ロシアを批判しないのか！ って結局、ネトウヨレベルなんだよね 即時停戦を実現することこそ重要なこと

　私は、この間、ロシアによる核兵器の使用、核戦争の可能性を述べ、ロシア・ウクライナ戦争の即時停戦を主張してきました。
　特に米国・NATOは即時停戦に動くべきだし、日本こそその即時停戦のために動くべき、それが私がブログで意見を述べている目的です。
　特に日本国内では、何故か「ロシア＝悪」だけで思考が停止しています。野党もれいわ新撰組以外は同じような立ち位置です。
　これでは即時停戦など実現しません。

　すると、このような意見を述べるとどこでもそうなんでしょうが、ロシアを批判しないのかという声が出てきます。
　今回、ロシアは国内で動員令を出しました。反対する人たちの身柄拘束もしました。ウクライナ側への投降を厳罰化することも表明されました（もう法案は通ったのかな）。
　ひどい人権蹂躙状況です。

　まずロシアを批判しろ
　それをしないのはロシアに味方したいからだろ

　しかし、こんな批判してどうなるのですか。
　ロシア国内での人権蹂躙状況を日本国内で批判して何の意味があるのか本当に不思議です。
　私からみるとロシア批判なんて全く意味不明なんですね。
　むしろその思考方法って、明らかに間違っているでしょう。
　ただただネトウヨレベルの中ロをこき下ろして自己満足するネトウヨでしょう。
　昔からこのブログでもそうですが「米国は批判するくせに中国は批判しないのか」という具合のものは寄せられていましたが、結局、それってネトウヨレベルなんですよ。
　ロシアに味方したいんだろという批判も同様で、結局、「ロシア＝悪」の思考以上の思考が全くできないもので、心底、うんざりさせられるんです。

　これは核超大国のロシアとどのように対峙するのかという問題です。
　危ういながらもどのように平和を維持していくのかという問題です。
　極論すれば経済制裁で問題が解決（ロシアの撤兵）するのであれば国内でロシアを批判し、国内では経済制裁に協力すること、自分の生活が苦しくても我慢すること、ロシアからの輸入が途絶えても文句言わないこと、で通用します。
　しかし、そんなことで解決の見通しはつかなかったし、最初から見えていたことでもあるんです。
　むしろ核戦争の危険の方が現実味があったとうことですよ。


2022年9月24日撮影

　今、自分の立場でできることは日本国内に向けて、米国・NATOがやっていることは正義でも何でもない、ウクライナも一緒だという現実を主張していくこと。
　それを煽る行為が核戦争、第三次世界大戦につながりかねないことをきちんと理解してもらうこと。さらには日本政府こそが米国・NATO側に対し、即時停戦を働きかけなければならない立場にあり、それができる立場であることを日本国民にも知ってもらうこと、即時停戦のためにはそれが一番、重要なことです。

　日本は何故か同調傾向が顕著でげんなりさせられますが、世界各国は変わりつつあります。
「対ウクライナ軍事支援に影響も　共和党員の声」（産経新聞2022年9月28日）
「イタリア総選挙、右派が勝利宣言　初の女性首相誕生の公算大」（共同通信2022年9月26日）

　バイデン大統領は、ロシアに対する強行策を打ち出していますが（ロシアの核兵器使用に対する警告）、「弱腰」よりはましだろうということなんでしょうが、それ自体、米国国民に受け入れられる状況があるのかよくわかりません。結局、破滅の道はカネ儲けとは一番、縁遠いものですから。

　この東洋経済の記事は同感です。
「ロシア住民投票で急激に高まる｢核使用｣の現実味　もはやプーチン大統領による脅しだと侮れない」（亀山 陽司 : 著述家、元外交官）

　以前もそうでしたが、即時停戦に反対する人たちから解決策として言われたことは「ロシアがウクライナ領から撤兵すればあいい」というものなのですが、これを言われたとき、本当、啞然とさせられました。
　何だ、この思考って??
　本当に驚き。日本国内でロシア批判を口にしていればロシアは撤兵するのかっていう話でしょう。
　そして、何故、世界が一枚岩になれないのかという思考はないのでしょうか。
「「新たな冷戦の温床ならず」アフリカ連合議長、米露の綱引き批判か　国連演説」（産経新聞2022年9月21日）



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