この記事には心底、驚きました。
「
高校で“保護者”が剣道部員の挨拶に激高か…2人に防具つけさせ面や胴何度も踏みつけ 柔道部見学で学校に」(富山テレビ2021年7月13日)
この保護者が「叱責」を始めてもそばにいた顧問は制止もしなかったというのですから、顧問としての適性はありません。即刻、顧問を退くのは当然です。
そこにいた生徒たちは、何故、そこまでされなければならないのか、全く理解できなかったでしょう。
教師としての信頼を失墜させました。自ら体罰を行っていたことに準じた処分が不可欠です。
それにしても富山県教育委員会は緊張感がまるで感じられません。
対応はこれだそうです。
「県教育委員会は全ての県立高校に、来校者に対するチェック体制を強化することを文書で通知し、万全の体制を整え、再発防止に努めたいとしています。」(前掲富山テレビ)
来校者に対するチェック体制とはいったい何のことでしょう。その日は保護者であろうと来校を認める日ではなかったということなのかもしれませんが、いずれにせよ、全くずれています。
2021年7月13日撮影 ところでこの保護者がやったことはあまりにひどいものです。
「保護者は「暴力ではなく、武道の指導だった」と話していて、女子部員1人が恐怖のため過呼吸になったことから、「やりすぎた」とも話しているということです。」(前掲富山テレビ)
「やりすぎた」などというのは反省がゼロ。やっていることは犯罪そのものであり、刑事責任が問われて然るべき案件です。
実情からいえば、その保護者の子もその高校に在籍していることから、当事者としても刑事事件にはしにくかったのではないかと推察されます。
それにしてもその子ももう学校に行けなくなってしまうのではありませんか。
この保護者(親)は最低の人間ですし、親としての適性もありません。
それにしてもこの剣道とかやっている人たちってこんな感じなのでしょうか。
銃剣道などの武道が必修化されて大分、立ちますが、未だにこんなことがまかり通っていたということに凍り付く思いです。
銃剣道などは礼儀を学ぶんだ、みたいな低レベルのことを言っていた人たちもいました。
「
体育会系の発想に問題 高校生が語る本音?」
こんな暴力行為を行っているのは一部の人たちだけだ、なんて言っているようでは終わりです。体質なんですから。
日本のスポーツ界はどうにも上下関係を前提にしたいびつな構造があります。
こうした構造にどっぷり浸かってしまっている人たちが少なからずいるのが実情で、体罰禁止というだけでは効果はあがるはずもありません。現場の意識が最低だからです。
ブログランキングに登録しています。
クリックをお願いいたします。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
- 関連記事
-
スポンサーサイト