コメント
大きな野望なし
二・二六事件で日本陸軍は政治権力を握ろうとクーデターを企てたと日本史教科書に書かれていますが、兵力で3倍の陸軍が海軍と予算同額という貧困に喘いでいました。当時貧困に喘いでいたのは、東北の第一次産業従事者だけではありませんでした。兵隊に給料を払ったら食事代が限られ、海軍に比べて美味しいものを食べられませんでした。陸軍と海軍予算が同額なのはおかしいと麻布の3連隊をけしかけてクーデター実行、裕仁天皇陛下が激怒されたため、3連隊幹部をトカゲのしっぽにして幕引きを図りました。当時の陸軍に陸軍大将が絶対権力を持つ政治にする気はさらさらなく、人数に合わせた予算を下さいと言いたかっただけです。税収が上がらず大赤字の朝鮮総督府は、総督の多くが総理大臣OBであるため予算要求を現職総理大臣でも削れず、本国の交付金が無くても裕福な台湾総督府と比べると勝ち組負け組がはっきりしていました。「朝鮮は植民地負け組、台湾は勝ち組」と真実を突きつけると、あちらの人は発狂します。
陸軍の貧困はずっと続き東京都硫黄島には、鉄筋コンクリート製海軍トーチカとスクラップ飛行機をリサイクルした陸軍トーチカという70年前の格差社会遺跡が残っています。
陸軍の貧困はずっと続き東京都硫黄島には、鉄筋コンクリート製海軍トーチカとスクラップ飛行機をリサイクルした陸軍トーチカという70年前の格差社会遺跡が残っています。
No title
語り継ぐことの難しさよ……
Simon_Sin氏「『特攻隊員が可愛そうだから無駄死にではなかったことにしよう』てことにすると『じゃあまたやろうぜ』って事になっちゃう」
https://togetter.com/li/1390250
「終戦記念日?わからへん」「嫌な気持ちになるから番組を見たくない」戦争を知らない若者たちにメディアが語り継ぐためには
https://blogos.com/article/398242/
Simon_Sin氏「『特攻隊員が可愛そうだから無駄死にではなかったことにしよう』てことにすると『じゃあまたやろうぜ』って事になっちゃう」
https://togetter.com/li/1390250
「終戦記念日?わからへん」「嫌な気持ちになるから番組を見たくない」戦争を知らない若者たちにメディアが語り継ぐためには
https://blogos.com/article/398242/
No title
昨日、朝日小学生新聞のサマースクールに、子供を連れて行ってきました。
はだしのゲン関連の書籍も販売されていましたが、子供達に人気がなかったです。本当に、伝えていくことは難しいことです。おりにふれて朝日小学生新聞では戦争についてニュートラルな立場で報じてくれているのですが、少し押しが強くなると子供に敬遠される感じがあります。
ちなみに、雅子皇后は子供時代に朝日小学生新聞の読者でいらっしゃったそうです。
我が家では俳句の本2冊、旅行記的な地理の本を1冊、合計5000円近く購入し、スーパーボールつかみ取りを5回もさせて頂きました。
はだしのゲン関連の書籍も販売されていましたが、子供達に人気がなかったです。本当に、伝えていくことは難しいことです。おりにふれて朝日小学生新聞では戦争についてニュートラルな立場で報じてくれているのですが、少し押しが強くなると子供に敬遠される感じがあります。
ちなみに、雅子皇后は子供時代に朝日小学生新聞の読者でいらっしゃったそうです。
我が家では俳句の本2冊、旅行記的な地理の本を1冊、合計5000円近く購入し、スーパーボールつかみ取りを5回もさせて頂きました。
戦争マンガについて
<弁護士さんのコメント>
はだしのゲン関連の書籍も販売されていましたが、子供達に人気がなかったです。本当に、伝えていくことは難しいことです。
↑
ウーン。
いまの子供にはだしのゲンはきついんじゃないか。
イヤ、名作であることは認める。
だが、あの画風は今風とはとてもいえない。
水木しげるの戦争マンガも同様。
あえて今、受け入れやすい作品と言えば「この世界の片隅に」だろうか。
ただ、青年向けなので小学生には難しいかもしれない。
淡々と戦争のもっている真実を伝えるマンガがもっとあってもよいのにと個人的には思う。
