小袋に入れていながら「ご自由に」がよくわかりません。店だけの問題ではなく、他の消費者にも跳ね返る

　未だにこのようなことが起きているのが不思議でなりません。
「牛丼店の紅ショウガ袋、両手にごっそりと…調味料「大量持ち帰り」は無料でもマナー違反？ それとも法律違反？」（弁護士ドットコム）

　わざわざ小袋に分けているのだから、１人１つまで。それを店の管理で行えば足りるではありませんか。
　弁当持ち帰りであれば小袋を１つ入れて渡す、それだけの話なのに、何故、「ご自由に」になるのか、やっていることの意味がわかりません。

　その店舗で食べる場合、好きなだけ取れるようにはなっていることが多く、そのバランスを考えてのことなのかもしれません。
　しかし、弁当にして持ち帰るときは味噌汁がつかないとか、差があることも少なくないし、店によっては容器代は別というところもあります。なので、店で食べる場合と同じにする必要など全くありません。


2023年8月13日撮影（鎌倉）


　今や店で食べるときですら、「ご自由に」が成り立たなくなっているような世の中です。常識が通用しなくなっているし、店舗内で食べるときですから小袋になったりすることもあるのですから、逆に言えば、店側が「ご自由に」すること自体がこうした行為を助長しているように見えます。
　このブログでは以前からたびたびご紹介していますが、定食のチェーン店で、野菜にドレッシングを丸々一本かけている若いお兄ちゃんがいました。背広姿だからサラリーマン？　見ているだけで不快でした。

　そんなことをしたら店の経営コストを押し上げるだけ、おいしいかどうかはともかく安く提供できなくなってしまいます。
　それは他の消費者にも跳ね返ります。
　小袋にしたら経費は上がります。それ自体が消費者にとってのマイナスでもあります。しかし、その方向に舵を切ったのであれば、それは徹底してもらいたいと思います。




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