新型コロナの感染拡大 都市封鎖に意味はありません。飛沫感染防止の徹底がないのが原因

　新型コロナの感染拡大が収まりません。連日の過去最高を更新しています。
「全国感染者１万２２４８人　４日連続最多」（日テレ2021年7月31日）
「ＮＮＮのまとめによりますと、全国の新型コロナウイルスの新たな感染者は、３１日午後６時３０分までに１万２２４８人確認されました。３０日の１万７４３人を上回り、４日連続で過去最多を更新しています。」

厚労省統計

2021年7月31日22時15分時点のもの

　感染力が強くなったデルタ株の登場によってこうなるということも予想し得たことですが、結局、菅政権の対応は後手後手のまま、いよいよ東京オリンピックというお祭りに突入してしまったため、取り返しのつかないところまで来てしまいました。
　マスコミの報道にも緊張感がなくなってきたのも事実だと思います。
「そろそろマスコミもオリンピック報道からコロナによる医療崩壊報道に切り替えては如何？」（早川忠孝さん）

　路上での飲酒がひどい状況になっているのに黙認状態です。
「“宣言”直前にも“路上飲み”　散乱、泥酔、半裸・・・」(ANN2021年7月12日)

　緊張感を欠く中でますます拡大していく新型コロナですが、対策として都市封鎖などという声もありますが、それは違うでしょう。
「都市封鎖法制を求める声も　「人頼み」の日本モデルに限界」（産経新聞2021年7月30日）
「感染力の強い変異株と国民の「宣言疲れ」があいまって、感染拡大に歯止めがかからない。対策の行き詰まりが明らかになる中、個々人の行動制限に強制力を持たせるロックダウン（都市封鎖）など、法改正の必要性を訴える意見も強まっている。」

　中国や欧米のようなやり方で防げるとは思えません。特に欧米では失敗しています。
　憲法上の問題もあるロックダウンを敢えて行っても効果が出ないのは、単純に人の往来だけが原因ではないからです。
　ラッシュがそのまま感染拡大の原因になるのであれば昨年も同様のことになっているはずです（大分、「テレワーク」にはなっていましたが。裁判所も一律、期日を取り消していました）。
　一部、国民の協力がえら得ない状況が問題なのです。飲酒して馬鹿騒ぎをしている人たちです。
　求められているのはこの特定の層に対する対策です。
「ＪＲ北海道から列車内での飲酒についての回答が来ました　これでは列車での移動はコロナ感染の可能性があることになります」

　大阪市の松井市長は支持する余地など全くないのだけれど、これは心情としてわかります。
「大阪市　8月予定の中学校の修学旅行を実施へ　全ての生徒にPCR検査　宿泊先にも検査への協力求める」（関テレ2021年7月30日）
　中には行けない生徒も出てくるかもしれないのですが、そもそも一律、全部、中止みたいにやってしまい、小学1年生の入学式まで中止してしまったのは本当に非道なこと（中止の必要がなかったということも含め）でした。
　東京オリンピックを開催しておいて子どもたちにはダメなんて誰が納得できますか。
　それに子どもたちは酒は飲みませんから。
　引率する教員も当然、職務中だから飲酒しないだろうし（隠れて飲むなんてしないでください）、旅館も他の泊まり客についても宴会場での飲酒というサービス提供もやめて（今、こんなことをやっているホテルや旅館があるとも思えませんが）、修学旅行の実現に協力して欲しいです。
　アホな大人たちの犠牲を負わせてはなりません。


ブログランキングに登録しています。
クリックをお願いいたします。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