Colaboに対するバッシングへの足立康史議員の意外な発言 真っ当です

　いつもは非常に突出しているというか、物議を醸す発言をする足立康史議員ですが、この東京新聞に掲載されているコメントはとても真っ当なものです。正直、驚きました。

「Colaboへのバッシング、離婚後の共同親権…女性の人権問題について男性議員に聞いた」（東京新聞2023年3月8日）

　Colaboの問題は雑な会計処理とレベルの低い報告書、挑発的な代理人弁護士の発言にあるのであって、そこに公金横領のような次元の問題ではありませんでした。その後の東京都の監査でも結果、返還を求めなければならないものはないとして決着しています。
「AVは女性を性的虐待し娯楽にしている」という発言は真っ当な批判」

　ネット界の病理であるとにかく根拠のないままのバッシングですが、それを足立議員は見事なまでに批判されています。
「一連の騒動からは、気に入らない主張をする弱者を攻撃したいという狙いが透けて見える。自由な言論は保障されるべきだが、罪のない人への攻撃で福祉や女性政策が後退するのは看過できない。政治家には議論をまっとうなものに戻し、弱い人を守る責任がある。」

　抜粋ですが、ここまで言えるのは本当に素晴らしい。


2022年12月25日撮影


　この記事には離婚後の共同親権に反対する自民党議員の主張も掲載されています。
「「女性に従属や忍耐を強いるのは伝統の曲解」　自民・大岡敏孝氏」
「社会構造として、女性は男性より経済力や社会的地位が低いことが多く、育児で身動きが取れないこともある。地方議員時代に被害者側の相談を受けた経験から、外部への相談や避難のハードルは、女性側が圧倒的に高いことを痛感した。
　離婚後も父母がともに子の親権を持つ「共同親権」の導入が議論されているが、私は反対だ。一見、改革的で良さそうに思えるが、メリットがあるのは父母の関係が良好な場合に限られる。DV・虐待があるケースでは、離婚後も加害や支配が続くおそれがあり、自殺を考えるほど追い詰められる人も出るだろう。特定層のメリットの最大化より、リスクの最小化を重視した法整備をするべきだ。」

　こちらもとても真っ当な意見です。何故、右翼議員にはこうした常識が通じないのでしょうか。
　通じるはずもないですよね。「女性に従属や忍耐を強いる」のが右翼議員たちであり、それを制度的に担保するのが離婚後の共同親権制度なのですから。




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