菅政権の酒取引停止要請が愚策は効果がないものに飛びついたこと リバウンドのひどさは夜の繁華街にあり

　非常事態宣言の東京都では1日の感染者が1000人を超えました。しかもものすごいスピードで。
「東京1149人、最速リバウンド　五輪前に襲うデルタ株」（朝日新聞2021年7月14日）
　リバウンドがひどすぎ。
　その原因は夜の繁華街と考えられています。
「感染者数が急増したのはデルタ株の流行に加え、いっこうに減らない夜の繁華街での人出が要因とみられる。小池百合子知事は9日の定例会見で「（夜の繁華街に）かなり多くの方が出ておられる。路上でバーを開いているような方などもある」と危機感を示した。政府は12日、東京に4度目の緊急事態宣言を出したが、休業要請を守らない居酒屋が相次いでいる。」

　これが原因であることは明らかでしょう。中には根拠を示せと言っているような人たちもいますが、単なる言いがかりです。
　ところが菅政権の愚策は、酒取引停止要請という愚策に走ったことです。
　とにかく酒にターゲットを当てたことは良かったし、これ抜きに感染対策はあり得ません。
　しかし、休業要請に従わないからといって酒取引停止要請ではあまりに愚策に過ぎます。要請であればどちらも従うはずもありません。
　菅政権の焦りがひどすぎます。
「酒類の取引停止の依頼は菅政権の焦りの表れ　安倍政権でも結果は同じ」


2021年6月26日撮影



　そして撤回、その責任はすべて西村大臣への押しつけです。
「酒取引停止、世論反発で撤回　「西村氏の責任」で幕引き図る政府」（毎日新聞2021年7月14日）

　余計に悪化させてしまいました。
　何よりも酒類提供がダメなんだということに対して、提供する側に余計な口実を与えてしまいました。この愚策のリバウンドは最悪の形で表れるでしょう。
　もはや酒飲みが堂々と飲み歩く事態を招いたことは菅政権が原因です。もはや求心力もなくなってしまった菅政権であり、酒飲みの行動を暴走させています。

　これで東京オリンピックですか。最悪です。



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