いよいよ橋下維新の会代表が退場するときがきた、ついでに維新の会も
- 2014/02/19
- 13:16
大阪市長橋下氏は、大阪都構想が市議会に受け入れられなかったという理由で、市長職を辞職、出直し選挙に出るなどという場当たり的手法が批判の対象となりました。
先般、読売新聞の全国世論調査結果は興味深いです。
「大阪市出直し選「理解できぬ」63%…読売調査」(読売2014年2月17日)
読売新聞は、それに先立ち大阪市民にも世論調査を実施しています。
「橋下市長辞職「評価しない」6割…読売世論調査」(読売2014年2月5日)
出直し選に否定的な大きな理由は税金の無駄遣い。当たり前のことです。
大阪都構想がごときは、もし本当に必要であれば、じっくりと時間を掛ければ済む話です。
(必要ないですけれど)
ところで、橋下氏は、声高に大阪都構想に反対であれば選挙で自分を落とせばいいと主張しています。
しかし、そうであるならば、橋下氏は、大阪市の有権者とともに市議会の解散請求こそ求めるべきです。
かつて、減税日本の河村名古屋市長は、市議会解散請求署名を集める行動に出ました。
「河村たかし名古屋市長は何がしたい?」
その行動の是非はともかく自ら辞任せず、議会の解散を求めたということ自体は理屈が通っています。
しかし、橋下氏は、その行動には出ませんでした。市議会で維新の会が過半数を取れる見込みがないからだけでなく、法定署名数(約40万人分)を確保できる見込みが全くないからです。
前回の市議選挙は、ある意味では維新の会の全盛時代でした。そのときですら過半数を獲得することができず、公明党を抱き込んだのです。
それから退潮傾向に歯止めがかからず、橋下氏の求心力は、今回の大阪市長辞職という乱暴な行動でさらに低下することでしょう。
しかも、共産党も候補擁立を見送り、橋下氏の事実上の「無投票当選」が確定しました。橋下氏の思惑は空振りになりました。
しかし、実は維新の会の議員たちもほっとしたことでしょう。
今回の市長選挙では仮に対立候補が出れば批判票も多く出ることでしょうから、そうなるともはや橋下氏についていってもドロ船であり、早晩、橋下氏が維新の会をほっぽり出します。
維新の会の実情からは一票でも多ければ勝ちというわけにはいかないのです。
「橋下徹大阪市長が大阪都構想でまた「辞職」 悲壮感漂う維新の会」
大阪都構想に固執したことが橋下氏の政治生命を絶つことになりました。
維新の会が結いの党と一緒になるとかならないとか言われていますが、そのような延命策は意味がなく、早晩、消滅する存在です。
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「大阪市出直し選「理解できぬ」63%…読売調査」(読売2014年2月17日)
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出直し選に否定的な大きな理由は税金の無駄遣い。当たり前のことです。
大阪都構想がごときは、もし本当に必要であれば、じっくりと時間を掛ければ済む話です。
(必要ないですけれど)
ところで、橋下氏は、声高に大阪都構想に反対であれば選挙で自分を落とせばいいと主張しています。
しかし、そうであるならば、橋下氏は、大阪市の有権者とともに市議会の解散請求こそ求めるべきです。
かつて、減税日本の河村名古屋市長は、市議会解散請求署名を集める行動に出ました。
「河村たかし名古屋市長は何がしたい?」
その行動の是非はともかく自ら辞任せず、議会の解散を求めたということ自体は理屈が通っています。
しかし、橋下氏は、その行動には出ませんでした。市議会で維新の会が過半数を取れる見込みがないからだけでなく、法定署名数(約40万人分)を確保できる見込みが全くないからです。
前回の市議選挙は、ある意味では維新の会の全盛時代でした。そのときですら過半数を獲得することができず、公明党を抱き込んだのです。
それから退潮傾向に歯止めがかからず、橋下氏の求心力は、今回の大阪市長辞職という乱暴な行動でさらに低下することでしょう。
しかも、共産党も候補擁立を見送り、橋下氏の事実上の「無投票当選」が確定しました。橋下氏の思惑は空振りになりました。
しかし、実は維新の会の議員たちもほっとしたことでしょう。
今回の市長選挙では仮に対立候補が出れば批判票も多く出ることでしょうから、そうなるともはや橋下氏についていってもドロ船であり、早晩、橋下氏が維新の会をほっぽり出します。
維新の会の実情からは一票でも多ければ勝ちというわけにはいかないのです。
「橋下徹大阪市長が大阪都構想でまた「辞職」 悲壮感漂う維新の会」
大阪都構想に固執したことが橋下氏の政治生命を絶つことになりました。
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