論を構成している(ように見える)。
しかし「最も有力な選択肢」と言うのをみると、これを「正解」にしたい考えがありそうだ。「どっちも正解」にしたいなら、泊原発の再稼働を「最も有力な」とするのは過言。
ともあれ検証委員会最終報告(本文)(注1)57ページでは
引用開始----
大規模揚水発電機(京極発電所1、2号機)が2台運転可能な状態であれば、地震発生に伴う事象と同様の事象(苫東厚真発電所1サイト脱落、狩勝幹線他2線路の送電線事故(N-4)に伴う水力の停止等)が発生しても、ブラックアウトに至らなかったと考えられる。また、大規模揚水発電機(京極発電所1、2号機)が2台停止していても、狩勝幹線他2線路の送電線事故(N-4)に伴う水力の停止が発生しなかった場合は、ブラックアウトに至らなかったと考えられる
引用終わり----
とされた。負荷遮断量の制御など、需給バランス制御で対応する記述である。またその制御について石狩湾新港発電所や新北本連系設備の運転開始後については105ページにある。(なお、前者において現在では「北本連系設備・新北本連系設備で、十分なAFC余力を確保できていること」から京極発電所1、2号機が運転できる状態を前提に苫東厚真発電所運転という必要は無くなった(101ページ))
以降の文章にも泊原発再稼働の必要性について記述はない。(泊原発が再稼働後のシミュレーションはある。)またこの報告書は技術的検証であり、「経済性等を含む総合的な見地からの検討・検証」を別途必要との記述がされている(56ページ)。
今後は石狩湾新港発電所や新北本連系設備の運転開始、発電事業者が新規参入するなど、需給のバランスの変化に応じて負荷遮断量が再検証されることになるのだろう(99ページ~)。
なお、苫東厚真発電所に供給力が集中していたことについては「論点の一つ」とされ、需給変化を踏まえ「今後検討する必要がある」とされた(101ページ)。
さて、そもそも透析治療のことを考えるなら、ブラックアウトしていなくても停電したらダメなのだ。ブラックアウトと透析患者をリンクさせることに意味は無い。当然、停電を100%防ぐことは不可能。必要なのは停電時の自家発電システムである。
そして報告書同ページにても、「停電は許容するが運用によりブラックアウトは極力回避すべき」という指摘がされている。電力システムはそういうものだ(注2)。
さて、青湘遊郎さんはこれを読んで「ヒステリックに言い返して」いると思うかもしれない。それは過剰反応(過剰防衛)をする青湘遊郎さんの問題であり、それが頻繁になると日常生活においてプラスにはならないと思うが(心理学で言われるところの防衛機制が適度に作用すれば健全。)、私の関知することではない。
【注】
1. https://www.occto.or.jp/iinkai/hokkaido_kensho/hokkaidokensho_saishuhoukoku.html
2. http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3642.html#comment36833
2018/09/20(19:41) 「停電を忘れてしまった日本人」のコメント
分散化された電力システムへの期待
>私は原発はむしろ有力していません。
泊原発クラスの発電所が稼働したとしても、対処の仕方は同じ。需給バランス調整に失敗すればブラックアウトになる。ブラックアウト防止は大規模発電所が稼働すればという問題ではない。
なお苫東厚真の供給力の一部を他の発電所に分散させる意味はある。しかし、安全面はもちろん、発電方式ではなく供給能力の面から見ても、それが泊原発である「最も有力な」理由はない。
>これ、秋風亭さんの意見と報告書の意見は微妙に合っていないんですが・・・。
私の「停電したらダメ」と報告書の「停電は許容する」が合っていないと言いたいようだ。としたら、コメントの一部を切り取って相手を攻撃する悪意が出ている。それも極めて稚拙だ。
「停電したらダメ」、「停電を100%防ぐことは不可能」、だから、治療のためにはどうすべきかがすでに書いてある。
ここは「アホらしい」と言っておこう。
>猪野さんがエントリーのテーマにして意味を持たせてしまった以上、しょうがないでしょう。
3つの論旨を忘れているのだろうか。そこで「透析患者にとっては「ブラックアウトそのものが問題」であること」と書いている。これは青湘遊郎さんが透析患者対策をブラックアウト防止に直結させて思考しているから出てくるもの。だから「リンクさせることに意味は無い」と青湘遊郎さんに対して言っている。猪野さんのせいではない。この見苦しい転嫁は過剰防衛から来るものだろうか。
最後に報告書(本文)で今後の対策について提言がされている(127ページ)ことにふれたい。一部引用する。
