明日からマスクの自由化？ それでも感染は続く中でどのような判断をすべきなのか

　政府方針によれば明日からマスクの着用は自由化です。個人の意思に任せるということですが、強制ではないにせよ、これまではマスクの着用が１つの指針でした。この指針をなくしてしまうとどうなるのか。
　未だコロナ感染者数は決して少なくありません。
　それなのにマスク解禁としてしまうのは時期尚早です。
　元々、政府はコロナ対策にカネを掛けたくないということから5類に引き下げるということが規定方針となっていました。
　しかし、それとマスク解禁をして良いかは別のはず。感染防止策自体の必要性は変わらないのですから。

　不安に思っている人たちも少なくないはず。
　四六時中、マスクをする必要がなかったというのはこれまでも同様ですが、解禁となると事情は変わってきます。
　本来、マスクすべき人たちがマスクもしない恐れが強くなるからです。
　これまでも飲酒などで大騒ぎをしたり、何ら慎重の行動も取らなかった人たちこそ緊張感がないからマスクなどしなくなります。


2023年1月1日撮影

　世論調査はこんな感じです。
「「マスク外す場面増やしたい」49％　「着用継続」上回る　世論調査」（毎日新聞2023年2月19日）
「「マスクを外す場面を増やしたい」との回答は49％で、「マスクの着用を続けたい」の44％を上回った。「マスクはしていない」も4％あった。」

　外す場面が増えるのは当然なのですが、問題なのはその「場面」の判断です。
　慎重な人とそうでない人の判断基準は全く異なります。
　継続したい人が44％はかなり高いし、外す場面を増やしたいという場合の判断でも幅がありますから、慎重に考えている人の方が多かったことは、私には安堵感がありました。
　問題のは全く問題意識のない、これまでも感染源になってしまっていた、なりかねない層の人たちがさっさとマスクをしなくなる、これが一番、恐れていることです。
　要は政府の解禁の号令が、こうした人たちのたがを緩めることなるのです。

　自己防衛しかないでしょうね。マスクを外している人との関係は考える、人の大勢いるようなところにはいかない、などです。もちろん換気も大事です。
　感染して馬鹿をみるのは自分ですから。



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