コメント
>私にはとてもまねはできません。多くの人たちにできないことを自ら率先して行動を起こすことは勇気がいるだけでなく、実際にも生命を落としかねない危険があり、実際に命を落としたジャーナリストも大勢いることを考えれば勇気というだけでは言い表せないものがあります。
記事全体の主旨には理解出来ますが、
常日頃、
人や物事を美化したり、英雄視することに批判的か慎重な猪野様が、
安田氏を手放しで称賛、美化・英雄視するような内容に違和感を覚えました。
もちろん、人物の評価には人それぞれ意見がありますけども。
記事全体の主旨には理解出来ますが、
常日頃、
人や物事を美化したり、英雄視することに批判的か慎重な猪野様が、
安田氏を手放しで称賛、美化・英雄視するような内容に違和感を覚えました。
もちろん、人物の評価には人それぞれ意見がありますけども。
No title
どなたかの漫画で
教師「(もし自分が紛争地域の国民だったら)この国の実態を広く世界に知らせて欲しい人!」
(みんな手をあげる)
だからジャーナリストが危険な地域に行って取材することは大切なことなんだ
というのがあって、なるほどと思いました。
ただ、今の日本(?)においては
>こうしてもたらされる情報こそが私たち民主主義社会を成り立たせている基礎になるものだからです。
情報とは取捨選択するもので、寧ろ害のある情報など必要ない。自らが何が必要か選ぶことが大切だ、とか
フェイクニュースに騙されない、とか
今は海外よりも日本国内をどげんかせんといかんとき、とか
そういう流れが主流になっているし、ググれば全て解決する。なんなら海外のサイトを見ればいい(けど実際は日本語訳されたサイトに頼るんだろうな)となってしまっていて、ジャーナリストの価値をそれほど意識できないのではないかと危惧するね。
寧ろ日本においてだけかもしれないけれど、情報が与えられてもそれを民主主義に活用はできないんじゃないかな(潜在的な国民性なのかどうかは議論しないけど)。
教師「(もし自分が紛争地域の国民だったら)この国の実態を広く世界に知らせて欲しい人!」
(みんな手をあげる)
だからジャーナリストが危険な地域に行って取材することは大切なことなんだ
というのがあって、なるほどと思いました。
ただ、今の日本(?)においては
>こうしてもたらされる情報こそが私たち民主主義社会を成り立たせている基礎になるものだからです。
情報とは取捨選択するもので、寧ろ害のある情報など必要ない。自らが何が必要か選ぶことが大切だ、とか
フェイクニュースに騙されない、とか
今は海外よりも日本国内をどげんかせんといかんとき、とか
そういう流れが主流になっているし、ググれば全て解決する。なんなら海外のサイトを見ればいい(けど実際は日本語訳されたサイトに頼るんだろうな)となってしまっていて、ジャーナリストの価値をそれほど意識できないのではないかと危惧するね。
寧ろ日本においてだけかもしれないけれど、情報が与えられてもそれを民主主義に活用はできないんじゃないかな(潜在的な国民性なのかどうかは議論しないけど)。
No title
> だからこそ官製報道ではなく、直接、真実(実態)を伝えてくれるジャーナリストの勇気ある行動が必要なのです。
その程度の勇気は、途上国に駐在する技術者なら誰もが持っているもので、それゆえ技術立国日本は世界中から称賛されているのです。
そもそも、安田氏は、出国の際に「危険地帯に赴く」とは認識していませんでした。「危険だなどというのは安倍政権のデマ」だとも言ったそうで。
勇気ある行動とは、危険地帯と認識し、万全の準備のうえで赴くことです。それが一流の仕事です。
きちんとリスク管理出来ているジャーナリストを称賛すべきで、
安田氏を必要以上に称賛するのは、ジャーナリストの質に対して誤解を招きかねず有害です。
その程度の勇気は、途上国に駐在する技術者なら誰もが持っているもので、それゆえ技術立国日本は世界中から称賛されているのです。
そもそも、安田氏は、出国の際に「危険地帯に赴く」とは認識していませんでした。「危険だなどというのは安倍政権のデマ」だとも言ったそうで。
勇気ある行動とは、危険地帯と認識し、万全の準備のうえで赴くことです。それが一流の仕事です。
きちんとリスク管理出来ているジャーナリストを称賛すべきで、
安田氏を必要以上に称賛するのは、ジャーナリストの質に対して誤解を招きかねず有害です。
No title
2点コメントします。
1 安田氏の件に関する単純な「自己責任論」や「英雄視」はいずれも考察が表層的で違和感を覚えます。
