スイス金融クレディの破綻 これが弱肉強食、自己責任の資本主義

　スイスの金融クレディが経営破綻しましたが、それによって世界にも影響は拡がっているようです。
「青学陸上部の原監督、クレディ債全損で憤り「資本主義の根幹揺らぐ」」（朝日新聞2023年4月27日）
「クレディの劣後債で950億円損失　三菱UFJモルガン証券顧客ら」（朝日新聞2023年4月14日）

　今さら資本主義の根幹が揺らぐと言われても、これこそ今の日本だけでなく、米欧が絶賛してきたギャンブル資本主義ではありませんか。
　このギャンブル資本主義を支えるために累進課税強化も否定、年金基金の運用も「投資」によって賄うなどという馬鹿げた発想です。餌食にされるだけなのですが。
　自民党政権は、国民には副業の勧め、それが何故か株トレーダーのようなマネーゲームの推奨なんですから、ますますギャンブル経済性が強くなってきたのですが、何故、こんなのがいいんだろうといつも不思議に思います。


2023年4月23日撮影


　生産力に見合った生活しかできない、というのは常識だと思うのですが、そこに投資が加わると途端にギャンブルそのものの世界になります。
　この不安定な経済に右往左往させられるのが私たち国民です。こんなギャンブルに依存する経済が良いはずがありません。
　自民党政権が良いと思っている人たちが相対多数なんですが、こんなやり方で日本の将来があるなんて本気で思っているのでしょうか。決して自民党政権は私たちの生活を豊かにしようなんていう気はありません。
「企業の副業解禁が招くもの　成果給と終身雇用の廃止　労働者は生活できる賃上げを勝ち取ろう」

　物価高騰にも対処できず、何ともろい経済なんでしょう。
　こう言っては何ですが、西側諸国による経済封鎖によってロシア経済を破綻させる目論見は未だに成功していません。かえって欧州では物価高騰を招いているというお粗末さがあります。



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