やっぱり安倍総理のご意向が絶対 安倍・麻生「忖度」道路の真実 安倍4選という悪夢を見ているのは自民党議員だよね

　先般、忖度発言で副大臣を辞任した塚田一郎氏ですが、このほど国交省がそのときのやり取りを記した文書を開示しました。あるんですね、こうした文書として記録されているのは素晴らしい。すべて最初から隠さずに出しましょうね。
「自民幹部が「総理、副総理」＝塚田氏の面会記録公表－国交省」（時事通信2019年4月8日）
「国交省は８日、塚田氏が昨年１２月に自民党の吉田博美参院幹事長から要望を受けた際の面会記録を公表した。吉田氏は「総理、副総理」と言及しつつ、事業の早期実現を要望。安倍晋三首相らの地元事業であることを暗に強調したとも受け取れる内容だとして、野党側は反発している。」

「「『総理、副総理』と言うとやりにくいだろう…」国交省が塚田氏の会談記録メール、衆院に提出」（毎日新聞2019年4月8日）
「報道陣退出後に「『総理、副総理』と言うと国交省もやりにくいだろう。公明党、野党で協力して進める」と発言している。塚田氏は「地元の調査結果を受け止め、前向きに検討していきたい」などと応じた。」

　総理のご意向を暗に示すではなく、はっきりと露骨なんですね。しかも報道陣がいなくなった後だというのですから、「お前、わかっているよな」という声がここまでも聞こえてきました。
　こうなると塚田氏は「忖度」と本当のことを言っただけではないですか。事実に反する部分がどこにあるのかということです。
　要は、本当のことを言ってしまったから更迭されたのですね。

　これも「忖度」しろよ、ということの１つです。
　安倍氏に迷惑を掛けたら、どうなるのかわかっているんだろうなということです。脅しですよ。
　これも安倍政権が長期政権に安倍氏の独特の個性が加わってしまったことが原因です。
　安倍氏に逆らったりしたら干されますからね。
「当事者でもないのに国交省に「忖度」はないと強弁する人たち　長期政権だから、に加えて安倍政権だから歪む行政」

　この安倍氏が3選だけでは飽き足らず4選まで狙っているのではないかという噂がありますが、自民党議員であれば、そうした事態に陥ることも念頭においた上で行動しないと、本当に安倍氏が「4選」ともなれば冷や飯食わされるのは目に見えています。だから、誰もが黙りになってしまう最低の状態になります。ますます権力である安倍氏に追従していくという構図。悪夢だよね。
　日産に君臨していたカルロス・ゴーン氏がすべてを牛耳っていて、誰も何も言えなくなってしまった構図と全く同じ。自分のために会社のカネを湯水のように使っていましたが、安倍氏も国家財政をアベノミクスと称して安倍自民党の支持をつなぎ止めるためにジャブジャブ使っています。
　安倍政権の腐敗が進んでいるのもよくわかります。誰もが安倍氏のご意向を忖度しようと躍起です。





　石破茂氏が安倍批判のトーンを上げていますが、党内では冷ややかという雰囲気があるとか。
「安倍首相批判強める石破茂氏　“党内野党化”でさらなる孤立も」（夕刊フジ2019年4月5日）

　以前の自民党だったら当たり前の党内の批判だったのに、自民党がその程度の批判も受け入れる度量もない状態は、ますます日本を閉塞的な社会においやっていくでしょう。
　どこもかしこも忖度社会になってしまいそう。


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