ネット界の病理 他人をねたみ攻撃する人たちはあまりに病的 ネット依存の現代社会がもたらすコミュニケーションの低下

　少々ネタは古いですが、やはり自分の中でも大きな関心があります。
「「めった刺しにして殺す」インフルエンサー候補を襲った2万通の嫌がらせ　港区議・新藤加菜さんの戦い」（弁護士ドットコム）

　ネット界では有名な方だそうですが、選挙に立候補（当選）したことによって膨大な嫌がらせのメールなど。
「選挙期間中の候補者に対する暴力や暴言、誹謗中傷が相次いでいる。4月23日、東京・港区議選で当選した新藤加菜さん（29）もターゲットとなった一人だ。1週間で2万通もの嫌がらせメールが届き、中には殺害を予告するものもあった。」
「新藤さんのHPの問い合わせフォームから数秒、数分おきに数時間のうち数千件ものメールが届いた。内容は「ナイフでめった刺しにして殺す」など恐ろしい内容だった。しかも翌日も同じように夜間、数千件のメールが届くようになった。文面は毎日違うものだったが、同じ人物が書いたことが疑われる内容だった。」

　若い女性でありながらこれだけのことに耐えうるとは正直、驚きます。
　やっていることが酷いというレベルではなく当然の犯罪の域に達しているものですが、それにしてもこうしたネット界の病理はどうにもならないところまで来てしまったのでしょうか。
　こうした行動を取る者の精神は病んでいます。ネット界にしがみついているとどうしても病みがちですが、それは私自身も自重するところです。（笑）とか（呆）とかとになく他人を嘲笑するようなことはしてはいけないと思っています。
　しかし、油断すると表現がヒートアップしてしまうことはあります。
　ブログやらツイートやらに、鬱陶しいレベルの、しかも下品なものの場合、正直、カチンとくることもありました。そういう下品は人たちこそ病んでいるというのが現実です。人を嘲笑することでしか生きていけないような人たちなのですから。


2023年3月11日撮影

　それが「ナイフでめった刺しにして殺す」ということになるとかなり違ってきます。幸いにも私は嫌がらせはされても脅迫までされたことはありません。そして何よりも問題なのはそうしたものが野放しにされていることです。
　メールの場合には登録制もあり得るのかなとも考えたりすることもあります。
（不特定多数に向けた迷惑メールは心底、取り締まってもらいたい思います）

　ただ病んだ人たちはネット界でも居場所がなくなったとき、どのような行動に出るのか、考えただけでも恐ろしいものがあります。
　学校教育でもそうですが、コミュニケーション能力が過度に失われていくことの原因の１つにネットがあります。この現実を認めたがらない人たちが多いのが不思議です。
　便利なツールというだけであってそれ以上にコミュニケーション手段としては劣化だという現実を認めないということが将来に禍根を残すことになります。




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