首都高での急ブレーキは違法ではありませんか

　この首都高での玉突き事故ですが、もちろん非があるのはトラック運転手です。
「首都高で玉突き事故発生　思わず「危ねっ」原因は?」（FNN2022年9月28日）
「警視庁は、一番後ろのトラックの前方不注意によるものとみて捜査している。」

　しかし、これが事実であれば問題ですよね。
「映像を確認すると、一番前の車が、突然スピードを落としたように見える。
目撃した人によると、この車は、車線変更しようとして、急ブレーキを踏んでいたという。」




　その急ブレーキを運転していた自動車の運転手は怒っていたように見えたそうです。被害者という認識なんでしょうね。





　もちろん、前の自動車が急停車しても止まれるだけの車間を空けなければならないことになっています。だからトラック運転手は当然に違反。
　しかし、不要の急ブレーキも違法とされいます。
道路交通法24条
車両等の運転者は、危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その車両等を急に停止させ、又はその速度を急激に減ずることとなるような急ブレーキをかけてはならない。

　単に車線変更したいからでは危険を防止するためとは言えず、違法でしょう。

　ところで首都高（首都高速道路）は自動車専用道路というだけで高速道路ではないそうです。
　私は知りませんでした。普通、高速道路であれば最低速度が法定されており時速50キロ未満での走行は違反です。
　仮に高速道路であれば急ブレーキは最低速度違反にもなり得るわけですから、この点からも違法性は高くなります。
　この点、誤解している方は少なくないのではないでしょうか。

　いずれにしても自動車専用道路とはいえ、高速で走行している中で、しかも右レーンでの急ブレーキ（急減速）ですから極めて危険性の高い行為といえます。
　運転に適性はあるのでしょうか。


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