<参考記事>
(時事小言)原爆投下と慰安婦像 見たくない過去、語ろう 藤原帰一(朝日8/21)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14147851.html?rm=150
<参考コメント>
覧古考新:「はだしのゲン」を偲ぶ<2017/12/28(18:24)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1018.html
はだしのゲン関連の書籍も販売されていましたが、子供達に人気がなかったです。本当に、伝えていくことは難しいことです。
↑
ウーン。
いまの子供にはだしのゲンはきついんじゃないか。
イヤ、名作であることは認める。
だが、あの画風は今風とはとてもいえない。
水木しげるの戦争マンガも同様。
あえて今、受け入れやすい作品と言えば「この世界の片隅に」だろうか。
ただ、青年向けなので小学生には難しいかもしれない。
淡々と戦争のもっている真実を伝えるマンガがもっとあってもよいのにと個人的には思う。
<参考記事>
(時事小言)原爆投下と慰安婦像 見たくない過去、語ろう 藤原帰一(朝日8/21)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14147851.html?rm=150
<参考コメント>
覧古考新:「はだしのゲン」を偲ぶ<2017/12/28(18:24)>
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1018.html
再読愚考:遠すぎた橋
8月の定番ともいえる戦争に関する記事。
戦争については、最近だが、NHK-BSで昔観た「遠すぎた橋」を鑑賞した。
「遠すぎた橋」は連合軍によるマーケット・ガーデン作戦を描いた作品。
子どものころは単によくある戦争映画、アクション映画として楽しんでいたのだが、いま再度観ると別の点も見えるようになっていた。
たとえば、敗走するドイツ軍にその場には不似合いな若い女性が混じっている。
これはコラボラシオン(対独戦争協力者)。
また、自由ポーランド軍の将校が「わたしはポーランドでは少数派でまぬけではない」と発言しているのは、エスニックジョークの定番(ポーランド人=まぬけ)がもとになっている。
あと、そもそもこの作戦がパットン将軍に対抗心を燃やす、モントゴメリー元帥が無理コジに進めたこととか、「クリスマスまでにベルリンに到着するため」といった欲目とか、米英独ともに自分に不利な情報は耳目に入らず、希望的観測が先に立っていたこととか、いろいろなことが見えてくる。
後知恵だからわかる面が多いのだろう。
渦中にいる人間には目の前の火の粉を払うだけで精いっぱい。
わたしにいま言えることは、そもそもこういった戦争という状況自体を招かないようにすることが一番重要なのだと思う。
<参考サイト>
遠すぎた橋
https://eiga.com/movie/47183/
戦争については、最近だが、NHK-BSで昔観た「遠すぎた橋」を鑑賞した。
「遠すぎた橋」は連合軍によるマーケット・ガーデン作戦を描いた作品。
子どものころは単によくある戦争映画、アクション映画として楽しんでいたのだが、いま再度観ると別の点も見えるようになっていた。
たとえば、敗走するドイツ軍にその場には不似合いな若い女性が混じっている。
これはコラボラシオン(対独戦争協力者)。
また、自由ポーランド軍の将校が「わたしはポーランドでは少数派でまぬけではない」と発言しているのは、エスニックジョークの定番(ポーランド人=まぬけ)がもとになっている。
あと、そもそもこの作戦がパットン将軍に対抗心を燃やす、モントゴメリー元帥が無理コジに進めたこととか、「クリスマスまでにベルリンに到着するため」といった欲目とか、米英独ともに自分に不利な情報は耳目に入らず、希望的観測が先に立っていたこととか、いろいろなことが見えてくる。
後知恵だからわかる面が多いのだろう。
渦中にいる人間には目の前の火の粉を払うだけで精いっぱい。
