「脊髄反射的反応」イメージ政治とは 共産党をターゲットに論じるのは筋が違う
- 2019/03/28
- 20:15
統一地方選挙も始まりましたが、各政党にとっても自分の党の支持をどのように広げるのかは大きな課題です。
そのような中で、この記事を目にしました。
「日本共産党の「TikTok」アカウント開設と脊髄反射的反応によるイメージ政治招来の懸念」(ブロゴス)
西田亮介氏の記事ですが、非常に違和感がありました。
共産党が、「TikTok」アカウント開設ということですが、西田氏は、共産党がイメージチェンジのためにこうした手段を用いていることを題材に、しかも最終的このように結びます。
「SNS利用に伴う短文での政治コミュニケーションは議論を深めるよりも、断片化や分断化に貢献しているように見受けられる。InstagramやTikTokといった非テキスト系SNSの政治利用が活発化していく先も、脊髄反射的反応を基軸にする政治であるなら問題だ。
理性的な利用や市民の公共性に資するような利活用が可能か、もし課題が大きいのであれば、規制の必要性も排除できない。最近は沈静化したが、憲法改正の国民投票における国民投票運動での利活用も当然ありうる。」
規制とは法的に禁止してしまうという意味だと思うのですが、本当に規制してしまうんですか。どうやって?
規制する対象とそうでないものの区別が明確にできるんですか。
何よりも共産党が手法を用いたことを念頭にこうした議論を展開することには非常に違和感があります。
これまで体制側は、日本共産党はソ連や中国の手先だとか、怖い組織だとか、明らかに事実に反するイメージだけで追い落とそうとしてきた歴史があります。美濃部が当選したら都庁に赤旗が立つとかね。
戦前は端的に「アカ」。
体制側は、とにかくイメージだけで自分たちの失政批判をかわそうとしてきたことが大きな問題でした。
このようにイメージだけで思考停止状態になるのはインターネットの出現自体の問題ではありません。
インターネットの世界だけを前提にした西田氏の意見は、はっきりずれていますし、肝心要のこれまでの体制側が行ってきたイメージ選挙を批判するならともかく、共産党を持ち出しての批判では、二重にずれています。

しかも9条改憲問題では、既にデタラメなイメージが振りまかれています。
自衛隊員の子がお父さんは憲法違反なの、とか、中国や北朝鮮の脅威を煽るとか、今回の改憲問題では全く関係がない、論点ずらしのイメージで改憲の賛同を得ようとするずるいやり方が取られています。
西田氏がそうした姿勢を批判するならともかく、ただ一般論として「脊髄反射的反応を基軸にする政治であるなら問題」と言うのは全くずれています。
今井絵理子氏が当選していることだけをとってみてもわかりそうなものなのですが。
「今井絵理子氏の当選は、やはり日本の民主主義の劣化の象徴だった」
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共産党が、「TikTok」アカウント開設ということですが、西田氏は、共産党がイメージチェンジのためにこうした手段を用いていることを題材に、しかも最終的このように結びます。
「SNS利用に伴う短文での政治コミュニケーションは議論を深めるよりも、断片化や分断化に貢献しているように見受けられる。InstagramやTikTokといった非テキスト系SNSの政治利用が活発化していく先も、脊髄反射的反応を基軸にする政治であるなら問題だ。
理性的な利用や市民の公共性に資するような利活用が可能か、もし課題が大きいのであれば、規制の必要性も排除できない。最近は沈静化したが、憲法改正の国民投票における国民投票運動での利活用も当然ありうる。」
規制とは法的に禁止してしまうという意味だと思うのですが、本当に規制してしまうんですか。どうやって?
規制する対象とそうでないものの区別が明確にできるんですか。
何よりも共産党が手法を用いたことを念頭にこうした議論を展開することには非常に違和感があります。
これまで体制側は、日本共産党はソ連や中国の手先だとか、怖い組織だとか、明らかに事実に反するイメージだけで追い落とそうとしてきた歴史があります。美濃部が当選したら都庁に赤旗が立つとかね。
戦前は端的に「アカ」。
体制側は、とにかくイメージだけで自分たちの失政批判をかわそうとしてきたことが大きな問題でした。
このようにイメージだけで思考停止状態になるのはインターネットの出現自体の問題ではありません。
インターネットの世界だけを前提にした西田氏の意見は、はっきりずれていますし、肝心要のこれまでの体制側が行ってきたイメージ選挙を批判するならともかく、共産党を持ち出しての批判では、二重にずれています。

しかも9条改憲問題では、既にデタラメなイメージが振りまかれています。
自衛隊員の子がお父さんは憲法違反なの、とか、中国や北朝鮮の脅威を煽るとか、今回の改憲問題では全く関係がない、論点ずらしのイメージで改憲の賛同を得ようとするずるいやり方が取られています。
西田氏がそうした姿勢を批判するならともかく、ただ一般論として「脊髄反射的反応を基軸にする政治であるなら問題」と言うのは全くずれています。
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