引用開始----
①今回、我が国において初めてブラックアウトが発生したことは紛れもない現実であり、今後、我が国においてブラックアウトは発生し得るものとして、改めて検討する必要があること。
②様々な制度や対策については、技術的制約はもとより、経済的制約、社会的制約、歴史的制約、地域的制約等の様々な制約の下で制定・設定されてきたものであること。例えば、対策を講じることは技術的に可能なものについても、費用及び負担の在り方等も総合的に検討していく必要があること。
引用終わり----
技術的に予防対策できても現実的でない場合は事後対策が必要となる。またインフラの老朽化による事故という視点も必要だ。
再生可能エネルギーを含む多様な発電方式による分散化された電力システムがリスクの分散にも貢献するだろう。
泊原発クラスの発電所が稼働したとしても、対処の仕方は同じ。需給バランス調整に失敗すればブラックアウトになる。ブラックアウト防止は大規模発電所が稼働すればという問題ではない。
なお苫東厚真の供給力の一部を他の発電所に分散させる意味はある。しかし、安全面はもちろん、発電方式ではなく供給能力の面から見ても、それが泊原発である「最も有力な」理由はない。
>これ、秋風亭さんの意見と報告書の意見は微妙に合っていないんですが・・・。
私の「停電したらダメ」と報告書の「停電は許容する」が合っていないと言いたいようだ。としたら、コメントの一部を切り取って相手を攻撃する悪意が出ている。それも極めて稚拙だ。
「停電したらダメ」、「停電を100%防ぐことは不可能」、だから、治療のためにはどうすべきかがすでに書いてある。
ここは「アホらしい」と言っておこう。
>猪野さんがエントリーのテーマにして意味を持たせてしまった以上、しょうがないでしょう。
3つの論旨を忘れているのだろうか。そこで「透析患者にとっては「ブラックアウトそのものが問題」であること」と書いている。これは青湘遊郎さんが透析患者対策をブラックアウト防止に直結させて思考しているから出てくるもの。だから「リンクさせることに意味は無い」と青湘遊郎さんに対して言っている。猪野さんのせいではない。この見苦しい転嫁は過剰防衛から来るものだろうか。
最後に報告書(本文)で今後の対策について提言がされている(127ページ)ことにふれたい。一部引用する。
引用開始----
①今回、我が国において初めてブラックアウトが発生したことは紛れもない現実であり、今後、我が国においてブラックアウトは発生し得るものとして、改めて検討する必要があること。
②様々な制度や対策については、技術的制約はもとより、経済的制約、社会的制約、歴史的制約、地域的制約等の様々な制約の下で制定・設定されてきたものであること。例えば、対策を講じることは技術的に可能なものについても、費用及び負担の在り方等も総合的に検討していく必要があること。
引用終わり----
技術的に予防対策できても現実的でない場合は事後対策が必要となる。またインフラの老朽化による事故という視点も必要だ。
再生可能エネルギーを含む多様な発電方式による分散化された電力システムがリスクの分散にも貢献するだろう。
久しぶりに来てみたが
相変わらずのご様子でw
No title
>透析は電力会社が発電する電力に依存しているので、私個人はブラックアウト防止と透析を結び付ける意味を、むしろ完全否定してはいけないと思います。
>私はこれを読み込むことで論旨を変える必要があるかもしれません。
>秋風亭さんが提唱する持論が一般化すれば
青湘遊郎さんはおよそ現実離れした特異な思考の持ち主だ。だから希死念慮でも言語不通になるのだろう。
ブラックアウト防止と透析を結び付ける無意味さがわからないようでは報告書を読んでも意見が変わることはないだろう。なぜなら、そんなことは報告書を読まなくてもわかる話だからだ。透析治療とリンクさせ思考するべきはブラックアウトではなく、停電だ。
停電という枠の中にブラックアウトがある。現在の電力システムは停電の枠の一部までを許容している。だから停電は防げない。私の「持論が一般化すれば」などと考える方がどうかしている。巷の議論に関係なく病院の現場では停電時に何をすべきか各自考えるべきもの。また、国や自治体の施策として災害拠点病院の拡充も検討されるべきだろう。
>他のコメンテーターが抱かれる印象にお任せしましょう。
情けないのはここでも他人を利用する意識・感情だ。他人に転嫁したり、他人にすがったり、自分に都合よく他人を利用するとは・・・。
ともあれ青湘遊郎さんを応援する人は大勢いるのでそれで気が済むなら自由にすればよい。少なくともこのブログの中での話だが。
>何でココ、敢えて抜かすかな???