わたしにいま言えることは、そもそもこういった戦争という状況自体を招かないようにすることが一番重要なのだと思う。
<参考サイト>
遠すぎた橋
https://eiga.com/movie/47183/
戦争花嫁
BS1スペシャル「戦争花嫁たちのアメリカ」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3016050/index.html
↑
昨日、録画してあったこのドキュメンタリーを観た。
戦後、米兵と結婚し渡米した日本人花嫁の足跡を追った作品。
前後編各50分に分かれた大作だが、その前編の最後、年老いた日本人女性が、夫の墓を見舞うシーンがある。
十字架の描かれたキリスト教式の墓石を前に、その婦人は「南無妙法蓮華経」とお題目を何度も唱えていた。
「なるほど、SGI会員か」
戦争花嫁の中に創価学会員が多く存在し、アメリカへの広宣流布の先駆けになったことはよく知られている。
慣れないアメリカでの生活、人種差別、日本の家族とは絶縁状態、そして在米の日系人社会からも冷たい視線を浴びる中で、彼女たちが創価学会の信仰により頼んで慰められていたことは想像に難くない。
この日本から渡来した信仰はその後、面白い変遷を重ねる。
50年代の黒人解放運動の中で「あいつら(白人)の宗教=キリスト教」から脱却しようとする動きが黒人の間で起こり、一部の人々がイスラム教への改宗を図った。
ところが、こういったブラックムスリム運動の過激さに馴染めなかった一部の黒人が、より穏健な仏教、具体的には創価学会に引き寄せられてしまった。
こういった人々にはミュージシャン、芸術関係者が多く、キリスト教やイスラム教の反同性愛のスタンスに反発していたとも言われている。
今では米国には35万人以上のSGI会員がおり、ティナ・タナーのような世界的なアーティストや民主党のハンク・ジョンソン氏のような下院議員も排出している。
わたしはそもそも宗教畑なので、こういった方面に想像を馳せてしまう。
猪野先生なら、その後の戦争花嫁(米人GI+現地人女性)のあり方、韓国系・ベトナム系・フィリピン系女性の人権に焦点をあてるかもしれない。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3016050/index.html
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昨日、録画してあったこのドキュメンタリーを観た。
戦後、米兵と結婚し渡米した日本人花嫁の足跡を追った作品。
前後編各50分に分かれた大作だが、その前編の最後、年老いた日本人女性が、夫の墓を見舞うシーンがある。
十字架の描かれたキリスト教式の墓石を前に、その婦人は「南無妙法蓮華経」とお題目を何度も唱えていた。
「なるほど、SGI会員か」
戦争花嫁の中に創価学会員が多く存在し、アメリカへの広宣流布の先駆けになったことはよく知られている。
慣れないアメリカでの生活、人種差別、日本の家族とは絶縁状態、そして在米の日系人社会からも冷たい視線を浴びる中で、彼女たちが創価学会の信仰により頼んで慰められていたことは想像に難くない。
この日本から渡来した信仰はその後、面白い変遷を重ねる。
50年代の黒人解放運動の中で「あいつら(白人)の宗教=キリスト教」から脱却しようとする動きが黒人の間で起こり、一部の人々がイスラム教への改宗を図った。
ところが、こういったブラックムスリム運動の過激さに馴染めなかった一部の黒人が、より穏健な仏教、具体的には創価学会に引き寄せられてしまった。
こういった人々にはミュージシャン、芸術関係者が多く、キリスト教やイスラム教の反同性愛のスタンスに反発していたとも言われている。
今では米国には35万人以上のSGI会員がおり、ティナ・タナーのような世界的なアーティストや民主党のハンク・ジョンソン氏のような下院議員も排出している。
わたしはそもそも宗教畑なので、こういった方面に想像を馳せてしまう。
猪野先生なら、その後の戦争花嫁(米人GI+現地人女性)のあり方、韓国系・ベトナム系・フィリピン系女性の人権に焦点をあてるかもしれない。