大阪府でもいよいよコロナ感染拡大が無視し得ない状態となり、大阪府吉村洋文知事が国に緊急事態宣言を大阪府にも出すよう要請しています。
これまで種々のパフォーマンスで支持率を確保してきた吉村知事ですが、第三波になると歯切れも悪く、どうにもならないところまで来ました。
もちろん、その一番の責任は菅内閣にあるのですが。
ところで、その際の記者関係でのやり取りが物議を醸しています。
「
吉村知事 6日に大阪で560人感染「ガラスの天井を突き抜けた」…緊急宣言要請決める」(デイリー2020年1月8日)
「記者から「いつ発令要請にと考えが変わったのか?」と聞かれた吉村生地は「一つは560名の、一挙にガラスの天井が突き抜けた瞬間と、それが次の日も600名を超えると報告を受けたこと。もう一つは東京で2400人を超えると報道があった時」と大阪で初の500人超となった6日、東京で初の2000人台となった7日(2447人)の数字で緊急事態宣言を発令すべきと思ったことを明かした。」
これに対する批判の代表がこれでしょうか。
それ以外にもいくつもあるようです。
2021年1月7日撮影 「ガラスの天井」の意味を検索すると、ウィキペディアでは、
ガラスの天井(ガラスのてんじょう、英語: glass ceiling)とは、資質又は成果にかかわらずマイノリティ及び女性の組織内での昇進を妨げる見えないが打ち破れない障壁である。
当初は、企業や組織、政治の世界などにおける女性のキャリアを阻む障壁のメタファーであったが、現在は男女を問わずマイノリティの地位向上を阻む壁としても用いられるようになった。
と意味づけています。
確かにこのような意味合いとは吉村氏が用いた「ガラスの天井」とは意味が違うでしょうね。
しかし、この誤用問題を叩くという姿勢には、正直、共感しなくなりました。
ネット上で盛り上がっているだけだからです。
それに誤用と言っても、この場合、吉村氏が何故、「ガラスの天井」という言葉を用いたのかにもよりますが、そうした意味合いがあるということと決して対立するような用い方ではなく(つまり自分が「ガラスの天井」と例えただけ)、それにも関わらず、「お前はこの意味を知らんのか!」という物言いは、私はどうにも共感しません、というか共感しなくなりました。
昨今、ツイッターの社会的位置づけが変わったということも言われていますが、検察庁法の定年延長のときには大きな力を発揮したとも言われていますし、トランプ大統領にとっては支持者を扇動する最大のツールでした。
とはいえ、やはり限定的な社会の一部でしかありません。特にトランプ氏のツイートが意味を持ったのは狂信的な支持層ばかりでした。
ネットの中で吉村叩きで盛り上がったとしても、それはネット外での共感を生み出すものにはなり得ないという現実があります。
共感が得られないどころか、特殊な層という評価にしかなり得ないのではないか、そうなると共感が得られないどころか、反発さえ買うのではないだろうか、そのように思います。
「
安倍総理の「訂正でんでん」から考える 嘲笑しても政治は動かない」
吉村知事に性差別に関して問題があるのであれば、誤用問題と絡めず、主張すべきでしょう。
ところで、私自身も過去のブログでの表現方法に反省なしというわけにはいきません。
私自身にもこれまで紆余曲折がありました。
まだまだ発展途上のブログです。お読み頂いている方々には感謝申し上げます。
今後とも末永くお読み頂ければと思います。
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