安田氏について論じる場合、「ジャーナリストとしての使命感」というファクターが過度に強調される傾向にあるため見えにくいかもしれませんが、要するに彼は「危険な場所に行って市場価値のあるモノ(情報)を取ってきて、それを売ることで対価を得ている」訳であり、その点では例えば遠洋漁業の漁師さんと本質的な違いはありません。(注)
そのため、本件拘束・解放について論じる際に考慮すべき重要な点の1つは、安田氏が、プロとして「活動場所等の危険度を可能な限り正確に把握し、危険回避のための周到な準備・対応をし(てい)たか」ということです。
安田氏のとった危険回避行動等の詳細が全て判明している訳ではないので現時点で確定的な評価はできませんが、彼は拘束・解放されるのが今回で5回目との由。1回、2回ならまだしも、さすがに5回目ともなると、「彼は、毎回、毎回、危険回避には十二分に配意していたが、5回全て不可抗力により拘束された」と好意的に評価するのは常識的に考えてなかなか難しく(ご本人も「凡ミス」発言をしていた。)、したがって、安田純平なる人物は、プロとしての安全面への配慮・対応(や「学習能力」)が不十分な、「ジャーナリストとして未熟」である可能性が極めて高いと思います。
そして、安田氏の言うとおり「紛争地に入る存在は必要」でしょうが、だからといって、安田氏が紛争地に入るのが適切かといえば、そこは大いに疑問ありです。
(注)漁で遭難した漁師さんが「大時化で危ないとは思ったが、美味しい魚をたくさん獲るため危険を顧みなかった」などと言っても、誰も彼を英雄視しないのと同様に、シリア情報等を取るためであっても安全面の配慮・対応が不十分であれば、当該取材活動を肯定的に評価するのは間違っています。
また、前述の「使命感」について言えば、漁師さんの場合も、単にお金儲けだけでなく「消費者に美味しい魚をたくさん食べさせてあげたい」という使命感を持って仕事をしているとも言える訳で、安田氏と漁師さんの「使命感」に優劣をつけることはできず、したがって使命感を理由に「未熟さ」を不問にしてもいけません。
2 安田氏解放のため多額の身代金が支払われたとの話があるところ、テロ組織等にとって、未熟なジャーナリストがたくさんシリア等へ取材に来てくれれば、それだけ資金(身代金)獲得のチャンスが増えることになります。
1 安田氏の件に関する単純な「自己責任論」や「英雄視」はいずれも考察が表層的で違和感を覚えます。
安田氏について論じる場合、「ジャーナリストとしての使命感」というファクターが過度に強調される傾向にあるため見えにくいかもしれませんが、要するに彼は「危険な場所に行って市場価値のあるモノ(情報)を取ってきて、それを売ることで対価を得ている」訳であり、その点では例えば遠洋漁業の漁師さんと本質的な違いはありません。(注)
そのため、本件拘束・解放について論じる際に考慮すべき重要な点の1つは、安田氏が、プロとして「活動場所等の危険度を可能な限り正確に把握し、危険回避のための周到な準備・対応をし(てい)たか」ということです。
安田氏のとった危険回避行動等の詳細が全て判明している訳ではないので現時点で確定的な評価はできませんが、彼は拘束・解放されるのが今回で5回目との由。1回、2回ならまだしも、さすがに5回目ともなると、「彼は、毎回、毎回、危険回避には十二分に配意していたが、5回全て不可抗力により拘束された」と好意的に評価するのは常識的に考えてなかなか難しく(ご本人も「凡ミス」発言をしていた。)、したがって、安田純平なる人物は、プロとしての安全面への配慮・対応(や「学習能力」)が不十分な、「ジャーナリストとして未熟」である可能性が極めて高いと思います。
そして、安田氏の言うとおり「紛争地に入る存在は必要」でしょうが、だからといって、安田氏が紛争地に入るのが適切かといえば、そこは大いに疑問ありです。
(注)漁で遭難した漁師さんが「大時化で危ないとは思ったが、美味しい魚をたくさん獲るため危険を顧みなかった」などと言っても、誰も彼を英雄視しないのと同様に、シリア情報等を取るためであっても安全面の配慮・対応が不十分であれば、当該取材活動を肯定的に評価するのは間違っています。
また、前述の「使命感」について言えば、漁師さんの場合も、単にお金儲けだけでなく「消費者に美味しい魚をたくさん食べさせてあげたい」という使命感を持って仕事をしているとも言える訳で、安田氏と漁師さんの「使命感」に優劣をつけることはできず、したがって使命感を理由に「未熟さ」を不問にしてもいけません。
2 安田氏解放のため多額の身代金が支払われたとの話があるところ、テロ組織等にとって、未熟なジャーナリストがたくさんシリア等へ取材に来てくれれば、それだけ資金(身代金)獲得のチャンスが増えることになります。