原発を有力視していないという主張に含まれているから省略した。どんな悪意があるというのだ。私は青湘遊郎さんの発言をベースに論じている。「泊原発の再稼働は最も有力な選択肢」と言ったのを忘れたのか。
「他の方式の発電所で発電規模が多く、当時「使える」と判断されている旨の意見が多かったら」という認識にもかかわらず、なぜ泊原発が「最も有力な選択肢」なのか。
なお私は発電方式を巡っての批判ではない。「需給バランス調整に失敗すればブラックアウトになる。」と述べており、大規模発電所が2つ稼働していればブラックアウトは防止できただろうという話ではない。たとえ分散化が一部できたとしても需給バランス調整失敗というリスクはぬぐえない。そのリスクを様々にシミュレーションされた検証作業結果が報告書にある。専門用語が出てくるが概要はつかめる。熟読してみることだ。需給バランス調整の意味が理解できるだろう。
>私はこれを読み込むことで論旨を変える必要があるかもしれません。
>秋風亭さんが提唱する持論が一般化すれば
青湘遊郎さんはおよそ現実離れした特異な思考の持ち主だ。だから希死念慮でも言語不通になるのだろう。
ブラックアウト防止と透析を結び付ける無意味さがわからないようでは報告書を読んでも意見が変わることはないだろう。なぜなら、そんなことは報告書を読まなくてもわかる話だからだ。透析治療とリンクさせ思考するべきはブラックアウトではなく、停電だ。
停電という枠の中にブラックアウトがある。現在の電力システムは停電の枠の一部までを許容している。だから停電は防げない。私の「持論が一般化すれば」などと考える方がどうかしている。巷の議論に関係なく病院の現場では停電時に何をすべきか各自考えるべきもの。また、国や自治体の施策として災害拠点病院の拡充も検討されるべきだろう。
>他のコメンテーターが抱かれる印象にお任せしましょう。
情けないのはここでも他人を利用する意識・感情だ。他人に転嫁したり、他人にすがったり、自分に都合よく他人を利用するとは・・・。
ともあれ青湘遊郎さんを応援する人は大勢いるのでそれで気が済むなら自由にすればよい。少なくともこのブログの中での話だが。
>何でココ、敢えて抜かすかな???
原発を有力視していないという主張に含まれているから省略した。どんな悪意があるというのだ。私は青湘遊郎さんの発言をベースに論じている。「泊原発の再稼働は最も有力な選択肢」と言ったのを忘れたのか。
「他の方式の発電所で発電規模が多く、当時「使える」と判断されている旨の意見が多かったら」という認識にもかかわらず、なぜ泊原発が「最も有力な選択肢」なのか。
なお私は発電方式を巡っての批判ではない。「需給バランス調整に失敗すればブラックアウトになる。」と述べており、大規模発電所が2つ稼働していればブラックアウトは防止できただろうという話ではない。たとえ分散化が一部できたとしても需給バランス調整失敗というリスクはぬぐえない。そのリスクを様々にシミュレーションされた検証作業結果が報告書にある。専門用語が出てくるが概要はつかめる。熟読してみることだ。需給バランス調整の意味が理解できるだろう。
防災意識を考える 2-1
災害拠点病院は自家発電設備を備えているが、燃料確保が3日未満の病院が総数736件のうち114件ある。災害拠点病院の自覚はあるのだろうか。
非常用電源の点検も怠っている病院もあり、本来は消防などが指導すべきだが、それも十分ではなかったようだ。
関係者はもっと危機感を持ってほしい。
〔参考〕
1. 2018年度補正予算・2019年度予算で「災害拠点病院等の電源・水確保」費用を補助
https://www.medwatch.jp/?p=24222
2. 非常用電源6割点検せず
http://soarise-m.co.jp/Loadtest/nhk-kansainewsweb/
非常用電源の点検も怠っている病院もあり、本来は消防などが指導すべきだが、それも十分ではなかったようだ。
関係者はもっと危機感を持ってほしい。
〔参考〕
1. 2018年度補正予算・2019年度予算で「災害拠点病院等の電源・水確保」費用を補助
https://www.medwatch.jp/?p=24222
2. 非常用電源6割点検せず
http://soarise-m.co.jp/Loadtest/nhk-kansainewsweb/
防災意識を考える 2-2
災害拠点病院は72時間の自家発電運転を指定している。その間に停電地区で部分的に復旧が進む。72時間が近づけば燃料確保、無理なら重篤な患者から治療可能な病院へ移送とならざるを得ないだろう。自家発電のない病院は当初から重篤患者の移送にせざるを得ない。停電に限らず、予期せぬ事故で移送しなければならないこともある。昨年の大阪北部地震では、国立循環器病研究センターの貯水タンクが地震で壊れ、透析患者など62人を別の病院に転院させた(注)。減災対策として、それがスムーズに進むようマネージメントが必要かもしれない。
72時間のなかで、病院はどうすべきか。或いはそれ以降どうすべきか。こちらに病院における「事業継続計画(BCP:business continuity plan)」がわかるサイトがある。
https://www.ajha.or.jp/guide/15.html
この事業を行うにあたり、燃料がなくて自家発電できないでは話にならない。BCP策定は一般企業にも求められるが法的な義務付けはない。しかし人の命と向き合う病院は策定して欲しい。
【注】
http://soarise-m.co.jp/Loadtest/nhk-kansainewsweb/
〔参考〕
被災地で相次いだ病院の電源喪失 BCP策定はわずか7・1%
https://www.sankei.com/west/news/180717/wst1807170011-n1.html
72時間のなかで、病院はどうすべきか。或いはそれ以降どうすべきか。こちらに病院における「事業継続計画(BCP:business continuity plan)」がわかるサイトがある。
https://www.ajha.or.jp/guide/15.html
この事業を行うにあたり、燃料がなくて自家発電できないでは話にならない。BCP策定は一般企業にも求められるが法的な義務付けはない。しかし人の命と向き合う病院は策定して欲しい。
【注】
http://soarise-m.co.jp/Loadtest/nhk-kansainewsweb/
〔参考〕
被災地で相次いだ病院の電源喪失 BCP策定はわずか7・1%
https://www.sankei.com/west/news/180717/wst1807170011-n1.html
今後増えるかもしれない停電
昨年の台風24号では中部電力管内で延べ119万戸が停電した(201810/2発表)。静岡では1日未明に70万戸以上が停電したが、4日午後7時、約5420戸がまだ停電していた(注1)。また最大瞬間風速25m/s超の暴風で停電が発生したという(注2)。
このように地震はもちろん、落雷、土砂崩れや大型台風などの災害により停電は想定しておくべきもの。
もちろん、自家発電設置について民間などは予算がない病院も多いだろう。一定規模以上の病院に対しては国が予算措置をすべきだろう。
なお、自家発電の燃料も、災害時に買い出しに行って買える保証はない。常に備えておくべきものだ。
【注】
1. https://mainichi.jp/articles/20181004/k00/00m/040/054000c
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00m/040/079000c
2. https://weathernews.jp/s/topics/201810/030005/
このように地震はもちろん、落雷、土砂崩れや大型台風などの災害により停電は想定しておくべきもの。
もちろん、自家発電設置について民間などは予算がない病院も多いだろう。一定規模以上の病院に対しては国が予算措置をすべきだろう。
なお、自家発電の燃料も、災害時に買い出しに行って買える保証はない。常に備えておくべきものだ。
【注】
1. https://mainichi.jp/articles/20181004/k00/00m/040/054000c
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00m/040/079000c
2. https://weathernews.jp/s/topics/201810/030005/
原発いらん
泊原発にはブラックアウト当時、使用済み核燃料が1527体あったという。それが外部電源喪失により、非常DGによって自家発電をして、冷却をした。燃料は7日分あったという。道と周辺四町村は北海道電から連絡を受けたが、住民には告知しなかった。はるか宇宙空間を飛ぶ北朝鮮のミサイルでもJアラートが鳴るのに、これはどうしたことだろう。
9時間半ほどで外部電源が復旧したようだが、送電系統やその他の設備に致命的問題が無かったから大事に至らなかったのだろう。不幸中の幸いだった。
ともあれ、役所の危機管理とはそういうものなので、それなら自衛するしかない。「原子力規制委員会 緊急時情報ホームページ」で情報を把握し、各自が判断するしかないのだろう。ちなみに外部電源喪失でも表題は「異常なし」の文字がある。
こんな原発は廃炉にしてもらいたい。
〔参考〕
北海道地震、泊原発外部電源喪失 4町村、住民に周知せず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091402000151.html
原子力規制委員会 緊急時情報ホームページ
https://kinkyu.nsr.go.jp/joho/index.html
9時間半ほどで外部電源が復旧したようだが、送電系統やその他の設備に致命的問題が無かったから大事に至らなかったのだろう。不幸中の幸いだった。
ともあれ、役所の危機管理とはそういうものなので、それなら自衛するしかない。「原子力規制委員会 緊急時情報ホームページ」で情報を把握し、各自が判断するしかないのだろう。ちなみに外部電源喪失でも表題は「異常なし」の文字がある。
こんな原発は廃炉にしてもらいたい。
〔参考〕
北海道地震、泊原発外部電源喪失 4町村、住民に周知せず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091402000151.html
原子力規制委員会 緊急時情報ホームページ
https://kinkyu.nsr.go.jp/joho/index.html